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「秋祭り 2025」



 台風22号に引き続いて23号も発生し、どちらも南の海上を通り過ぎていった。伊豆諸島は大変だったと察するけれど、少しの雨をもたらしてくれたので、こちらは井戸水を出さないで済んだ3日間だった。地元の秋祭りへの雨の影響も大したことはなく、日常からかけ離れたようなお祭りの喧騒の日々が終わった。

 前にも書いたように、来年度は地元自治会の自治会長をやることになったので、お祭りにも深く関わることになった。一つ年上の現自治会長から、「日曜日の朝の行事は来年のために見ておいたほうがいい」と言われていた。土曜日に朝早くから出荷の準備をして野菜の納品を済ませ、昼間は息子のサッカーを観戦した。久しぶりの昼間の試合ということで、いつものチームとなにかが違ってミスの多い試合だった。息子も調子が悪いというわけでもないが、良くもなく、相手の技術やエネルギーをうまくかわせない部分もあった。シュート本数も息子チームが圧倒したが、前節に続いて引き分けてしまったのだった。

 夕方は、息子も地元に戻り、祭りに参加した。僕は例年のごとく、小学1年生からの友人A宅に皆でお邪魔して、結構な量のお酒を飲んでしまった。その場所は昔栄えた町の中心部で、今は空洞化して少ない世帯数で自治会を運営している。それでも豪華な山車を所有しているのだ。ちなみに僕の住んでいる場所の自治会は、その場所の自治会の10倍の世帯数である。

 日曜日の朝は8時半に公民館に出向いた。年寄衆が屋台(山車のことをこちらでは屋台と呼ぶ)を引き回すから手伝ってほしいとのことで、湿度80パーセントと蒸し暑い仲を、汗だくで屋台を動かした。屋台を運営するのは中老会という20〜60歳くらいの団体で、自治会の指揮下にある。言ってみれば血気盛んな若い衆である。通常は若い衆が屋台を引き回すけれど、日曜日の朝にはかつての若い衆、つまり年寄衆が引く、という時間だ。そして屋台を引いて、中老会の総代宅まで行き、そこで15分ほど酒盛り。そこからまた自治会長宅まで屋台を引いて行く。中老会が勢揃いし、自治会長に向かって挨拶。自治会長は、それに答えて挨拶して酒盛りが始まるのだ。皆、道路に敷いたブルーシートに座ってテーブルを囲む。用意されたビールやジュース、お茶と、自治会長が手配したオードブルで、しばらく休憩。

 この接待のようなものを、来年うちでやることになる。やることはオードブルを用意し、ビールやお茶の補充をするくらいだけれど。朝、公民館に着いた時に、来年度一緒に自治会を運営する同級生たちに訪ねた。あの接待のようなものはやらなければいけないものなの?すると彼らは即答する。皆でお金を少しずつカンパして補助するし、皆が手伝ってくれるから大丈夫と。ああ、そうか、これは来年度の自治会を運営する同い年の人たちの当番の象徴なんだな、と。俺等の代のときにはこうだった、という刻印のようなものかもしれないね。

 自治会長は、お祭りの年番という役割もやる。土日曜日とも、年番は屋台を格納して報告するまでお酒を飲んではならない、という決め事があるそうだ。僕にとっては、そこが一番抵抗のあるところだが、警察との連携の代物のようでもある。

2025年10月13日



山車
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