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人は考える。その考えるという行為は、その人の生き方を積み重ねることにより、考えを改めていくことになる。改めることが良い方向に行く事もあれば、逆もある。どこへ行っているのかわからないことも多い。しかし、考えることで変化することは確かである、まるで、細胞という科学が、常に自己を潰して新しいものを生み出すように。
人は動物でもある、子孫を残す、という一つの役割を果たすことは、動物の証でもあるだろう。少なくとも、人のカラダは子孫を残すように作られていることも間違いではないだろう。しかし、人はその長い歴史の中で変化してきた生き物だ。長い歴史?きっとそうだろうが、その長い歴史を見た人はいない。だから予想である。どうやらその長い歴史の変遷を生まれてくるまでに辿って、皆が生まれてきているようだ。その長い歴史の中で、子孫を残すだけではない、人がいうところの「進化」を遂げながら現代につながっている、と理解できるだろうか?
子孫を残すことの中には、性行為だけでなく、食べることも眠ることも含めた成長するという段階も重要だ。充分に食べて、安心して眠るためには、寝床も必要になってくる。樹の上や草の上だけでは不十分で、雨や雪をしのぐためにも家を必要とするようになったということも想像はできる。しかし、それだけでも相当な知識が必要で、気の遠くなるような歳月を費やしたに違いない。そうして集落を形成していくうちに縄張り争いが生じて、国のような強固な存在を形作る、といいうことだろうか?
そのような進化の中で、戦争で男性が死ぬことが多いので、一夫多妻制が大きな割合を占めて来たのだろうか?一夫多妻制から一夫一婦制になっていったのは、性感染症の流行も関係しているという説もある。僕たちが生まれたときには、一夫一婦制が当たり前であったし、その歴史が続いたことで、男女平等という考えが広まったのかな?今では人権という、個人を尊重した考え方が主流となった。
人は、言葉を話すようになり、文字を生み出し、記録することを発展させてきた。そのことが人の思考を飛躍的に複雑に発展させたのだろう。複雑にはなったが、いまだに人のカラダの中身をすべて理解することはできていない。子供を生むことのできるのも女性だけである。どういうわけか総じて男性のほうが力が強いので、いまだに起きる戦争でも圧倒的に男性の兵士のほうが多いようでもある。体力勝負ではない戦争をする時代が未来に来たのなら、兵士も男女平等になるだろうか?できれば、戦争をしない未来がほしいと願うが、莫大な金額が動く戦争特需?あるいは兵器特需?のようなものを欲している人も、世界にはまだまだ存在するに違いない。それって、進化してると言うのだろうか?
人は考える。考えて変化しようとするけれど、どこへ向かって変化しようとするのかが重要であるように思えてくる。夫婦や家族ができれば仲がよく、ひとりひとりが好きなことをしてイキイキするように、そのために考える、くらいが僕の考えることである。有機農業である理由が、人にとって美味しく感じるから、であるように。
2022年5月20日