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「今年は予期せぬことばかり その2」



 今日も昨夜から48ミリの雨が降った。夕方になって青空が広がると、なんと明るい気分になることか?このような50〜100ミリの雨に、梅雨明け後に何度見舞われたことか?どこもかしこも草は伸び放題。ほんの僅かな晴れ間を利用して草刈りをするにも限度がある。トラクターはもちろん畑に入れない。

 10日ほど前だったかな?夕方トラクターでオクラ畑の周囲を耕した。それからまた雨。生分解マルチフィルムを張って、種播きを開始したのは5月のはじめだったかな?少しずつオクラの種播きをしていったが、雨も多くて例年ほどの量の種播きができなかった。そのあと、ほとんど手付かずの状態が続き、周囲から草に覆われた。これは例年通りだが、今年の草の量はかなりのものだった。今週からいっきに草取りを敢行。夕方の時間に鎌を使って手作業で3日間。相当に荒業だが、突然オクラの畝が出現するのは一種の痛快さがある。

 汗やら雨やら泥やら、蚊よけのネット付き帽子を被っての作業はハードである。元気でなきゃできない。これをまだ頑張ることができるのだから、まだまだ動くことができる証拠だ。長男のサッカーが、最近90分間走り続けることができるようになって驚いたが、父や母が外仕事でこれだけ頑張ることができるのと同じようなものだな、と這いつくばりながら思う。何事も最後まで諦めない、そういうことしかできない人種なのだ。

 ドイツでは、長女がコロナウィルスにとうとう感染したようだ。喉の痛みと熱が出て、検査して陽性。味覚も臭覚も異常あり。すぐに熱は下がって、喉の痛みも引いて、味覚臭覚も戻ってきたようで、数日で陰性になったようだ。こちらでは何もできないから、メッセージやLINE電話で話すだけ。帰国直前に感染したなら飛行機に乗れないという事態になるから、早く感染してよかった、というべきか。 そうこうしているうちに、日本ではまた感染拡大があっという間に拡がった。もう飲み薬で対応する時期のような気がするが、夏休みが控えている。夏休みには、スポーツ系の学生は全国大会がある。それらに参加する人たちが、今年も参加できない可能性も出てくる。感染者や濃厚接触者の隔離期間を、更に短くする必要も考えた方がいい。

 人間の世界はややこしい。旧統一教会の報道が溢れ出した。大きなメディアが一致して、政治家が多く絡んでいるためなのか固有名詞を出さない報道をしていたのに…。政教分離という原則は、表に大っぴらに出さなければ関係ない、というのが日本のスタンスなのだろうか?忖度のある報道をしておいて、選挙には是非参加を、と伝える。供託金300万円を払わなければ立候補できない選挙、そこから変えるくらいでないと何も期待はできない。

 畑の世界は、これだけの雨が降っても、しっかりと実をつけてくれる。空芯菜の葉の伸びを見ていると、雨が大量も悪くない世界だ、とさえ思えてくる。真実を自分の目で見て感じ、自分の行動を家族や友人へと広げる、それだけの世界がいい。予期せぬことが起こっても、共通理解があれば、次に繋げることができる。パスは繋ぐもの。

2022年7月15日


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