








★ 「週刊てーて」+αをブログでどうぞ。 ☆ ひらく農園の野菜を入手できるお店
水の神様にお詣りしたことのご利益があったかどうかはわからないけれど、水の問題はとりあえず解決した気持ちだ。万全な体制を整えた、ということに近いかな?新しい井戸水ポンプと砂取り器は機能してくれている。今朝もまた、砂取り器には生きた蟹が入っていた。大量の砂とともに。これで、蟹が地下水の水源あたりに生息していることは確かなことだと言える。そこには、蟹の死骸もあるし、生きている蟹もいるということだ。夕方には、たくさんの蟹の分解物である足や甲羅の小さいものが砂取り器に入っていた。そういう場所なのだ、と理解して付き合っていくほかはない。
井戸水ポンプだけの圧力では不足する時のために、エンジンポンプも二十数年ぶりに購入した。持ち運びができる大きさの4サイクルエンジンのものだ。こちらは、井戸水がチョロチョロの水量だけの場合に、500リットルタンクに水を溜めておいて、エンジンポンプで畑の50メートル先の70メートル長さの畝に這わせてあるチューブに圧力をかけて、野菜に水を供給するというスタイルだ。500リットルタンクは、30年近く前のものが2つ畑に転がっていて、それをそのまま使うことができる。エンジンポンプと吸水ホース、オイルなどを揃えても4万円程度で済んだ。砂取り器と井戸水ポンプで10万円も使ってしまったが、10年に一度の必要経費だから致し方ない。
これらのことに加えて、トラクターの部品が折れた。この部品の説明は省くけれど、簡単に言えば鉄の棒ネジが老朽化して折れた。ただ、一体型なので、メーカーに注文しなければいけない。2年前にも頼んだことのある会社に、部品を発注したが、古すぎて部品がもうないと言う。1990年代のトラクターで、部品供給打ち切り年限は原則12年となっている。それでも数年前までは、案外と部品の在庫がある場合があった。今回は、代替部品もない、という回答だったので、途方に暮れた。
そこへ、待望の雨が降った。夜中に、2時間あまりで31ミリの雨量。嬉しかった。それから2日間は、井戸水の手配に時間を費やすこともなくなったくらいである。天然の雨というものは偉大である。その雨で、僕のなにかもリセットされたような気がした。俄然、トラクターの部品を、どうにかして見つける気持ちになったのだ。いろいろ調べて、同じメーカーのトラクターで、同程度の60馬力に耐えられる部品におおよその検討をつけた。うちのトラクターよりも12年程度新しいトラクターの部品である。それでも2007年。それを同じ会社に発注した。どうやら在庫があるようである。サイズなど、まだ問題がないわけではないが、多分大丈夫と見込んでの発注である。こちらも4万円強の出費である。トラクターなんて、新品で買えば数百万円はするのだから、現状維持のためには経費がかかるのも致し方ない。
6月が狂ったように忙しかったのに、7月に入っても狂っている。カラダはヨレヨレで休息が必要だ。狂った気候であっても、僕自身が狂っていても、強い気持ちと何らかのリセットは、何かを進めてくれるような気がする。諦めるな、と。
2025年7月13日
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