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「今年は予期せぬことばかり」



 流石に「それはないだろう?」と絶句した。安倍元首相が銃撃されたことである。「この日本で?」と思われた方も少なくないだろう。と、ここまで書いたところで、yahooのニュースがiPhoneに入った。「安倍元首相が死亡」の文字。「うわ!」と思わず声が出た。今年はいったいどういう年なんだ?ロシアのウクライナ進行の際にも、「この時代に戦争するの?」と感じた人は多いだろう。

 折しも参議院議員選挙期間中である。各党の政治家が「民主主義への挑戦」「言論の自由を守れ」というような発言をしている。その通りであるかもしれないが、どうやらそれほどの主張を持って容疑者が暴挙に出た、ということではなさそうだ。ただ、僕には、世相の中に、あるいは世界的な風潮の中で、八つ当たり的な行動に出てしまう人が増えてきている、というような印象も受ける。アメリカの銃乱射事件の多発もその一つだろう。ただただ、それが日本で銃を使っての著名政治家銃撃事件が起きたことが、受け入れ難いことであるのも確かだが。

 アメリカの銃規制の議論が熱を帯びてきたようだが、銃を所持することを禁じる日本での今回の事件が、別の方向へとすり替えられないように願いたい。つまり、言論の自由をもっと徹底すべきところを、検閲のようなシステムに置き換えてしまうような発想を危惧するのだ。ロシアや中国、北朝鮮のように、言いたいことも言えない社会になってほしくはないのだ。

 コロナ禍からウクライナ進行、そして今回の事件と衝撃が続くが、もっとも大きなことは今年の気候の変化である。ラニーニャという現象に帰結してしまおうとする専門家が多いようだが、今年は一弾ギアを上げたくらいの変化である。つまり、来年はさらに変化するということも覚悟しなければいけないのだ。超絶的に早い梅雨明け宣言のあとに、大雨が度々降っている。一昨日は停電するほどの雨と落雷、今朝は数時間で六〇ミリの雨が降ったが、隣の浜松市では120ミリを超える雨量だったようだ。

 この気候の変化が何を意味するのか?例えば、北海道の雨。梅雨のないはずの北海道にたくさんの雨が降ると、北海道の農作物に影響が出て、じゃがいもや玉ねぎ人参などの野菜が秋に高騰する。春は本州の玉ねぎが不作で高騰した。今までの型通りのことが少しずつ通用しなくなってくるのだ。不作になると離農する人も増える。そのようなことが連鎖し続けると、さらに物価は高くなる。

 それらのことは、実際に玉ねぎやじゃがいもを長年育てていれば理由が見えてくる。暖冬や春先の高温で玉ねぎのトウ立ちが異常に増えるので、苗の育て方を変えなければいけない。じゃがいもは極端な大雨に弱いので、疫病も多発しやすい。対策としては、産地を小さくして、いろいろな地域での作付けを増やして分散させる、など。最近の官僚たちは、机の上で頭を使う人ばかりで、現場を知らないのに勝手に規制強化やちぐはぐな補助金ばらまきをしている印象だ。地球自体が変わってきているのだから、人間の側が柔らかな発想を現場に即した形に変えていかないと、と思う。今年は予期せぬことばかりである。

2022年7月8日


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