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「狂った夏 2025」

 七夕である。このあたりは旧盆であるので、お盆は8月、七夕も8月だ。でも、小さい頃からの、7月7日が七夕、という意識はまだ残ったまま。子どもたちが大きくなって結婚もしていないので、小さな子どももいないし、笹の葉に短冊、願い事にもう数年は縁が無い。そう思っていたところに、旧ツイッターであるXアプリに、息子の名前のハッシュタグを見つけた。メンバー外となったサッカーのリーグ戦のホーム試合会場に、選手が一人ひとり短冊を書いて吊るしてあったようだ。息子がメンバー外だから、観戦には行かなかった。観戦した方が、息子の短冊を見つけて写真を撮ったようだ。「彼女ができますように」と書かれていた。久しぶりに七夕感に包まれたが、空梅雨が明けて連日35度の気温では、風情もへったくれもない。

 井戸水のポンプが壊れた。ちょうど10年使ったのだけれど、砂取り器もつけずに使っていたのだから、よく持ってくれたものだと思う。今回は、ポンプもよいものに替え、久しぶりに砂取り器も取り付けた。すぐに井戸水を汲み上げることに成功した。ところが、今ひとつ吐き出し力が足りない。昔はもう少し圧力を出せたのだが、井戸の様相が変わったのかどうなのか、地下の井戸自体を見ることができないので、あれこれしてみた。

 翌朝、砂取り器を見て驚いた。砂取り器は、上蓋部分が透明なので、中の様子が見える。井戸水を吸い上げている様子がわかるのだ。ところがそこに、蟹が見える。ポンプを止めて、圧力を逃がし、砂取り器の蓋をあけて蟹を取り出した。蟹の足などもある。その他には、砂というよりはゴミのようなものもびっしりとある。ステンレスフィルターを洗って、砂取り器も掃除できた。そしてさらに翌朝、今度は蟹の足がいくつも入っていた。夕方には、今度は蟹の胴体だけがあった。そして、今朝には、砂だけがフィルターに跳ね返されていた。本来、これが通常の姿だとは思う。

 この辺りは、昔から沢蟹がいる。しかし、井戸水の中にはどうやって入り込んだのだろう?配管から逆流して古いポンプの中を辿っていってしまったのだろうか?砂取り器をつけていなかったからそんな事が可能なのだろうか?それはさておき、とりあえず井戸水は復旧した。この空梅雨的ロングロングサマーボイリングとでも言ってしまいたくなるような、狂った夏が3ヶ月続くと想像しただけで、気が狂いそうである。気が狂っただけでは暑いままだし、雨のない畑はカラカラに乾いているので、俄然、井戸水配管に力が入る。水さえあれば、胡瓜もモロヘイヤも空芯菜も皆元気になることができるのだ。30メートルの揚程をチューブで引っ張って、さらに70メートルなんていう長さの畝をカバーするには、知恵が必要だ。圧力が足りなければ、別途エンジンポンプを用意するほかはない。畑管設備のない畑は苦労するのだ。

 連れ合いの発案で、水の神様にもお願いしようということで、愛知県東栄町の槻神社にお参りにも行ってきた。あまりの暑さの中で仕事ばかりしているので、気分転換を兼ねて。ついでに息子も車に乗せ、帰りには、息子の初任給から3ヶ月遅れであるが、カントリーレストランでランチをごちそうしてもらった。狂った夏は目先を変えて。

2025年7月7日



槻神社
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