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「超絶の夏」



 野菜の仕事はよい、と先週書いた。怨念がこもらなくて良い、という意味もあるのだが、「よい」とは言えやはり大変なことに変わりはない。確かに、いまのところうちのオクラはとても良い感じだ。休みのない仕事、を強いるオクラくんだが、オクラに合わせて収穫していくサイクルがよいのである。

 しかしながら、これは超絶ハードな毎日である。この頃は収穫に二時間かかる。うちでは、夕方収穫をすることが多い。朝ではないのか?という声も聞こえてきそうだが、朝は出荷で忙しい。超絶たる軟弱野菜である青シソの収穫調整に時間がかかるし、同じく葉もののモロヘイヤや空芯菜の収穫調整もある。お昼前後にファーマーズマーケット系数軒に野菜を持っていくためには、袋詰作業の時間は膨大なのだ。だから必然的に、野菜の宅急便出荷の時間の後がオクラの収穫時間となる。

 オクラの葉には虫が産卵する。葉を丸めて中に卵を生み、幼虫となる。あっという間に虫の卵だらけのオクラ畑になった、というか、収穫の始まった頃にはそうなりかけていたのだ。だから、丸まった葉を見つけてはその部分だけをちぎり取り、手のひらでくちゃっと握りしめて足元に捨てていく。幼虫が大きくなりだしていると、キュンとハーモニカのような音を立てて死んでしまう。いや、殺しているのだから残酷な人間であるが、僕たちのオクラ畑であるのでここは弱肉強食の世界だ。放っておけばあっという間に虫だらけになってしまう。

 オクラの実のちょうどよい大きさになったものを探しながらハサミで収穫してバケツに入れていくのだが、そのオクラの樹の成長具合をみながら、たいてい収穫した実の二つ下の葉を落としていく。オクラの樹の勢いを、剪定作業で調整するわけである。それと並行して、先に書いた葉の丸まったものを除去していく。葉の丸まったものは、一箇所あればたいていは数箇所に散らばっている。一匹の虫(蛾の幼虫だと思う)が一度に産卵を分けているのか、数匹が固まって近くに生むのか知らないが、多分前者ではないかな?

 こんな作業を70メートル往復して終わると2時間近く時間が経っている。大バケツに2杯のオクラが入っている。その頃には暗くなりかけている。長男がジュニアユースのサッカーの練習の休みの日には、そのまま少しシュート練習に付き合う。なければすぐに風呂に入り、この頃はビールを飲んでゆっくりする。そしてまた、収穫したオクラを小分けして袋詰にする作業をするのだ。配達のある日には、ビールを飲まずに、野菜を仕分けて配達に出かけるから、オクラの仕分けが終わるのは24時近くになることが多い。

 超絶の夏である。1年で一番収穫の忙しい時期だから仕方がないのだが、ここにコロナウィルスが加わっている。奇妙な夏である。娘たちもたやすく帰省できないし、息抜きに子供のサッカーの試合すら見に行くことができない。曲を作り、ギターを弾いて録音したいが、その時間は限られている。世の中の人も遊びに行けないので、家で食生活を楽しむのだろうか?今朝9時過ぎには、気温30℃を超えてきた。夏真っ盛りである。

2020年8月7日


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