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「どん底の次の日 その2」



 世の中は少し混沌とした状態だ。蔓延防止措置をたくさんの地域で発令してきているが、街には案外、人が出ている。発令する側の見解がバラバラのように見えるから、人々も当然バラバラな生活態度を見せる、というわけだろうか?諸外国が、あっという間にオミクロン株の感染広がりを報道してきたのに、後発たる日本で「まさかこんなに急激に拡大するとは思わなかった」という発言をしているのだから、悠長だ。大した症状じゃないから悠長にしてきた、というわけでもなさそうなのだが…。

 今日の報道では、京都府立医大の研究チームのデータが興味深かった。皮膚の上でオミクロン株は21時間生存し、プラスチックの上では8日間の生存が確認されたというのだ。そして、アルコールで15秒間消毒すると皮膚の上では完全に不活性化する、と。このようなデータが重要だと思う。デルタ株よりも生存率は長いけれど、やはり従来どおりのうがい、手洗い、消毒を徹底することであろう。

 2年前から、うちでは、帰宅後のうがい手洗いをきっちりとやった上で、外出時に車から降りて用を足し、再度車に乗る時に、車の中で消毒するということをやってきた。加えて、買い物をしてきたときには、家でその買い物をしたものを消毒するということまでしてきている。そのために、食品にも使用できる消毒液を一斗缶で購入して使ってきたのだ。購入した当初は、こんなに多量の消毒液が必要なのか?と思ったのが正直なところだった。

 その消毒液は、三女の職場で常用しているものと同じで、製菓の専門家が使っているのだから、とうちでも導入したのだ。さらに三女は、うがい薬も常用している。このような万全を尽くしても、感染することもあるだろう。それはそれで仕方のないことだ。しかし、万全を尽くさないのに感染するのは残念なことである。こう思うのは、日本人の特性かもしれないが、コロナウィルスであれ、仕事であれ、万全を期してそれでもうまくいかない時もある。それでも、きっと反省する材料は後から見つかるだろう。そうしたら、改善すればいい。

 なんか不思議な感覚もある。うちのように農薬を使わない野菜を育ててきたのに、家や外出時には消毒に気を使っているのであるから。慣行農法では、農薬を使うことを「消毒する」と言ってきたと思う。それを僕たちは一切使わないで三〇年以上に渡って、野菜を育ててきたのだ。しかし、人間社会では消毒をする。植物や虫の世界では、消毒をしない。これは矛盾しないことなのだろうけれど、人間社会でもそこまで消毒をしなくても住む世界が、またやってくるのだろうか?

 きっと、気づかずにいるけれど、消毒慣れしてしまうと人間の免疫力は落ちていくのだろうな。マスクを常用するような生活が続けば、鼻の機能もいつか落ちてしまうのかもしれない。鼻呼吸するだけで多くのウィルスをやっつけているらしいが、それも退化してしまうだろう。その退化した時こそが、人間がどん底を味わう時かもしれない。きっとそこで、人間はまた新しいことを考えるのだろうけれど、退化は続くのだろう。

2022年1月28日


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