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「真夏の閑話休題 ２０２５」
九州地方に、線状降水帯が次々と被害をもたらしている。毎年何度もそのような被害をテレビで見るが、被害の当事者はそれぞれに違うのだろう。こちらの地方でも被害が出たことがあるが、この辺りはどちらかというと雨が避けて通る場所だ。今回も、２日間の大雨予報が出ているが、昨日と今日で合計９ミリ程度しか降っていない。
気候の激動期に僕達が生きているのか？あるいは地球の破滅期に向かっているのかどうかはわからないが、どちらにしても厳しい環境が加速していることは確かだろう。数年前から、気候の変化がずっと加速している、といつも外の現場にいる僕は伝えてきた。数年前まで、納屋だけのエアコンで夏を乗り切ってきたのだが、数年前にエアコンを相次いで３台設置したことはよかった、と切実に思う。気温３０度なんて滅多なことでは超えなかったこの海辺に近い場所において、最低気温が２７度を下回らない日が続くなんて、ね。人間のカラダは、この先、何度の気温まで対応していくのだろうか？
で、僕達は、流石に疲れてきた。雨は降らない日々が続き、先日はとうとう新しいシステムにした井戸水が出なくなった。トラクターの故障やトラブルを乗り越え、連れ合いのお義母さんの通夜葬式を無事終え、少し休息が必要で、夕べは９時間以上は眠ったと思う。疲労はだいぶ回復してきた。まだ腕や足の筋肉痛は残るが、少し頭はスッキリした気分だ。
土曜日には、出荷のあとに息子のサッカーを見に行ってきた。１ヶ月ぶりかな？この頃の公式戦は、メンバー外のことが多かった息子なので、ひと月前の練習試合と今回の練習試合を見るくらいしかなかったのだ。４５分を３本の形式で、１本目と２本めの半分まで、息子はボランチのポジションで出場した。最近は、ボランチでの出場がかなわず、サイドやトップ下で使われることが多くて、ひと月前の練習試合ではボランチのやり方を忘れてしまったのでは？というくらいにチグハグだった。しかし、今回はボランチの感覚を取り戻していたので、ホッとした気持ちで見ていた。
２本目の半分で全員選手交代した。そして、３本目の半分手前くらいから、またしてもボランチで出場したのだった。かなり疲れていたようだったが、試合終了直前に相手のシュートをブロックに行って怪我したようだ。僕は足首の打撲かな、と思ったのだが、そのまま試合終了の挨拶にも行かないでベンチに消えた。ありゃりゃ、そんなにひどい怪我だったか？と心配しながら僕達はスタジアムをあとにした。家に戻って食事して、それからまた出荷に出かけた。
せっかく、練習試合でも試合を観ることができるようになった、と喜んでいたのだが、ああまた試合を観られなくなるのか？という気持ちで、次の朝息子にメッセージした。「どや？腫れは？」「いや、あんまり腫れてない。痛いけどね」と。そして今朝またメッセージ。「痛みは引いてきた？」「大分引いてきた」「おーそれはよかった」と。来週の練習試合に出られるかどうかはわからないが、大きな怪我ではなかった、という可能性が高い。働き詰めの僕達にとって、大いなる閑話休題は、息子のサッカーなのである。
2025年8月11日
| 鎌田八幡宮に自生？ |