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「新しき世界へ2022 その5」



 良いニュースがない。ロシアのウクライナ侵攻に加えて、遊覧船の沈没や、いやもう書きたくないよね、というようなニュースばかりである。人が生きるのはこんなにも辛いものなのかと思い知らせるようなものだ。人の世界とは、元々がそういう性質の世界なのか?どこかの作家が書いていた。平和とは戦争と戦争の間の束の間の出来事だと。国家というものは一つの信仰であり、私は自由というものを信仰したい、と。

 ロシアが自作自演でウクライナのネオナチによる侵害を作り出して戦争の口実にしようとしている、ということをアメリカは1月の段階からわかっていて公表していたらしい。軍の配置など、衛星画像を提示して今回の侵攻を予見していたというのだから、それはそれでどうにかならなかったのかな?とも思う。ただ、たしかに現代は特殊な時代に入っているのだろう。自国が戦争に直接加担したなら世界大戦に拡大してしまうから、見ているだけというわけか。武器は貸すけど加担しない。しかし、戦争を始めたのはあなたの国なのだから、代償はのちのちしっかりと支払ってもらいますよ、と。なんとも奇妙な平和な時代になってしまった。

 気を取り直して、納屋の雨漏りである。ホームセンターで3年くらいは大丈夫そうなシートを買ってきた。ブルーシートでは目立つから、ブラックやグレーの色を選んだ。そして、防災訓練用のヘルメットをかぶって、納屋の屋根に登った。納屋と言っても古い造りで、高さは結構ある。庭屋が使うような3メートルの脚立でも瓦の最下段まで届かないくらいだ。

 久しぶりに納屋の屋根に登った。予想以上であった。松の大木が枯れて、その枝が落ちて瓦を何箇所も割っていた。予想通りだったが、被害は想像以上だったというわけだ。家のほうに予備の瓦があったので代用しようとしたが、サイズが違った。そこで、納屋の軒(のき)部分の最下段から2枚目の瓦を抜き取って、割れた瓦と交換した。応急処置である。それを何箇所か交換して、ずり落ちた瓦を木で叩いて押し戻した。念のためにグレーシートも瓦の上に貼った。それからあと雨はひどい降り方をしているが、雨漏りは回避されている。

 ここ数年、雨はひどい降り方をするのが当たり前になった。農家というものは、そのような天候の変化を直接に受けるものである。瓦の手直しも、雨と雨の間の一日でなんとかできたが、綱渡りである。僕が瓦を直している間に、連れ合いは早生玉葱の半分ほどを収穫してくれた。残りの半分の玉葱は、その後の雨と雨の間の二日間に僕が収穫することができた。3月に極早生玉葱を収穫し、4月は早生玉葱の収穫なのだけれど、例年雨の影響を受けるのは5月末から6月初旬の晩生(おくて)の玉葱である。早生玉葱でこの状態では先が思いやられる。

 今年の早生玉葱は、トウ立ちも目立った。有機農業仲間のMさんは早生玉葱のトウ立ちが8割9割だったらしいが、うちでも1割ほどあった。玉葱の種播き時期から苗を育てる育苗期、そして畑に植え付けてからの成長期に気温が高いとトウ立ちが多くなる傾向が強い。だから、苗をあまり成長させないような工夫も必要になる。地球自体がすでに新しき世界に突入している感じなので、さらに工夫が必要になっていくだろうな。

2022年4月29日


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