2005−08−06 小林聖明さんと建築あそび 記録    home 
   プロフィール   02年高山建築学校 その1その2     フラット その1その2 
  
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      ★高山建築学校 その1

高山建築学校というのは何かというのは皆さんご存じじゃない・・夏の間・・およそ昔は一ヶ月間ぐらいだったんですけど、僕たちの時は10日間、という期間の間、飛騨高山の中数河(ナカズウ)という 過疎化が進んでこういう写真の通りの寒村で、ここのカーソルのある古い民家に夏の間だけ、学生講師の先生達とが集まって、物作りをするというのが一番分かりやすい、説明だとおもうんですけど。これにいってました。


これが高山建築学校なんですね。この近くに昔 小学校があって、校長先生が住まわれていた家らしいんですね。その小学校が、町内会の人達が集まる・・公民館。そういうような場所に変わって、この場所を高山建築学校が始まる時に買い取るかたちではじまったらしいんですね。これが校舎と呼ばれるものです。

僕も行くまではどういう場所か分からず、建築学校とういうぐらいだから・・(わらい)大学生だったので、まさかこんな場所だとは知らなくって、学校の廻りに、ポツポツと、正直かなり理解が・・笑い・・どう理解していいか分からない物がたくさんありまして

  会場 笑い

         
ただなんというか、なにか意味というか、意図らしいものは感じる、で「僕は一体なんていう世界に迷い込んだんだ〜」という感じでしたね〜。僕が行った2002年というときは大体20人ちかく参加者がいまして、始めにそれぞれの作品と言われるもの説明を受けるわけですけれど・・
 
 こんな感じですね 。ここに円形劇場らしきものがあったり。ここには鉄骨のフレームらしき・・フレームなんですけど、そういうものが置いてあったりしていました。学生を中心に10日間ここで共同生活をするわけで、まず
  

初めは挨拶というか「今年の夏はどういうことやっていこうか」みないなことを話しているところです。

これがその時に参加したメンバーですメンバー表です。昔はというか一時期は今活躍している石山修武さんであったりとか藤森照信さんだったりとか、本当に建築・・哲学の人もいたと思うんですけども、だいぶ・・そもそも30年ちかく続いている学校で、僕が参加したときぐらいからは なにか一寸今までの形態が変わり始めたというか、より学生が主体となって動いていくような、そういうものに変わったんですね。

そのなかにダンサーの人だったり。パフォーマーの人だったり、彫刻家の先生だったり、色んな人が集まっていて、およそ「建築学校というくらいだから、建築家の人達が集まってこう教えてもらうというようなもんだ」と想像してました。

  会場  笑い

i:岡土建 の従業員いるの。さっきメンバー表みていたら・・タドなんとか

k:岡さん(学校の世話をしてる人)の・・おそらくそのプロジェクトチームというか、同じ職人さんの名前だと・・

 なが〜い 沈黙

s:気にしないでやってよ〜

k:はーい

なぜか僕がいく前の年に誰かがこの壁をぶち破ったらしくて

  会 場 わらい

お陰で、凄く風通しのいい、夜でも涼しくて、投光器を与えると、ここがもの凄い斜面になっているんですよ。それを見ながら夜遅くまで話をしたりしていました。

  会場 わらい サポータ達は知っているので・・

これは10日間ぐらいの前半というか、最後お祭り期間というのがあって、毎年レクチャーをしていただくゲストの方がいて、その方に24時間コンペというのをやるんですよ。夜にお題をだされて夜通し考えて、次の日の昼すぎぐらいにプレゼンするといのがあって。

その時が五十嵐先生が来て頂いて、これが宗教建築のレクチャーを受けている。こんな感じでみんなカナリ悩んで・・これ僕なんですが。高山に行くとこんなふうになっている。




s:あれこれ小林さん・・あ随分違うね〜姿形〜

 会場 微笑む

メチャメチャ違う。最後にパーティーをして終わりなんですが・・実際はその合間にどういう制作をしていたかというと、はじめに日干しレンガの制作というのをやっていまいた。

s:なにこれ・・

佐藤さん見てないんですか

s:え これ見てないです

前の年にこういうものが作ってあったんですよ。日干しレンガで一寸段々になりならがラウンドしている物があって。これに対してなにを作るかということで集まったんですね。とりあえず、いきなりいったら、トラックからドサとこういう物が降りてきまして

     会場 笑い

s:面白い合宿だ

 会場 わらう 

あとはひたすら型枠に詰めて、日干しレンガを作る。それもピークの時には朝5時に起きて日干しレンガ〜

会場 大爆笑 ガガハハハ ・・


眠いのに汗をかいて目が覚めるという・・

s:今日といっしょや〜ね

  会場  おお 笑い・・
   
そいうことをやっていました。このときはドンドンドンドン肉付けしていきまして、ドラム缶の風呂を作る。話になって、こんな感じですね。ここが薪をくべる 開口 

i:誰か統括してんじゃないの・・

これは岩間さんという、この彫刻、日干しレンガを作って制作している方がいてその人がリーダーシップをとって、ただ僕らもガンガン意見を言っていたので、・・こんな感じになりました。

で、夜中にみんなが真っ裸になって入って、

   会場 高山裸!!祭りのチン事を思いだし・・ 大 わらい

これずぐ分かるとおもうんですけど 時間が経つにつれて、ドンドン、はじめレンガの間が開いていたのがレンガが溶けてすごく壁らしくなってくる。岩間さんいわく「結局は土に還っていく」 きえていくものという、それが面白いかな〜

それと同時並行して

あるスパンだけワークショップのコレをやれというんじゃなくて、凄く連続したり 被ったりしているので、僕自身の記憶が曖昧になっていてしまって、前の日のことなの、昨日と今日が続いていて、何時だったかな〜というのが良く分からないですけど。
  
こういうのもやっていました。高山は木造建築がしっかりしていて、これ古い廃材をもらってきたんですよ。梁とか柱とか、それを使ってテーブルというか舞台というか、そういう物を作ろうと、前の家から木材を頂いてきて、持ち寄って、中からこういう物が出てきたり、
  
それをカットして磨いて、ドリルで穴明けて、それぞれこう・・仕上げる感じになる。

それぞれホゾ穴、いろんな材が混ざっていて、全く平滑な面ではない。それをバランス見ながら組み合わせて、・・こういう物が出来て


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