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「迷走の世の中だけど、春はやっぱりいい その2」



 疾風怒涛の忙しさである。白内障のためにレーシック手術を来週に予定している。右目と左目で2週間の安静を予想している。それまでにやっておかなければいけない仕事や銀行関係、家のことなどに加えて、確定申告も並行してやってきた。それらも大詰めである。確定申告も、あとはeTaxソフトウェアに記入して提出するだけ、という段階まで来た。

 野菜の種播きはだいたい一通り播き終えた。僕が寝ている間に、苗は大きくなってくれるだろう、という算段だ。時間が仕事を進めてくれる、という状態にできるだけ持って行きたかったのだ。ただ、あまりに一斉に野菜の種が芽を出してきたことで、復帰後の仕事量も半端でないことが予想される。できることしかできない、のだけどね。

 さらに並行して、ドイツの大学院で音楽を勉強している長女ともやりとりをしている。レベルの高い環境でやるには、それなりに苦悩が耐えないようだ。ただ、技術レベルはかなり上がったようだ。秋に、長女の一番教えを請いたい女性教授が、長女のいる大学に赴任した、という幸運の環境にいるのだが、その女性教授からはこんなことを言われたという。「あなたが普通に緊張せずに吹いたら、ドイツのオーケストラのオーディションの中では確実に上のほうにいるのだから…」と。その言葉は、長女にとって大きな自信になったようだ。だが、裏を返せば、そこを悩んでいるという。何百回と練習したような曲でも、オーディションになると緊張してしまうのだ。もちろん、女性教授をはじめとしたいろいろな方に教えを頂いているので、それらは確実に役に立っているのだが、自分の心を紐解くことも大事であるともがいているようなのだ。そういった心の具体性を、メッセージでやり取りすることがこの頃は多い。

 僕が11月から取り掛かった曲で、長女に吹いてもらうという試みもそろそろ実現段階に入った。去年「また吹いてくれよ」と長女に頼んで「いいよ、喜んで」と即答してくれていた。しかし、今やっている曲はクラシック音楽的な要素はほとんどない。頭の片隅で考えてはいたが、具体的なイメージはまだなかった。だいたい僕なんぞの曲に、一流を目指すような長女が吹いていいのかな?という臆病さがたまに出てくるのだ。でも、その心の話を頻繁にするようになって、長女に吹いてもらうメロディに具体性が自然と出てきた。一度メロディが出だすと、あとは止まらない。長女がドイツで、パソコンを使って録音する機材が届いた、と聞いてあわてた。来週には手術でパソコンに向かうことができなくなるので、確定申告をそっちのけにして、短い時間で書き上げ、譜面をネット上で送った。

 長女のパートは、最初はなくて少しずつ登場する。そして、エンディングのサビでは、ボーカルフレーズを後追いする形で繰り返し、サビが終わると今度は長女のフレーズにボーカルが後追いする。そして最後に長女のソロで終わる、という形だ。この曲は僕の連れ合いに捧げる曲で、だから長女にも吹いてほしかった。最初は、子供が親の真似をしてもうまくできない。そのあと、真似ができるようになる。最後のサビで対等になり、しまいには親をリードする、というメッセージを込めたのだ。さて、実現するかな?

 

2021年3月26日


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