017   5カ月齢  「お風呂場もいいかも」 「成犬にも遊んでもらう」  6.4㎏

マルコといっしょに下の部屋へ洗濯物を取りに行く。洗面所に入ると、風呂場のドアを「開けて、開けて」とするので開けてやった。いつもならクンクンにおいをかいで出てくるのに、今日はなんとシャ~ッとオシッコをした!ええ~っいつも下におりたら風呂場でしてたんだろーか?それとも今日はたまたまなのか??にしてはなんだか手慣れたカンジだった。でもまぁいいか、風呂場ならサッと水で流せるし、トイレは目の前だし。板の間でされるよりよっぽどいい、と言うことでホメた。
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今日はマルコも一緒に出勤。オーストラリアン・シェパードのドンファンと、ラブラドールのジャックと対面した。ドンファンはマルコにじゃれつきたそう、マルコもまんざらでもなさそうだけど、ちょっと腰が引けている。自分よりも身体の大きい成犬はやっぱり少しコワイよう。もっとよその成犬とも触れあわさないといけない。
ジャックといっしょに遊ばせると、すぐにうち解けた。走っている間もずっとマルコから目を離さず、愛しそうに見ている。さすがラブラドール、これからもよろしくおねがいします。
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018   6カ月齢  「ハウストレーニング」   7.8㎏

9月になり、最近はマルコもいっしょにつれていくことにしている。というのも、留守番させていると、パワーを有り余らせていて、帰ったときウンザリしてしまうし、トイレを必ず1回分失敗していて、気になっていたからだ。ハウスの練習にもなってちょうどいい。実際、初日はムリヤリあたまをつっこんでハウスさせていたのが、今日は「ハウス」というだけで、すんなり入るようになった。ハウスは安心なところだと教える事ができた。
呼んでも帰って来ないときもでてきたりとまだまだ気が抜けない状態。呼べば必ず帰ってくる犬にしたいなぁ。
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トイレの間隔、3時間はがまんできるようになった。ハウストレーニングがおそかったからか?家では好きな時にトイレに行けるので、がまんする時間がなかなか長くならない。オスというのも関係あるのかナ。それでもトイレがしたくなると、ソワソワして鳴くようになった、イイカンジ。
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019   7カ月齢  「反抗期」 「暴走対策」

そろそろ思春期に突入しそうだ。ただ今7カ月ちょい、人の年齢にして11才前後。最近落ち着きがない。オシッコも近頃は足をあげてするようになってきた!この前は、呼んでも帰って来ないわ帰って来てもわざと股下をよけるわ(呼び戻したらいつも股下をくぐらせるようにしてる)、ムカツクことだらけ。ロングリードは手放せない。むずかしい年齢・・・今こそ、呼び戻しを強化しておきたい。
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暴走対策。暴走する状況へ連れて行き(他の犬がしょっちゅう行き交うところ)ロングリードをつけたまま、ボールを投げたりして遊ぶ。で、投げた方向に犬が現れると、ロングリードのことも忘れて走り出す。一応「来い」と言うけど聞いちゃいないので、知らない。後は10㍍ほどのリードのはしっこを持っているだけ。マルコは自分の走って行った勢いのままビーンッとつんのめり、ひっくり返った。フフッざまあみろ、と思いつつ「だーいじょーぶうー」と私は何もしてないよっとばかりに優しい声でむかえてやる(実際何もしてないし)。このくりかえし。
ロングリード以外にも、飛び道具を持ち歩くことにしている(注、はじきではありません)ペットボトルに小石をつめたものを、走っていく方向の、犬よりも少し前に投げる。ガラガラッと音がするので、マルコの場合はビックリして帰って来る。これがまたカワイイ。(注、2㍑サイズじゃありません。かと言ってポカリのめっちゃちっちゃいのでもありません。280㎜㍑くらいがちょうど良いです。)
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020   「足りない環境馴致」

また発見があった。マルコはよく知らない人のことを怖がっている。今まで自分では気をつけていたつもりだったのに、気づかなかった。なぜ見抜けなかったかというと、マルコが平静を装っているから。全く気にしていなさそうにふるまい、しっぽをふっていた。でもいざ人がさわろうとしたりすると、すーっとよけるのだ。これがまた相手に不快感を与えないように偉く上手によけるので、私も分からなかった。決定的だったのが、他人がおやつをくれたとき。えさきちがいのマルコが食べなかった!ありえない。男女関係なく、どんなタイプの人からももらおうとしなかった。

他にもある。敷地に作業のトラックが入って来たとき。ちょうどグラウンドで遊んでいたマルコは、トラックに向かって吠えた。
神経質なところがあることには気がついていた。それもふまえて環境馴致をしていたつもりだったが、あまかった。もっともっと色んな人とふれあわないといけないし、色々な環境に継続的に連れて行かなければいけない。
こりゃ大変!まだ間に合うかな・・・。
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021   「環境馴致は慎重に」

あわただしく環境馴致作戦。
散歩コースを国道沿いに変えた。大勢の人やその愛犬たちがいるところへ連れて行き、お願いしておやつをやってもらった。
ちびっこ達にもお世話になった。4,5人で遊んでいたので、「あのね、この犬さわってもらえない?」と頼むと、ドオーッと全員いっきに集まって、マルコを囲んだ。ビビッたマルコはコテンッとひっくりかえっておなかを見せた。これには私も少しおどろいたし、自分のやりかたがまずかったとも思い、反省した。この時はたまたまうまくいった。おやつをもらい、なでてもらったり、ボールを投げてもらったりして、すぐにうち解けることができた。が、もしかしたら違った行動をしていたかもしれない。怖いうえに囲まれて、追いつめられたら、私が犬なら噛みつくかもしれない。かなり手荒な事をしてしまった。ちびっこ達にけがさせるようなことにならなくてよかった。日頃歯を当てるようなことを全くしない犬でも、追いつめられたら何をするか分からない。人だって同じだ。一人ずつ徐々にさわってもらったらよかったなぁ。ごめんねマルコ。
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前述の事を繰り返しているうちに、だいぶん人には慣れてきた。1才になるまで環境馴致は続けようと思う。あきらめちゃいけないなぁとつくづく思う。相変わらず暴走することもあるが、それも訓練をするにつれ、おさまってきた。服従心が育ってきたみたい、楽しい。マルコの気持ちを考えながら訓練するのが楽しい。伝えたいことがうまく伝わったらこれまた楽しい。
そしてマルコもうれしそう。
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