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「自分と対峙して世の中に関わる その3」



 自分と対峙する、このことは自分に厳しくするということだけではない。できるだけのことをやったと実感した時に、自分を褒めることも必要だと思う。自己肯定感は、例えば平和のためには必要なのである。友達同士で、恋人同士で、家族で、夫婦で良い時間を過ごした時の幸福感は、生きていく上での残像となりうる。自分一人での時間にもそれは必要だ。

 誰にでも言えることだと思うけれど、自分というものは一人の時にこそ、どうにでも変化できるものだ。休日には自堕落を決め込む、ということもストレス解消や休息に充てることにつながる。本当はこれをやりたいが、寒くてあるいは暑くて億劫になるということもある。極端な話、自堕落をたくさん経験した人こそ、将来的に時間を無駄にしたくないという思いが出てくるかもしれない。それとは逆に、仕事をしていないと落ち着かなくなって、ついつい自分を責めてしまう人もいる。自分に対する世の中の眼と、自分に対する自分自身の経験的な眼、さらにそれに加えて良心というようなものが、常に自分自身を厳しくしているならば、同じ分だけ、頑張った分だけ、自分自身を褒めることも精神衛生上では必要になるのかもしれない。

 好きなことをやり続ける、そのことが前述のような自分自身をみつめることを必然とさせるのではないかと思う。好きなことはどんなことでもいい。それが本を読むことであれば、一生をかけて徹底的に本を読む人になる。そんな人は、機微のわかる、批評眼をもつ人になるかもしれない。ただ言えることは、好きなことは一生続けられることでなければいけないかもしれない。例えば、人を殺すことが好きな人がいたとしても、そんな人はすぐに逮捕されて人を殺すことができなくなってしまうだろう。好きなことを続ける、ということはやはり世の中の人とも少なからず関わることになるのである。

 「私は趣味で洋裁をしているけれど、自分自身の服ばかり作っているし、布や糸の注文もネットで済ますから、世の中の人とはあまり関わりがないわ」という人が存在したとする。僕は答えるだろう。「どんな生地が必要なのかはそれまでの経験から来ているはずなので、生地を選ぶ段階ですでに世の中と関わっていると思います。ミシンを使われていてミシンが故障した時に、ミシン屋さんが来訪されれば、ミシンの話、生地の話、糸の話などをされるでしょう。長く洋裁に関わり続けた知見を披露することになり、味わい深いミシン屋さんとの関わりがなされることでしょう」と。

 一点から世界を見つめる、それが好きなことをやり続けることの大きな意味になると思う。勇気を持って在野の石となることで、小さく大きく世界を見つめながら、ポジティブに生きることにつながると信じている。しかし、それを自分の子供に託す時、なかなか野原に石を放り出して見て見ぬふりをすることはできないな、と思う。当事者たる子供の方は、親の言葉なんて十中八九気にしていないだろう。後で振り返った時、一つか二つ覚えていてくれれば、親の役目は果たしたことになるだろうか?せいぜい今のうちに少しでも褒めて、脳天気に挫折を乗り越えてくれればラッキー、という手もあるね。

2021年1月31日


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