★ 「週刊てーて」+αをブログでどうぞ。 ☆ ひらく農園の野菜を入手できるお店
今朝、僕のおふくろの調子が良くなかったようだ。朝、食事をする時に、手が震えたというのだ。そこまでは僕の兄貴が一緒に食卓にいたらしい。それからしばらくして戻ってみると、食事は消化されないままおふくろは吐いた、というのだ。そこへたまたま、僕は兄貴に電話したのだった。ちょうど出荷で、車で納品に向かう途中だった。
慌てて、連れ合いに電話した。連れ合いは、畑に出る時に、携帯電話を持っていかない習慣がある。ああ、畑だな、と何回も電話したが、だめだった。連れ合いに、おふくろと兄貴の家まで行って足を揉むように頼もうと思ったのだ。もう一度、兄貴に電話した。そうしたら今度は、排泄機能も不具合が出ていたようで、おふくろは風呂場でシャワーを浴びている様子だった。胃腸の機能が低下しているようだが、これは脳梗塞の前兆なのかどうなのか?僕は、野菜の納品を諦めて、車をUターンさせた。
連れ合いと共に、おふくろと兄貴の住む家に駆けつけた。着替えて、これから近所のかかりつけ医のところに行く予定だという。その前に、連れ合いがおふくろの足裏から膝上にかけてマッサージした。かなり硬い部分があったようだ。おふくろの声色が、どんどん元気になり、いつものおふくろの声に戻って来たような感じだった。そこへ、かかりつけ医が往診に来てくれた。野菜を毎週届けているお客様でもあるかかりつけ医が、夫婦そろって駆けつけてくれるというのは、とても心安いものだ。
僕も連れ合いも、毎日のように足裏から膝上までを自分でマッサージする習慣がある。長男のサッカーで酷使している足も、連れ合いがほぼ毎日マッサージしている。怪我なくジュニアユースの3年間を送ることができたのは、連れ合いのおかげだと思う。毎日マッサージしていると、足裏の硬い部分が変化していることに気付く。なぜマッサージをするか?と言えば、人の血液の循環を良くするためである。
一度、脳梗塞をやっているおふくろは、去年の夏には、てんかんの症状に見舞われた。大事に至らなかったが、脳梗塞の症状がいつ出るともわからない。脳梗塞というのも血液の詰まりだと思うので、とにかく血流をよくすることが予防に繋がるという考え方である。そのためには、足のマッサージだけでなく、温めることや、消化の良いものを摂ることが必要だと思う。おふくろの朝の食事は、目玉焼きとウインナー、味噌汁にトマトだったそうで、かかりつけ医からは、ご飯と味噌汁と漬物だけでいいくらいですよ、と指導されていた。
人というものは、心臓が止まれば生きていられないが、各種の命令を出すのは脳であろう。だから、心筋梗塞も脳梗塞も、致命的な要因になりやすいのだろう。人間のカラダに張り巡らされた血液の流れと神経が、主役と言えるかもしれない。おふくろの足をマッサージすることは、おふくろの生を続けるということにつながるかな?年齢を重ねれば、あらゆる機能が衰えていくはずだ。それでも、人は生きようとする。そして、生きてほしい、と願うものだ。死後と生前のことを考える時間が、長くなった1年である。
2021年11月26日