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「2024年 今年の総括 その2」



 先週、うちの5番目の子供である長男と、長女、次女の今年のことを書いた。今年で、とうとう子供たちの学生生活が一段落する。28年間の子育てに、一応の区切りをつけることになるわけだ。農的な暮らしを最優先した結婚当初から途中で路線修正し、子供の好きなことを応援することに主眼を置いてきた。大人になれば、僕達の出番は激減する。この厄介な時代では、好きなことを好きなようにやることがなかなか簡単ではない。親が前にしゃしゃり出ないように気配りをしながら、最大限に子どもたちのサポートを主眼としたわけだ。大人になっても、子供たちはいつまでも僕達の心配の種であることは変わりはないだろうけれど…。

 三女のケーキやアイシングクッキーを、Instagramで見ることも日課に近い。中卒で、浜松のケーキ工場で働き始め、18歳で上京して小さめのケーキ屋に転職、さらにケーキ工場へ再転職、また転職して2年半前から今の職場で働いている。今は、フラワーアレンジメントの専門家である女性オーナーと二人だけの体制で、小さなお店の切り盛りとオーダーケーキ、オーダーアイシングクッキーを一手に引き受けている。

 細かな描写をケーキやクッキーに施し、相当に腕前を上げ、さらに磨きをかけようとしているが、独立する気持ちはまったくない。職人に徹したい、というのが三女の希望なのだ。それにしても三女は働き過ぎである。オーナーが次から次へと注文を取ってきてくれるので、朝の始発から終電まで働くなんてザラだ。体を壊すぞ、と言っても、オーナーが週休二日を連続でくれるようになったのでなんとか頑張ることができている、というところか。今年も何度か帰省してきて、リフレッシュして戻ることが多かった。伊良湖岬や御前崎まで、連れ合いと3人でドライブもしたし、いろいろ親へのプレゼントも気前よく選んでくれたりもするのだ。

 その三女と割と頻繁に東京で顔を合わせているのが四女である。自分のやりたいこと、というか憧れを体感したい、ということが達成された印象だ。派遣のバイトをしながら、自分の気に入ったカフェで週に何日か働いている。その四女が、そろそろ東京でやりたいことがなくなってきたから東京にいる意味ないかな?と感じ始めたようで、簿記の勉強を始めたらしい。田舎に帰って働くのなら、ちゃんとしたところで働きたい、という考えだ。

 自分のやりたいことをやろうとする、ということは、実際の現場を体感することにもなるので、一つの満足あるいは達成感のようなものに包まれて、自分自身を変化させるきっかけにもなるということだろう。四番目の娘なのに、一番キャピキャピしていながら、姉妹の中ではお姉さん的な言動や役割を担っているところがある。二〇歳になってお酒も大好きだし、先日は下田まで三女と温泉旅行に出かけてもいた。今年のネイルは凄いモノが多かったけれど、アパートで一人、鍋料理を中心に自炊することも覚えた。送ったサトイモを喜ぶのだからね。

 都会に住む娘たちを今年も大いに心配した。東京方面での事件をニュースで見ると心配してしまうのだから、親はいつまで経っても親である。おふくろが他界したこともあり、年老いた時の自分を想像して姉妹弟、仲良くやってくれ、と伝えた。

2024年12月9日



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