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「人間世界はこれでいいのか? その2」



 日本の政治家にもいろいろな方がいることは、どの世界の集積を見てもピンからキリまであるのだからわかるのだけれど、少なくとも威張っている人が多いことは確かだろう。どうして威張っている人をメディアが持ち上げるのか、そこは更にわからない部分である。威張っている人は大抵の場合、自分では何もできない人であろう。多くの人は政治が嫌いなわけでもなかろうに、政治家を多くの人が嫌いになったから、投票に行く人も少ないのかな?

 政治家のことを書こうとしたのではない。番人の役割を演じるはずのメディアがさっぱりダメなのである。大谷選手が活躍すればそれ一色、金メダルをとればそれ一色、そのようなバランス感覚の無さをメディア自身が自覚していないことが情けないのである。自分で取材しないで、ネットの風評を記事として書くようなテイタラクが目に余ることは何度も書いた。取材したとしても、メディア好みの人たちばかりを何度も取材する、ある意味では有名な人をもっと有名にしよう、みたいな盛り上がりバンザイ系メディアばかりなのである。

 今開催中のオリンピックでは、開催前が一番盛り上がるのがメディアなのだ。そして、何よりもキャッチフレーズが大好きなメディアは、「三笘の一ミリ」のような一度流行った言葉を次々と置き換えていく。人のマネをして、イマジネーションのかけらもないのだ。AIが出る前から、同じようなことをやっているようなものだ、ついでに言えば、金メダルを取りにいくと大騒ぎした日本代表サッカーだけれど、スペイン戦を見れば技術に相当な差があったことは一目瞭然である。動きながらボールを自分の扱いやすい場所に留めるトラップという技術など、基本中の基本で差があるのだ。それなのに、世界に追いついたとか、いろいろ大騒ぎしていることが情けない。メディアにサッカーの分かる人がいないのかい?と思ってしまうくらいだ。

 そして、試合中はアナウンサーが絶叫している。やめてくれ、点を取ったときだけにしてくれ、と思う。応援者が絶叫するのを静かに伝えるだけでいい。今日なんて、絶叫しないで静かにゴルフの最終ラウンドを伝えていたので、見るつもりもなかったのに最後までゴルフを見てしまった。静かに、選手の技術を堪能する機会を多くしてほしい。バスケットボールでもバレーボールでも同じだ。

 スポーツの世界でも、他の世界でも、華やかな頂点を極める人たちを支えているのは、裾野に広がる多くの市民選手(学生も含めて)たちである。世界基準で考えるなら、まずは技術に焦点をあててほしい。そのような場合にも、すぐにメディアが取り上げるようなサーカス系の技術ではない。地道な訓練を長年かけて習得するような技術には、人間の進化する特性が多くあると思う。今の日本のスポーツ界にはびこっているのは、身体能力至上主義である。それが逆にスポーツの面白さを減らしているのだと思っている。

 オリンピックはテレビで見る機会が多かったけれど、通常はサッカーとニュースや天気予報、朝ドラくらいしかテレビを見ない。それはここに書いたようなことが目に付くからだ。自浄能力のないメディアというものは、許されるものだろうか?

2024年8月5日



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