「σ(^○^)のイベントブースビルダー入門 その2」

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【うつ(2)】
イベントブースビルダーが うつ と言ったら、
釘を打つ。
ビスを打つ。 ん?ビスは・・・もむorまわす ですかね。(笑)
        でも打つとも言いますよね。
出る杭はうたれる・・・。 (゚O゜)☆\(^^;)バキッ!
アンカーボルトを打つ。
ダボを打つ。
トグラーを打つ。
リベットを打つ。
かすがいを打つ。(余り使いませんが)
羽子板を打つ。(余り使いませんが)
墨を打つ。
等々色々ありますが・・・。
んーーーーー何と言っても思いつきで書いているもので。(汗)
また後で思い出して、付け足しぃ〜〜なんて事も多々有ると思います。
これもまた謝っておきます。 ごめんなさい。m(__)m !!
ではまず一番の基本だとおもいます。

[釘を打つ(1)]

イベントブースビルダーが 釘を打つ と言ったら、
ハンマーとかトンカチとかカナヅチとか色々な呼び名の物が有ると思いますが
イベントブースビルダーが使う道具は 玄翁 と なぐり です

玄翁 って前と後ろがあるんですよね 知ってました?
始め解らなくてですね 釘を打っていると オヤジが
「反対だ」
えっ 何が反対なのだろうと、あたりをキョロキョロ
そしてまた釘を打っていると
「反対だ」
ちょっとムッとして
「何が反対なの?」
「良くみて見ろよ」
んーーーとまた、あたりをキョロキョロ 解らずにまた釘を打っていると
「玄翁が反対なんだよぉ」
えっ じーーーーーーぃ うーーーーーむ
見ても解らない(汗)
何が反対何だろう ブツブツ・・・
そしてやっと 解説が・・・(汗)

玄翁の前の部分は表面が丸くなっています、そして後ろはまっすぐです
横から見ると、前の部分は大きく後ろは小さくテーパーになっています
これも種類によっていろいろですが、σ(^○^)がオヤジに貰った玄翁は
テーパーになっていました
パッと見ただけでは解らないのですが、良くみるとそうなっています
そして玄翁の柄も横からみるとバナナ形になっています
これも極端にアールが付けて有る訳では無いので
良くみないと解らないのですけどね
あっ、もちろんアールのへっこみが前です
科学的理論は良く解りませんが、アールを付けて置くと
余り力を入れなくても釘が打てるのだそうです(笑)

木工の本等を見てみると、始めは後ろの平な方で打ち
最後の一打ちは材料を傷つけないように、玄翁を回転させ
前の丸くなっている方で打つ とかって書いて有るのですが
そんな面倒な事はしません(笑)
小割に2寸釘を立て、枠組をするために釘を打つ場合
大体2撃か3撃で釘を完全に打ち込んでしまいます
ですから回転させている時間も無いですし(汗)
はじめから前部分で打ち込みます
柄もその様にアールを付けて有るので、後ろで打つと言う事はまずしませんね

σ(^○^)が良く使っている玄翁は なぐり と呼ばれている物で
舞台の大道具さんが使っている物です
臨時で頼む大工さんは舞台関係の仕事をしている人が多いので
 なぐり 愛用ですね
これは前で釘をうち後ろは釘抜き 一粒で2度おいしい(笑)という物です

形状は・・・
鉄の頭部、前面は平らです そして後ろはバールの短い方の形ですかね 
苦しい説明だぁ(汗)
重さは測った事が無いので解りませんが、大きさは
前面の平らな部分から後ろの釘ぬき部の先端までが90〜100o
前面の大きさはW16〜20oH18〜23o
市販状態では角張っているのですが、指を切る危険性があるので
角をグラインダーで擦って丸くしています
柄の部分の上から80〜90oは、横から見ると35〜40o程幅が有り
角張っています 厚みは13〜16oです

その角張っている部分の前後には鉄板のくさびが入っています
くさびの長さは、柄の角張っている部分の長さに合わされています
幅は8〜10oで厚みは2o程です
くさびの上部は8〜10o折り返され、鉄の頭部分をホールドしています
そして柄の角張っている部分に2〜3ヶ所ビス止めされています

市販状態では釘止めになっているのですが
釘ですとすぐに緩んでしまいますので
くさびに穴を開け直してビス止めにします

頭部と柄が長いくさびによって繋がれていますので
多少荒っぽい使い方をしても大丈夫です
撤去作業の時等は、これで制作物をぶんなぐって壊したりします
そこから なぐり の名称が生まれたのかもしれませんね(笑)

この なぐり 出来ている状態でも売っているのですが
頭 柄 くさび バラバラでも売っています
みなさんそれぞれ自分の使いやすい様に加工して使っているようです

舞台関係の人のなぐりの柄は
柄の一番はじの部分を斜めにカットして居る人が多いです
これは立てた状態でパネル等を繋ぐ時に なぐり の柄を
パネルの下に差込み、高さ調整をする為です
いちいちバールを出す手間が省けるので
短い時間で作業をしなければならない、大道具さんの知恵ですかね

通常ですと柄の長さは350〜400o程なのですが
中には600o程の長い柄を付けている人もいます
これは脚立を使わなくても高い所に釘を打つ為です(笑)
この なぐり って左手で釘を添えなくても釘が打てるのです
後ろの釘抜き部分に釘を刺し、狙いを定めて一撃
これで釘が刺さります、それから なぐり を回転させて打てば良い訳です

ですから 600oもの長い柄でしたら・・・ そうですねぇ 
身長2メートルのσ(^○^)が手を伸ばして2メートル50センチ
+60センチですから・・・・3メートルもの高い場所に脚立無しで
釘が打てるという訳です  (゚O゜)☆\(^^;)バキッ!

σ(^○^)の なぐり は工場での使用も考えて柄は丸くちょっと細目
先端の斜めカットも無しです そしてバナナ形 (笑)
頭部の角張っている部分もかなり丸めて有るので
多分かなり軽くなっているはずです
打つ時は一日に何百本と釘を打つので、頭部は軽い方が楽です

現在σ(^○^)が使用している物はこの仕事を始めてから4本目
2本は現場で無くしてしまい きゃーー(涙)
一本は頭の部分が真っ二つに割れて きゃーー
この なぐり はσ(^○^)とこの工場に出入している道具屋が
特注で作らせたとかで(何が特注なんだか?)
1本5000円という所を、4000円に値切って買った物で(笑)
割れてしまって文句を言ったら、次は3000円にまけてくれた(笑)
でも、よっぽど変な使い方をしない限りこんなに割れたりしない
と言われてしまいました(汗)
σ(^○^)は変な使い方なのかなぁ きゃっ(笑)

そして今度は打たれる方 釘 です

釘にも色々種類が有ります
普通多く使う釘は 鉄丸釘 長さの単位は寸 分 です
イベントブースビルダーが使う釘では、長い物から順に
2寸5分(75o)2寸(65o)1寸5分(50o)1寸2分(38o)
そして8分or7分
使う用途も大体決まっています
2寸5分ーたる木(40o*30o)等用
2寸ー小割(30o*20o)等用
1寸5分ー小割、平鉄(帯鉄)等用
1寸2分ー平鉄(帯鉄)、コンパネ 等用
8分or7分ーベニヤ、説明パネル取り付け 等用

*平鉄(帯鉄)ー展示会で立てる両面のパネルを繋ぐ為の金具です
        幅25〜35o長さ400〜600o
        厚み1〜2oの鉄板です
        真ん中付近に30〜50oの間隔を開けて釘穴が2つ
        両端から20〜30oのところに釘穴
        そして真ん中付近の穴と両端の穴の間に2〜3箇所の穴
        それぞれ自分ところの工場で、金物屋に作らせているので
        サイズはいろいろです
        この鉄板をパネルの上下に打って繋ぎます

それから良く使う釘は スクリュー釘、ねじれ釘、と呼んでいますが
正式名称は フロアー釘 です
この釘は胴体部分に ねじれ 入っています
製造メーカーによって色々有りますが かえし が付いている物も有ります
そして黄金色のメッキが施されています

打ち込んでいくと釘が回転しながら入って行きます
回転させないと後戻りはしません(笑)
間違った所に打ってしまい 抜けないぃ〜なんて事も有ります(笑)
頭部が小さく皿になっていますので、打ち込んだ時に頭部が出っぱりません
仕上がりをきれいにしたい場所に使います

床材を貼る時は緩みの少ないこの釘を使います 
そこからフロア釘という名前が付いたのだと思います
いや床材の為にこの釘を開発したのかな?

使うサイズは2寸5分 2寸 1寸5分 1寸2分 ですね
用途は
2寸5分ーたる木の勾配部分、たる木パネルの現場での組立(正面打ち)等用
2寸ー小割の勾配部分、小割パネルの現場での組立(正面打ち)等用
1寸5分ー小割、コンパネ 等用
1寸2分ーコンパネ 等用

それから最近では余り使わなくなりましたが、
パネル釘 (1寸5分、1寸2分、1寸、7分)
これは頭部はフロア釘と同じように小さく皿になっています
しかし胴部はストレートです
依然はこれでベニヤを打っていましたが、現在はタッカー打ちになっている
ので余り使いません

他にも色々な釘が有りますがイベントブースビルダーは
このくらい有ればオッケーです

んーーー釘を打つ所まで行く前に きゃーーー
もう こんな時間かぁ(汗)
今回余り無駄話はしなかった様な気がするんですけどね
えぇ〜ではこのつづきは
【うつ(3)】
[釘を打つ(2)]につづきますぅ〜〜〜(汗)

                                     ではまたσ(^○^)くん


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