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「新しき世界へ2022」



 「万物が神に宿ると考えたら侵攻なんてできないよね」と先週書いた。それを今読んで、自分がそのように考えているのか?と思う。そもそも神の存在を肯定しているのか?と。そして腑に落ちる。神というものが、この心臓を動かしている力、ひとりひとりの心臓を動かしている力、草や花や、樹木が成長するという力、哺乳類も昆虫も生き物すべてが生きているという現存たる力、それらを動かしている力、それこそが神である、と腑に落ちる。

 それとは別に、先に生きて死んだ人を祀り供養する、それらも神という。仏さんとも言うだろう。日本人というもの、それもおかしな民族である。大した宗教観を概ね持たないようでいて、キリストの誕生日を祝い、お寺、檀家、葬式仏教と関わりながらも、どこかで仏教に一目置いている。地域の祭礼のほとんどは神社のお祭りで、それらも積極的に参加することに躊躇がない人も多い。その宗教的な優柔不断さが、どこかで平和主義の土台になっているのかな?そのくせどこかでリーダー待望の気持ちを持ち合わせているから、第二次世界対戦があったのか?リーダー待望の心持ちは、ロシアの人たちと似ているのかもしれない。そのくせ、どこかで自分たちは関係ない、と思っているフシもある。

 ロシア国内が今後どのようになっていくか、新しい秩序が生まれるのか?それはまだわからない。日本では、新年度という特別な節目がある。一種のリセットタイムだが、そこに桜の開花が絡んで、壮大な風土となりつつある。畑では、ちょうど冬から春夏野菜への転換期でもある。しかし、実際は、次から次へと苗の植え付けが連続して、リセットどころではなく切れ目のない農繁期である。畑は切れ目がないが、子どもたちは一大転換期を迎えている。

 四女は、今日入社式だ。3月中旬に東京へ引っ越して、単発のアルバイトをしながら今日に備えた。朝、メッセージを入れると、ぎゅうぎゅう詰めでもないけれど混んだ電車の中から返事が来た。コロナ禍の中、都会の店で売り子を務めるのかな?高校を卒業して就職で上京、というのは、うちでは初めてのことだ。それを希望していたのだから、きっと真面目に働くだろう。そして目一杯、羽根を伸ばすことだろう。

 次女も、今日から新しい職場である。大学卒業と同時に、公立高校の産休代用教員となり、二年間の予定を一年切り上げて、誘われた専門学校の講師に転職したのである。昨日まで公立高校へ勤務していたのだが、間髪なしで職場が変わるのだから恐れ入る。公立高校の先生方から色々と餞別を頂いて一昨日にお別れをし、最後に部活の顧問を務めた美術部の生徒ひとりひとりの似顔絵を描いて手渡したのが昨日のことなのである。

 入学式はまだだが、今日から一番下の長男も高校生である。そして、明日には、ユースサッカーの県リーグにも出場する予定だ。長男の新しい世界はすでにスタートしているが、公式戦という記録の残る世界に爪痕を残さなければ、目標のプロサッカー選手にはなれないだろう。 子どもたちの新しき世界からは、当分目を離すことができない。親はいつだってハラハラドキドキである。このよい時間を、親としても充分楽しみたい。

2022年4月1日


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