モンゴル旅行記 その3


  その1   その2   その3   その4   その5   その6   弁護士の課外活動へ   トップページへ


 2005/9/21〜26にかけて、法友全期会の司法支援状況視察旅行に同行して、モンゴルを訪問したときの旅行記です。


9月23日(続き)

 バスは徐々に市外へ向かっていきます。
     
 しばらくは鉄道線に沿って道が走っています。………が、線路のすぐそばで牛が放牧(?)されていました。
 だんだん赤茶けた大地と草が多くなっていきます。

     
 (左)所々に、数日前に降ったという雪(!)が残っています。
 (右)恐らくはツーリストキャンプまでの道のりで最後に見る集落?

 ついにバスは見渡す限りの草原地帯へ!!
     
 Windows標準の壁紙みたい(笑)。遠くに小さくゲルが見えます。

     
 牛さん、羊さん、お馬さん、何でもとりあえず遊牧されています(幼稚園児の日記みたい)。

 
 こんな草原のまっただ中でも送電線が走っています。

 3時間ほど走って、草原の真ん中でピクニックランチです。
 
 事前の予定では、お昼はドライブインで、という話でしたが、観光シーズンオフに差し掛かる時期で、目的のドライブインは休業ということでしたので、青空ランチとなりました。でも、用意されたお弁当はなかなかおいしかったです。

     
 腹もくちくなり、思い思いに草原を散策する参加者たち………ではなくて、思い思いに「用を足している」だけです。
 途中に公衆トイレなんかあるわけがないので、青空トイレということで。

 
 バスが走ってきた道路。
 最後にメンテナンスされたのは、いつのことなのだか。路肩はぼろぼろ、舗装は穴だらけです。

 昼食後、再出発です。
     
 しばらくすると、大きな川を渡り、さらに1時間ほどすると、突然センターラインもまぶしい整備されたばかりの道路になりました。途端に運転手さん、飛ばす、飛ばす。一方、我々はようやく乗り心地がよくなったため、爆睡モードです。

 
 さらに一度、休憩を挟んで行軍していると、突然バスは道路を離れてオフロードへ!
 まさか、ツーリストキャンプはこの先?

     
 やはりそうでした。綺麗な白いゲルの集落が近づいて来ました。これが今夜の宿泊地、ホヨルザガル・ツーリストキャンプです。

     
 私の泊まった3番ゲル。中は薪ストーブがあって、リゾートコテージのようです。
 なんか、聞いてた話よりずっと立派なんですが?

 事前に日本のツアー会社から聞いた話では、草原のゲルは、とにかく寒い!凍死するかも知れないので、装備は万全に!と脅かされてましたので、一行は、スキーウエアは持参するは、ホカロンは持参するは、東急ハンズで買ったビバークセット(アルミ箔の簡易寝袋みたいな奴)まで持っていった訳ですが、実際には薪ストーブは夜中に何度も薪をくべに来てくれるし、布団は暖かそうだし、(いい意味でですが)話が違いすぎます(^^;

 しかーし、御間抜けな一行は、初日の夜は、右上の写真のベッドの上に置いてあった、ただ1枚の毛布のみがセットだと思って、全員!ベッドカバーの上で寝てました(実際には、写真に見えているベッドカバーの下に、さらに暖かい毛布と布団が支給されていたのに………)。おかげで、持参した重装備のお世話になった方もいたようで(私は毛布一枚でも快適に眠っちゃいましたが………)。

 さて、本日の行事はまだまだ終わらず、キャンプ近くの遊牧民のゲルに訪問に出かけました。
     
 遠くに白く見えるのが、我々のツーリストキャンプ。歩いて10分ほどのところに訪問先のゲルはあります。この民家は、ツーリストキャンプと契約して、観光客の訪問を受け入れているのですね。
 ゲルの外には、似つかわしくないパラボラアンテナが………これでNHKを受信して、朝青龍の相撲を見るそうです(ちゃんとゲルの中にテレビがありました)。電気は恐らく自家発電です。ちなみにツーリストキャンプには、電線が引かれていました。

     
 ゲルの中から天井を見上げると、こんな感じです。天窓を覆う布を半分空けていると、結構明るいです。正確に南側に入り口があり、天窓も南半分を開けるため、天窓の作る影が日時計代わりにもなるそうです。なかなか合理的。
 右の写真は、遊牧民のご親族や家族の写真など。アルバムを作る習慣がないので、こうやって飾っておくとか。上につるされているのはチーズです。
 ここで自家製の馬乳酒をごちそうになりましたが、前日ウランバートルで飲んだものより数倍飲みやすかったです。また、チーズもなかなかでした。

     
 (左)囲いの中に集められた子山羊さんたち。親山羊と一緒にしておくと、いつまでも親山羊の乳を飲んでしまい、人間様に回ってこなくなるため、こうやって引き離して強制的断乳措置を取るそうです。ちょっと可哀想?
 (右)つながれていた子馬と心を通わせる調教師、K弁護士。同氏は乗馬の達人のため、撫で方も堂に入っています。他の臆病弁護士たちは、遠巻きに眺めるばかり(笑)

     
 ツーリストキャンプに戻って、夕食です。本日はガイドさんの配慮で軽めでした。

     
 食べている間にも、トワイライトが近づいていきます。草原の空は広い!

 長い一日でしたがこの後、さらに夜に飲みながら満天の星空を眺める機会に恵まれました。普段日本では見ることのできない「みなみのうお」座や、ゴージャスな天の川、スバル、さらにはアンドロメダ星雲まで肉眼で確認できました(星に詳しいY弁護士のおかげですが)。

 


トップ アイコントップページへもどる