金沢  ことば悦覧 2008年春   home 

  中村彩さん+橋本浩司さん  ことば悦覧 3時間38分   080429  
  その01  その02  その03  その04  その05 その06 

 
 05 

橋本:これ家ですか?
佐藤:これ住宅ですよ
橋本:へーえ〜
佐藤:この四角の部分が風呂や便所などの設備えりあで 廊下がついててい、丸い部屋が3つ 一個づつ離れている。
中村:へ〜え おお 面白い〜ふふふふふふふ 

佐藤:南からみるとこういう感じ
橋本:はあ〜 
佐藤:これみると笑うでしょう 廊下が3箇所膨らんでいる
中村:ああ 丸だから
佐藤:北側にはガラスがはめ込んであるんだけど、南側は何もない吹きさらしなんです、屋根は掛かっているんですけど。扉の前に靴が脱ぎそろえてあるから 廊下を見通すと人が居る部屋がわかる

中村:あ〜あ〜
佐藤:学生寮みたいな
中村:へーえ〜 お〜お ふふふふふふ
橋本:木ですか?
佐藤:木造です こんな感じで千万家 

中村:1千万で出来るんですかこれ ?
佐藤:出来なかったんだよね。会場笑う 話のスターとは1千万円で完成させる予定だったんだけど
橋本:それは面白いですね
佐藤:セルフビルドで作る予定だったんですが、借り入れ条件に6ヶ月以内に完成して!という項目がうたわれたので、プロの大工さん 請負師に頼まなければ出来なくなった。で経費日当や経費がかかるので 100でいいじゃないか〜っ

橋本:ははははは
佐藤:1000の模型を作ってあったので、「やっぱりこれで!」と建て主さんが張切っちゃったので出来上がった。だれかに資金支援してもらったらしくて出来た。40坪なんですけどね。次はこれで

中村:
会計事務所だから貝のカタチ
佐藤:そうです、次のものは野球選手の家です。北側の家の人が出てきて設計主旨を説明してくれた。だれも黙って聞いていた。14年経って地に根付いた
中村:最後まで黙っていたんですか
佐藤:はいそうです、これは明日喋るかもしんないですけども 植田実さんという人がいて その方が1995年から2000年までの間かな その期間に日本に出来た住宅を10軒に選ばれて 評論された。
橋本:あらスゴイは 

佐藤:
都市住宅クロニコルという本がみすず書房から出たんです その中に入っている。過去の人になってしまった。年鑑収められてしまった

橋本:植田実さんという人はどんな人ですか?
佐藤:都市住宅などを編集した編集者 
橋本:ああ そうなですか 
佐藤:植田さんは我が家に3回来ているんですよね 記録はこんな感じです。俺のhpを観てると話が尽きない なんで説明しているんだろう

中村:へへへへへ
佐藤:植田実 まことって読むの
橋本:すごい著名人
中村:本とか一杯書いている
橋本:そうそう 
佐藤:おれんちで話した記録です
中村:これやっぱり 色とか面白いですね 飛び込んで来ますね〜

佐藤:建築学会賞を受賞したときに 一口5千円だったか1万円だったかで。寄付をつのって、本を作ったんですよ。その本を作った時の話を聞いて記録したんですよ。 植田さんなんでそのような事をするんですか?ってことでね。色々聞いたんですね。

私は パブリックを考えるために プライベートな場をパブリックにかえるという運動をしてて、千万家が出来た時にいきなり使ってね 植田さんの講演してもらったのがこちらの記録なんですよね まだ建て主が使ってないのに 人集めて植田さんに講演してもらった。あんたの家は俺の家 みたいに

中村:ふふふふふ ははははは 
佐藤:建物出来たばっかりですよ
中村:ははあははあは へ〜えじゃ 色んな人が来た まだ住んでないのに
佐藤:まだ棲んでいない。色んな人が来て、宴会してお酒を呑んでしまった 建て主さんも入っていだだきね 集合写真があったと思うんだけどなかったかな〜 ああこれこれ 

中村:お〜お〜
佐藤:その時こんなに植田さんが講師で来たんですね 建て主がこの人です
中村:一応真ん中で へえ〜え 

佐藤:友達が来てブーイングだされた、なんでお前が先に使うんじゃ?って でもこれでいいのだ〜って
橋本:うはあはは 
佐藤:お前の建築はみんなの建築なのだからって言ってさ〜
中村:はははあははっは 面白い〜 

佐藤:ずーっとそれをやっているんですよ。さっきの会計事務所でも、その様な行為を建築あそびと名付けてやっているんですよ。
橋本:住みながらですか 
佐藤:使いながらです、俺の家でも皆さんを呼んで建築あそびをするけど 俺が設計した家もみんなを呼ぶ 使わせてくれと呼びかけて。使わせてもらい講演して言葉の記録を作っておいたのが残っているんです。怒り狂う人がいるかもしれないな〜と思っていたんだけど、

中村:そうでもない 
佐藤:そうでもないんだよね 
中村:う〜ん 
佐藤:パブリックとプラーベートの境界が判らない僕としては 暴力的に思えるような事を実践したりして来ました。

中村う〜ん 

佐藤:そういう行為もですが こえれが とても面白いんですよ 平面もね〜パイロットが上空から観てわらうだろうと思っていたんですよ 

 
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