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「2022年に向けて その2」



 昨日は、東京など多くの場所で雪が降った。テレビのニュースは、雪一色であった。ニュース映像を見ると、東京に僕が住んでいた頃の雪を思い出す。もう40年も前の光景だ。東京でも車での移動が多かったので、雪道の怖さを思い出すのだ。東京は坂が多い。その坂道が怖いのである。ブレーキを強く踏んでもタイヤが滑るから駄目。街道ばかりなら、スピードを出さなければ大丈夫だけど、抜け道ばかり利用していたから、必ず坂道があった。

 雪道の運転以外は、痛快だった。大都市が雪で麻痺する光景は、とても人間らしく感じて好きだった。朝起きたとき、街が雪景色で静まり返っているような、あの感じがよかった。しかし、今、この地方で雪はほしいとは思わない。なんと言っても、野菜が雪で凍る。まあ、滅多に降るものでもないが、霜が降りるだけでも野菜は凍る。野菜が凍ると、太陽様の光が溶かしてくれるまで、野菜は収穫できない。本当は、雪でも降ってもらって、1週間くらい出荷ができない、という状態になったら楽しいだろうな、とも思う。経済が問題になるが…。

 そして、ここへ来て、オミクロン株のコロナウィルスが、また蔓延してきたようだ。空港検疫を強化したが、駐留米軍という大きな穴が開きっぱなしであった、というオチである。米軍が駐留していることを前提にするならば、地位協定の内容を見直すくらいできるだろうに。沖縄で散々今までも問題になっていたのであるし、ウィルス蔓延という時代にもなったのだから、見直す根拠はいくらでもあるだろう。今年も、まだまだコロナウィルスとは付き合っていかなくちゃいけないのだろうな。ウィルスなんだから、弱毒化するまでは何度でも変異を繰り返すだろう。こちらも経済が問題であろうが…。

 一方、こちらの長女のいるドイツは、「1日平均35,564人の新規感染者が報告されている。ピークだった11月30日の60%になる」とネットでは書かれている。今までは感染しないできたが、ここから先はわからない。大学院生としての学生ビザを夏までは維持できると思うけれど、その先を日本に戻るのか、それともオーケストラの職を得ることができるか、長女にとって変化の年となることは間違いないだろう。

 三女は、すでに今の職場に、2月一杯での退職を示唆してあるようだ。次の職場を、職種も含めて決めていくのか、引っ越しも予定に含まれているので、こちらも変化の年である。その三女の住んでいる部屋に、四女が住む予定である。4月からの新入社員としての、初めての一人暮らしは、変化そのものである。次女は、美術の常勤講師としては変わらないだろうが、県の教職採用の試験を秋に受験することになるだろう。

 ジュニアユースサッカーを終えて、長男は受験である。とはいえ、寮生活前提の私立単願であるから、ほとんど受験生らしくないと言っていい。ユースそのものがいつから練習に入ることができるか、そちらのほうが気がかりである。オミクロン株の蔓延により、練習ができない事態になると、また辛い時期を過ごすことになる。どちらにしても、ユースの寮に入るのは3月以降のことだろう。この先は、誰にとってもまだ見えない。

2022年1月7日


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