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「一つの目標を達成し次へ向かう その2」



 怒涛の勢いで、日々が過ぎていく。猛暑的とも言えるそのモヤッとした熱は、日々の忙しさに強烈な負荷をかける。ワクチン摂取1回目を終えても、僕の体調はすこぶる良い。それでもこの暴走したような熱は、体と心に十分な疲弊を与えるのである。そして、夜、1合の飲酒と食事の後、家事や夜なべ仕事をこなすともう疲れ果ててしまうのだ。

 夜の暑さは、特筆に値する。このところ暑くて、次女も四女も、長男の部屋でエアコンを掛けて寝ているくらいだ。次女は、この春に実家に戻ったので、座敷を次女の部屋として使っている。そのためにエアコンが設置されていない。ずっとその部屋で暮らすなら、また新しくエアコンを設置すればよいだろうが、その部屋を使用しそうなのはこの一年だけの予定だからである。来年春からは、長男がユースの寮に入るために家にいなくなる予定だ。四女もまた、就職先は決まっていないが、来年春には東京に行く予定なのだ。

 この古い明治末期に建てられた家は、平屋だが広大な天井裏がある。そこに太陽熱をたっぷりと受けた瓦を通して、熱が貯まる。それが開放されない造りであるから、夜中でもこの家は相当に暑いのである。よくぞ、二年前まで、今は亡き祖母の部屋と納屋の仕事場だけのエアコンで生活してきたものだ、と思う。13年前の長女が12歳、次女10歳、三女8歳、四女は5歳、長男に至っては2歳の頃までは、8畳2部屋に7人で寝ていたのだ。エアコンは当然なくて扇風機を使い、網戸がないので2箇所に網戸用の網を貼り付けて風を通していた。

 そのような環境で育った子どもたちであるから、どんな状況に陥っても、なんとか切り抜けて生きていってくれるだろうか?いや、昔の人は皆がそうであったはずだ。僕自身も11歳の頃から5年間を、窓一つないスレートの小屋で過ごした経験がある。今の時代は、とても過ごしやすい環境にいる人が多い。その分だけ、人間関係が複雑なのかもしれない。長男も高校時代をユース寮という慣れない環境で過ごすことになるが、住環境、食環境は万全な状態が予想される中で、人間関係も良い方向に持っていけるかどうか、大きな要因になるかもしれない。

 エアコンのない生活をしてきた中で、サッカー技術を磨いた長男。僕は、音楽制作を封印してサッカーの練習に付き合ってきた。ジュニアユースに入って、多少は練習にも付き合ったが、もうほとんど付き合う必要がなくなってきた。その技術は、コーチも認めてくれているらしいが、それは今までの蓄積のおかげである。ここから先は、自分で考えて、どのように技術をフィジカルの中で生かしていくか、試合全体を動かしていけるかどうか、というレベルになるだろう。そこはもう、親から離れて自立することでしか磨けない領域だろう。

 また、連れ合いに頼んで、毎日長男の足のマッサージをやってきた。それが怪我をほとんどしなかった大きな要因と考えている。それを、今度は、自分できっちりと毎日マッサージしていかなければ、怪我で全てを棒に振る、ということにもなりかねない。根本的に、構造的に、親というものは概して、自分の子供のファンであるが、僕は、長男のサッカーのファンでもある。球離れの速さ、判断、ポジショニングのファンなのだ。

2021年7月30日


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