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「何年後をイメージ? その3」

 外では、地元の秋祭りの前夜祭、太鼓の音が鳴り響いている。庭には、金木犀の香りが漂い始めて、季節通りの子供の頃からの「お祭りの匂い」がやってきたことを告げている。季節通りが、とても嬉しい時代になった。お祭りというものを、何年後かをイメージして祝う人はいないかもしれない。そのくらいにお祭りは、現時点の喜びを表現するものなのかもしれない。

 こちらはお祭りがあるからと、道路沿いの草を刈り込む作業も増えて、疲労困憊である。先週末には、オークションで落札したトラクターの作業機であるロータリーを受け渡してもらうために、福井市まで日帰り往復した。430kgもの重さがあるロータリーは、耕す幅も2メートルあるものなので、レンタカーを借りて出向いた。そのレンタカーも、ローダーダンプと呼ばれるもので、荷台が斜めに降りてきて地面に接する機械運搬用の車である。

 オークションを利用したのは久しぶりで、大きなものをオークションで買うのは初めてである。この頃は、オークションも様変わりしたので、いきなり入札する訳にはいかない。何日か時間を掛けて、じっくりと中古作業機を選ぶ必要があるし、信用のおける取引先かどうかも見極めなければいけない。たまたま程度の良いロータリーを見つけたが、福井県からの出品で「引取限定」のものだった。だからだと思うが、簡単には入札されない状況だった。出品者も会社組織で全国にお店を展開しかけているようなところだったので、信用できると見込んだ。ただ、最後には陸送OKの文字が追加された。落札して、陸送価格を電話で聞いてみると、8万円とのことだった。引取歓迎、という感じだったし、半分旅行気分で、連れ合いと出かけることにしたのである。結果的には、レンタカー代金や高速料金、軽油代で3万5千円以下で済んだ。

 しかし、福井日帰り往復はやはりきつかった。2トン車であるし、帰りは作業機を積んでいる。そこは若い頃のようにはいかなかった。高速を福井の手前の敦賀で降りて、敦賀湾を眺めながら、道の駅で土産を買った。次女に、羽二重餅をせがまれていたからである。新婚旅行で走った国道8号線を29年ぶりに走った。福井産の寿司ネタの豊富な回転寿司で昼食、田舎道を走って午後1時頃には現地に到着できた。

 落札した作業機は、写真で見た通りにきれいなものだった。田舎道を走ってわかったことだけど、あの辺りは雪の降る地方であるからか、昔ながらの頑丈な家の佇まいが多く、車や農機具なども車庫がしっかりとしていた。つまり、そこで使われていた作業機であるなら、格納もしっかりとされていたことになり、サビもないようなきれいなものであることも納得できる。

 こちらに戻って、夜10時頃にようやく作業機を車から降ろすことができた。次の日には、早速作業機をトラクターに取り付けて耕してみた。取り付けもばっちりとうちのトラクターに合い、作業もしっかりとできた。良い買い物だったと思う。数年経って、こちらの海の近くの潮で錆びつくだろうけれど、使い続けることができるように手入れしていかなくてはいけない。機械が壊れたら、自分も変わらなくてはいけないね。

2023年10月13日


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