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「夏らしい季節が戻りつつある?」



 線状降水帯という言葉を、頻繁に耳にするようになった。これは、解析技術が進歩しただけなのか?それとも、気候自体が特殊というか、経験のないものに変わってきたのだろうか?天気の予報技術も進歩したのだろうけれど、まったく当てにならない予報にちょくちょく出くわす。それほどに予想が難しい、ということかな?

 しかしながら、ここ数日、毎日のように夕立のような雨が降っている。夕立という言葉が死語になりそうなくらい、年々そのような天気は少なくなってきていた。それが今年は、線状降水帯が発生したら危険だという警戒の中で、案外普通の雷を伴った夕立が来ている。子供の頃に、お袋の実家である佐久間の山の中に、毎夏泊まりに行っていたのだが、山では必ずこの夕立のように突然雲が迫ってきて、土砂降りの雨になったものだった。山の天気は変わりやすいということを、子供心に刻まれたわけだ。現代においての線状降水帯とは違うものだったけれど…。

 熱海は伊豆山地区の土砂洪水は、人災の側面が多いらしいが、48時間で300ミリを超す雨量が、産業廃棄物等を押し流したということだろうか?こちらでは48時間で200ミリ程の雨だった。それとて、相当に多い雨量で、300ミリを降っていたなら、川の氾濫があっても不思議ではない。こちらの畑では、ズッキーニの花が雨でやられたくらいで、それは例年経験していることなので、さしたる精神的打撃はない。たまたま、高校の同級生の友人の娘さんが、この春から伊豆山地区の学校に赴任していたので、大いに心配した。災害救助の規制線ギリギリのところにアパートが建っていたので、アパートには近寄れないらしく、ホテル住まいでその場をしのいだそうだ。アパートを引っ越すことにしたが、精神的には参っていた様子らしく、災害現場近くでは、被害者だけでなく被害者をサポートする側の心配もしなくてはいけないのだと思う。この暑さと頻繁な雨では、救助する側も大変な苦労であることは想像に難くない。

 一方、こちらの畑では、もう真夏の戦いに入っている。かろうじて井戸水を出さないでここまで来られたのは、夕立のようなもののおかげである。それでも、例えば胡瓜の収穫には、バケツやジョロで水を運んで撒いてくる。キャベツ畑だった畝をそのまま利用して、苗を植え付けた胡瓜畑。毎年のことがだけれど貧弱な苗を植え付けた時には、こんなんで胡瓜が収穫できるのかいな?と誰が見てもそう思うに違いない。それが、時期が来たら、しっかりと地這胡瓜が採れ出す。今はもう最盛期で、まだ木灰しか追肥していない。あの200ミリの雨もしっかりとしのいできた。この暑さでは、周囲の草もまた保水に一役買ってくれる。

 地這胡瓜は、文字通り地を這わせる胡瓜で、かがんでの収穫となるから腰をやられやすい。この地這胡瓜の収穫のために、3日に2日程度は腹筋を鍛えている。胡瓜を収穫しながら「お前ら素晴らしい」などと会話している。胡瓜の蔓は大事にしないとね、などとつぶやいてもいる。夏に胡瓜があること、これだけでも素晴らしいことだ。

2021年7月16日


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