その1 | その2 | その3 | その4 | その5 | その6 | 弁護士の課外活動へ | トップページへ |
2005/9/21〜26にかけて、法友全期会の司法支援状況視察旅行に同行して、モンゴルを訪問したときの旅行記です。 9月21日 成田からモンゴルはウランバートルに直行する便は、午後1時30分発のモンゴル航空便です。 ウランバートルまでは、約5時間ほど。 途中、昼食とも夕食ともつかない時間帯に機内食が出ましたが、チキンかフィッシュかの選択メニューでした。 フィッシュを選んでみましたが、鱈の切り身のばかでかいようなものにライス、エビのマリネ、パン、デザートというメニューでした。モンゴルの航空会社ということで、身構えて食べましたが、味はまあ許容範囲。 空港からツアー会社のバスに乗って市内へ。 空港の周辺はなーんにもない大地です。 空港にも広告がありましたが「JAPAN TOWN」という怪しげな住宅街の広告が。一体誰に向けての開発でしょうか? (左)この線路はシベリアに続いているそうです。 (右)市内は普通のバスとかなり年代物のトロリーバスが混在して走っています。 (左)モンゴルのマンホールチルドレンの存在が報道されていますが、実際市内のマンホールは、なぜか蓋が開いているものが多いので、落ちないよう注意が必要です。 (右)早速市内のモンゴル料理レストラン「モダン・ノマド」で夕食です。ここのコース料理は、最初のサラダからしてサイコロ牛肉のようなものが大量に入っており、我々日本人の胃袋では、メインの前にお腹いっぱい状態。そこで出てきたメインがご覧の通りの肉まんじゅう(本当に中は肉ばっかり!)。残念ながら半分も食べられませんでした。 その後、ようやく宿泊先のチンギス・ハーン・ホテルへ。 市内でも最も新しいホテルということでしたが、確かに見た目はなかなかでした。 しかし、使ってみると、部屋によってバスローブがあったりなかったり、トイレットペーパーがなかったり、いまいちサービスに一貫性がないところが残念。 おまけに初日は国際電話がつながらないという始末でした。 9月22日 玄関構えは非常に立派なチンギス・ハーン・ホテルを後にして、視察先に向かいます。 市内に多く見られる都営アパート風のマンション。社会主義時代(〜1992)に建てられたものはだいたいこんな感じです。 (左)中国大使館。 (右)どこぞの大学だそうです。建物の立派な柱はたいていシベリア抑留者の日本人によって建造されたとか。 最初の視察先のモンゴル法務・内務省。もっとも建物はだいぶ小さいです。古いのはともかく、階段の段差が均一になっていなかったり、廊下の床が波打っていたりするのはどうかと思いました(もっとも、その後に行った裁判所も同様でしたが………) スクバートル法務副大臣に、モンゴルの司法行政の現状をうかがいました。 移動中のショット。 ウランバートル市内を走る車は、ほとんどが輸入中古車です。一般車は日本車・韓国車が多く、日本車はかなり雑多(3代前のマークUやディアマンテがなぜか多いような気がする)。韓国車はヒュンダイ・エクセルやソナタの先代が多いようでした。 タクシーは、ほとんどが韓国製で、ヒュンダイ・アクセントが大部分でした。 次の視察先は高等裁判所です。 ガイドさんによると、裁判所の建物の多くは借り物だそうで、この建物も「いったいどこが入り口なの?」という感じの印象でした。 (左)裁判所の紋章は、やはり正義を計る「天秤」です。 (右)裁判所で我々の質疑に気さくに応じて下さった、ビャンバー判事(一番右側)。その左は首席クラスっぽい事務官の方。その左は通訳のナラさん。 ちなみにモンゴルの法曹は女性が圧倒的に多いそうです。その背景は、モンゴル民族の考え方として、つぶしが効く(?)男性より、女の子に対して親が教育を受けさせようとすることがあるとか。近代日本と全く逆の現象です。 その後、ビャンバー判事に開廷中の刑事の法廷を覗かせてもらいましたが、被告人が証言台の前に立って陳述中なのに、ビャンバー判事がのしのしと入っていって、我々に説明を始めてくれたのは、うれしい反面、いいのかな?と、ちょっと困惑。まあモンゴルの大らかさと受け取っておきましょう。 その後、空いている法廷を見学させてもらいました。判事席に座れるとなると、途端に喜々として記念撮影を始める無邪気な視察団(笑)。 ちなみに写真ではちょっとわかりにくいですが、傍聴席はただの会議室の椅子みたいのが並べてある状態。駅のホームのベンチみたいなのが固定されている日本の法廷を見慣れた身からすると、結構びっくりでした。 再び移動中のショット。 (左)市内中心部にあるガラス張りの瀟洒なビル。何かは謎。 (右)日産のディーラーの建物を工事中でした。しかし、こちらの工事現場は仮設の足場の組み方がかなり乱暴で、見ていて心配になります。 この後一行は昼食会場へ。 昼食は、韓国料理レストラン「ソウルクラブ」とのことでしたが………中にはいると、入り口すぐ横に、「ジャパニーズ・コリアン・パブ&ダイニング」という店があって、「お刺身」「寿司」と大書されたメニューが。。。 唖然としましたが、我々の通されたのは2階のメインダイニングフロアで、バイキングでした。ホテルの朝食が今市だったのに比べると、サラダも新鮮で、なかなか美味しかったのですが、どうみても韓国風ではなかったような? |