イオラニ宮殿 イオラニ宮殿はハワイ王国カラカウア王によって明治14年(1982年)に建てられ、アメリカ人のクーデターで王朝が崩壊する1893年まで、最後の国王リリウオカラニ女王の公邸として使われていた。この女王が幽閉中に作曲した“アロハ・オエ”はハワイアンの中でもっとも有名な名曲だ。 宮殿では12時30分から日本語の案内が始まる。早めに着いたので宮殿の庭で涼むことにした。庭には背の高い椰子やバーミヤン・ツリー(ガジュマル)の巨木が生えている。樹齢何年だろう。青草の上では可愛い小鳥がエサをついばんで足許まで寄ってくる。人間をおそれる様子はない。 ボランティアの案内で宮殿の見学が始まった。宮殿は西洋風の建物で内部は撮影禁止。床材に樅の木を使っているので摩耗が早く、見学者は全員靴カバーを履いての見学だ。保存に細心の注意を払っている。クーデターで倒されたハワイ王朝の話を聞くと、時代がそれほど古いことではないので、当時のアメリカ人閣僚や米国海軍の行ったことに複雑な気持ちになってくる。もし明治政府が外国人を政府の閣僚に登用していたら日本もどうなっていたか分からない。 バーミヤン・ツリー 足許までよってくる小鳥 ハレ・コア・ポリネシアン・レビュー 夜は再び米国陸軍専用ホテルの“ハレ・コア”で、毎週水曜日に行われる“ポリネシアン・レビュー”を見ながら食事をする。3人を先に降ろして駐車場に車を置いてきたので遅れてホテルに入ってきたら、会場入り口で美女が待っていて写真を撮ることに。両手に花で、幸せそうなサブロー。 こちらはポリネシア文化センターのショーとは趣が異なり、静かに優雅にそして時々ジョークを交えて楽しませてくれる。両親二人ともゆっくりと楽しんだようだ。 卆寿の父と米寿の母 ドール・パイナップル農園 ハワイといえばやはりパイナップル畑を忘れる訳にいかない。日本のスーパーでも目にするドールのパイナップル畑を見学に。売店ではパインの試食から、色々な土産物が売られている。日本からの観光客も多く、日本語が周りから聞こえる。 広大な農園でパイナップルが栽培されている。苗を植えてから1年半で収穫できるという。道路を挟んで片側では大きな収穫機の後から10人くらいの作業員がつみ取ってはベルトコンベアにのせている。収穫されたパインはそのまま収穫機に積まれ、その場で段ボール詰めされ、コンテナーにまで積み込まれている。徹底した流れ作業だ。生ものだから時間を無駄にできないのだろう。 サンセット・クルーズ スター・オブ・ホノルル号 ホノルル最後の夜、従姉妹はサンセット・クルーズというなんともロマンチックなスケジュールを組んでくれた。乗船する船は“スター・オブ・ホノルル号”。港ではタラップの下で、フラダンスの歓迎を受ける。 フラダンスで歓迎 今日も食事をしながらフラダンスが見られるとはなんという幸せ。今日で三日連続だ。フォルクローレが好きなサブローは大喜び。乗組員に案内されて乗船すると、そこにはウェルカム・ドリンクのスパークリングワインとまたフラダンスの歓迎だ。しばらくフラとワインを楽しんだ後、いよいよダイニングルームへ。到着が早かったのか、乗客は少ない。そこでもフラダンスの歓迎を受ける。いいなぁ!今日はフラダンスが間近にゆっくり見られるゾ。出航が間近になってきて空いていたテーブルもすべて埋まった。見回してみるとほとんどが日本人。アジア人以外の外国人カップルは二組しかいない。どちらも誕生日を船上で祝おうというカップルだった。 船の旅は2時間半。料理はフランス料理。雰囲気はバッチリ。僕らのテーブルがチョットまわりから浮いている。それもそのはず、乗客の半分近くは新婚さん。まもなく出航というときに今まで踊っていたフラの二人は下船していった。アレッ?フラダンスはこれからではないの?期待していたサブロー、ガッカリ。 両親の好きなドイツワインで乾杯して料理は始まった。教育の行き届いたウェイターやウェイトレスがてきぱきと料理を運んでくる。久しぶりのフランス料理にサブロー大満足。料理については“食べある記”(現在準備中)をご覧下さい。 あつあつカップルのダンスタイム スター・オブ・ホノルル号は港を出た後、ワイキキの沖合いを南下してダイアモンドヘッドの手前でUターン。間もなく夕日が沈む。幸せそうなカップルがデッキに出て沈みゆく夕日を眺めたり、記念写真を撮っている。ミキコがいたら喜んだだろうな、と思う。今度は二人で来よう。 アロハ! ハワイ 楽しかったハワイ旅行も終わった。いよいよ帰国。心配なのが膨大なお土産だ。一時は船便で送ることも考えたが、重い物はできるだけ手荷物にして機内持ち込み、チェックインする荷物を少なくすることにした。これなら、うまくいけば通るかもしれない。ところが帰国の朝になって、母は12箱入りチョコレートがもう一つ欲しいという。エッ、まだ荷物を増やすの?と思ったが、ここまで来ればなるようになれ!だ。いよいよチェックイン。すぐ前の人の荷物を見ると僕らの比ではない。パイナップルもどっさり持っている。どうなるのかな?と見ていると係の女性はスイスイと通してしまった。なんだ、いけるのか。サブローは拍子抜けしてしまった。チョコレート2箱は機内に持ち込むつもりでいたが、ありがたいことに係員がそれもチェックインしたらどうですか?とまで言ってくれる。荷物を預けて手軽になったところで、追加のチョコレートを軍のPXまで買いに行くことになり、従姉妹の車で 出掛ける。お昼もゆっくり外で食べて空港へ戻ってきた。 従姉妹にはすっかり世話を掛けてしまって、なんと礼を言っていいのか分からない。おかげで楽しい、思い出深いハワイ旅行ができた。ありがとう、Miyoさん。マハロー!& アロハー! |
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