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「迷走の世の中だけど、春はやっぱりいい」



 暖かくなった。昼間は少し暖かすぎかもしれない。夕方からはしっかりと冷え込んでくるのは、春らしいところだ。畑の隅に、水溜がある。昔からのもので、大正時代からあったと思われる。そこに毎年、カラーが花を咲かせる。サトイモ科の花だ。以前は5月から6月にかけて咲いていた。ここのところ数年は4月頃から咲くようになった。そして、今年は3月中旬という早い時期に咲いてきた。人の経験的な季節感がおかしくなりそうだ。花にすれば、地球に合わせているだけなのだろうけれど…。

 あと十日ほどで、白内障の手術に入る。日帰りとは言え、一週間空けて片眼ずつ手術となると、仕事には大いに影響が出る。だから、野菜の種まきを集中的にこなし、春の農繁期は早めにやってきてしまった。さらに、次女が北海道から引っ越して帰ってくる。なんかここのところ数年の春は、嵐のように忙しい。去年も今年もコロナウィルスの制限付きの春であるところが、ことさらに拍車をかける。

 先週、週刊てーての語りを復活させると書いた。その第一弾を恐る恐るアップしてみた。先に書いたように、極上多忙の春の中でのことであるから、丁寧な修正をしないで手早くアップした。サイトにもブログにもフェイスブックにもまだ掲載していない。離れた子供達にどのくらいダメ出しされるかな?と思ったのだが、意外に反応は悪くないので、ちょっと拍子抜けしたような、背中を押してくれたような。 A

 pple製品狂の(あるいはデジタル製品のハイテク狂かもしれない)僕の兄貴には大いにダメ出しされた。小さな画面で見ると文章が見えない、語りと文字が合っていない、顔の一部が画面からはみ出して欠けている、など技術的なダメ出しがほとんどだった。語りの映像はあまり見かけないからいいかもしれない、というような肯定的な意見もあったくらいだ。

 一番意外だったのは、子供達がYouTubeの詳細に書き添えた僕のブログを見てくれたことである。三女などは、会社が休みだったようで、一日ブログを読んでいたという。その後、会社の先輩で、偶然僕の大学の同級生だったパテシエのおっちゃんと、僕のブログで盛り上がったというから、なんじゃこれ?の展開だ。

 僕が週刊てーてを書き始めた最初は、帰農して野菜を売り始めた1991年頃だと思う。2001年に親父が他界して、親父のMacが僕のところにやってきてからパソコンを使い始め、サイトを構築したのだった。ひらく農園のホームページには2001年の6月7日に書いたものからがアーカイブされている。2011年から同じものをブログにも掲載し始めた。それを見てくれたというわけだ。

 僕の本音は、子供達が40歳50歳の頃になって週刊てーてを読んでくれたのなら、少しは伝わるかな?というところで、まさか三女が二十歳で読んでくれるようになろうとは想定していなかった。子供には旅をさせるものですな。世の中が迷走しているこの春に、なんともほっこりと暖かな空気が流れて、連れ合いと二人で喜んでいる。

 

2021年3月19日


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