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「立春、ここからがスタート」



 さて、そろそろオミクロン株の感染者数も、ピークを迎える時期だろうか?専門家によって意見が若干違う部分もあるようだけれど、来週以降は下降気味となる予測だ。まだひと月は落ち着くまでにかかるのだろうし、病院は相当に困難な状況で、最善の対策を継続しなければいけない。しかし、移動してもよいと考えるなら、人と人が、マスクした上で1メートル離れて会話ということに気をつけることと、長い時間話し込むことを遠慮すればいいのだろう。50センチメートルの距離で15分は危険だ、というデータも出ている。

 次節は立春。旧正月を終えたあたりかな?昔の人は、この時期に1年をスタートさせたということだろう。実際、お日様の光の具合を日々感じている僕らにとっては、「ああ春の日差しだな」と実感し始めたところだ。その春の日差しを感じると、いよいよ今年もスタートだな、と気持ちが前のめりになる。種播きのことを考えること、そのこと自体が1年を見渡す作業なのである。

 32年の農的な暮らし、それは長いようだが、1年の種播きのことを考えたのはたった32回ということでもある。春の種まきと秋の種播き、大きく分けてその2回があるのだから64回と言うこともできる。いや、実際には、1年のうちで種播きをしないのは、6,7月頃のひと月だけである。真冬でもほうれん草の種は播くし、すでに今年の1月には春の葉もの類の種播きを始めている。それでも、この時期に始まる夏野菜の種の注文は、今年が本格的に始まることを意識させるのだ。

 長男は、私立高校の入試をすでに終えた。そして、ようやくユースチームの練習に、毎日出向くようになった。長男のサッカーもスタートだ。正直、僕はホッとしている。練習に2回しか参加できなかった1月は、毎夕、シュート練習やロングキックの練習に付き合った。それがカラダの負担になるのである。ロングキックは、右足でも左足でも、25〜30メートル程度離れた距離でやるのだけれど、長男の蹴ったボールをキーパーグローブで受け取ったら、長男に蹴り返さなくてはいけない。それを何本もやっていると、疲れが残ってくるのである。結構長男のキックの精度も上がったし、僕のキックがマシにはなったのだけれど…。

 三女の次の就職先も決まった。終電車で仕事から帰ることの多かった三女は、まっとうな労働時間、接客もしたい、オーダーケーキも作りたい、アイシングクッキーも作りたい、できれば女性オーナーのお店、という要望を叶える店を見つけて、インスタグラムでメッセージを送ったそうだ。三女のインスタグラムには、自分の作ったケーキやアイシングクッキーなどの写真を載せてあるのでPRになったのかどうなのか?運よく、年末にパテシエが一人辞めたというタイミングだったので、即内定が出たようだ。

 3月には、三女の住んでいる部屋に四女が住むべく引っ越し、三女は別の部屋を見つけて契約したらしく、同じ日に引っ越しを行うことになった。3月下旬に、長男もユース寮に引っ越す。すべてが前向きの挑戦となるよう、僕たちも前を向く。

2022年2月4日


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