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「常識とは何でしょうね? その4」



 さて、常識にもいろいろな世界がある。農業の世界では、慣行農法という言い方で、農薬や化学肥料を多用する農業を常識としてきた。僕が有機農業を始めた32年前には、まだまだ有吉佐和子さんの「複合汚染」(1974〜75年朝日新聞連載)の話題がホットであり得る時代だった。慣行農法が1900年代初めごろからの歴史だとして、ある意味ではたった100年という浅い歴史が常識として認知されてきたのは、国策としての多くの国の指導方針が影響しているのだろう。

 今、僕は若い人たちの意識が、複合汚染のような本を読んだ人の孫の世代として、有機農産物を無理なく選ぶという点で深く根付いてきたように思う。もちろん、まだまだ慣行農法の農産物のほうが圧倒的に価格も安く、季節感なく買うことができる、ということで認知されているだろう。しかし実際に、大手スーパーのファーマーズマーケットでうちのような野菜を買い続けてくれる人がいることも事実なのだ。常識が少しずつ変化してきた証左であろう。

 話は変わって、サッカーの常識のことである。昨夜、アウェーの地で、日本代表がサウジアラビアとのワールドカップ最終予選が行われた。がっかりとした結果によって、何が変わるのだろうか?と今後に期待しているところだ。8月のオリンピックも森保監督が指揮をとったが、その後のフル代表も森保監督であることが僕には不服である。吉田選手のように「選手思いの監督だから勝たせたい」という日本人的感覚は代表監督に必要ない、と思っている。良い選手の良い状態の時に起用する、という大前提にプラスして戦術の柔軟性が求められる、それが代表監督である。それこそ世界のサッカー常識であるが、日本人は日本人に甘い。

 メディアの一部が、森保監督解任論を報じている。当たり前のことだが、ほんの一部であるところが残念。まるで菅総理時代のように、批判されながら続投が当たり前とタヌキたちがあぐらをかいていたが、同じようにサッカー協会でも信頼という言葉が使われている。そうではないでしょう?まったく状況が見えなくなってはいないだろうか?

 FWの大迫選手を先発で使うこと自体無理があるのにフル出場させるとか、旬と言っていい古橋選手を真ん中で使わずにサブ扱いするとか、いつも同じメンバーでしか戦わないのは、現状を見ていないということになる。柴崎選手なんて、前半からミスだらけで、前半のうちに交代させなければいけないはずだった。守田選手や田中碧選手も、長い時間使うべきところでもあった。世界の常識は、若い選手を育てながら勝ちに行くことである。同じ古株選手ばかりを使って、「選手たちは頑張った」とコメントする代表監督はいらないのだ。

 日本のサッカーは、育成年代も含めてまだまだ発展途上国である。オリンピックで優勝するとか、ワールドカップで優勝するなんて、そのようなレベルに至るには、指導者の質を変えていかなければ無理がある。サッカーの常識を覆す以前の問題が山積しているのだ。基礎が大事である。その基礎を備えた富安選手のような若手が出てきている。ワールドカップに出場できなくなる前に手を打って欲しい。聞く耳を持ってほしいのだ。

2021年10月8日


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