2005年春より、「十万人保釈署名運動」は新たに「迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会」を発足し完全無罪をかちとる活動をおこなっています。ここでは旧「十万人保釈署名運動」のホームページの記録を保存しています。

 --「迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会」 に戻る


すが たけとしさん そがめ ひろふみさん いたがき ひろしさん ふくしま まさおさん は むじつだ

更新日:2005年3月16日

森山サさん追悼(03.12.6集会より)

東京拘置所の新獄舎に抗議する要望書(03.7.24)

人権救済申立書(02.9.24)

4・29集会に集まってください

福嶋さん歓迎! 4人の完全無罪をかちとる新運動体を立ち上げよう

 とき 4月29日(金)休日  午後1時開場、2時開会
 場所 渋谷区勤労福祉会館  渋谷勤労福祉会館(03-3462-2511)
     東京都渋谷区神南1丁目19−8
     (公園通りをNHK方面へ。渋谷パルコPart2の筋向いです)

4月29日の集会に是非ともご参加ください。福嶋さんをみんなで囲み、歓迎集会を行いたいと思います。
 昨年の11月22日に、福嶋昌男さんは12年もの不当な長期未決勾留にかちぬいて保釈出獄を実現しました。
 福嶋さんは出獄以来、体調を整えながら裁判闘争を着実にたたかううことを最優先させてきました。現在は体力も回復し、無罪判決に向けてみんなで全力をあげていこうと誓うときがきたと思います。
 そして4月29日は、福嶋さんに加え、須賀さん、十亀さん、板垣さんの4人が初めて一堂にそろう集会となります。そもそも4人は同じ事件の共犯とされながら、不当にも別々の裁判を強制されてきました。
 3人への無罪判決が福嶋さんの保釈に大きく影響したように、4人が力を合わせともにたたかうことが、全員の完全無罪を力強くたぐりよせるのです。
 この日の集会では、これまでの十万人保釈署名運動を大きく飛躍・発展させ、4人の完全無罪をかちとることをめざす新たな運動体の立ち上げを提案することを予定しています。
 4人を本当の自由の身にするためには、無罪判決をかちとり確定させることが必要です。4人とともに長期勾留を打ち砕いた十万人保釈署名運動の力をあらためて結集させ、拡大しましょう。多くの皆さんの参加と賛同を心より訴えます。

ついに福嶋さんの保釈決定!

11/22東京高裁が、検事の抗告棄却

東京拘置所より笑顔で出獄

 

 福嶋さんがついに保釈出獄をかちとりました。
 11月22日(月)14:40頃、東京高裁第10刑事部が福嶋さんの保釈を認める決定をした、という知らせが入りました。東京地裁が16日に行った保釈許可決定に検事がただちに抗告したため、この日の高裁決定が福嶋さんの保釈を確定させるものとなりました。
 十万人保釈署名運動は、記者クラブで16:00より勝利の記者会見を行うと同時に、ただちに東京拘置所に迎えにいきました。
 そしてついに18:10ころ、閉ざされた東京拘置所の重い門が開き、数人の看守たちが福嶋さんの12年分の荷物を入れたたくさんの段ボール箱を積んだ台車を引いて表れ、その影から福嶋さんが姿を現しました。
 門の外に集まった私たちが声をかけると、福嶋さんは大きく両手でマルを描いて満面の笑みで応えてくれました。
 この日を待ちわびた親しい友人たちが福嶋さんを取り囲み、次々に握手を求めると、福嶋さんは顔を紅潮させ、目をうるませて笑顔で言葉を交わしたました。
 福嶋さんは、元気で出獄しました。不当な12年の未決勾留を闘いぬき、打ち破り、私たちのもとへかえってきました。大勝利です。
 これまでご支援いただいた方々に心より感謝します。ありがとうございました。

 

福嶋さん弁護側立証始まる

 7月2日   板垣宏証・迎賓館横田事件被告が証言に立つ「福嶋さんは無実です」

 7月16日  足立昌勝・関東学院大教授が爆取違憲立証「爆取で福嶋さんを裁くことはできない」

石川証人に追いつめられた検事
デッチあげを自ら暴露10/27

 「メモの筆跡は福嶋さんのものではない」との石川九楊証人の力強く説得力あふれる証言に、検察官は反論の余地なく追いつめられた。
  それに傷を付けようと検察官が言ったことが「筆跡鑑定には科学的な裏付けがないように思う」だ。福嶋さんを犯人としてデッチ上げるために筆跡鑑定を唯一の証拠として出してきたのは、そもそも検察官の方だ。その検察官が、筆跡鑑定の非科学性を主張するとは!それは、検察立証がデタラメに基づくデッチあげだと自ら暴露したに等しい犯罪的証言だ。

 「指紋の場合は、結局、科学的な裏付けみたいなものがあるといいますか、要するに、12点法とかいう、特徴点があるかないかというような考え方のようなんですけれども、そういう鑑定手法、つまり同一性の判断手法と比べて、筆跡鑑定の場合は、そういう科学的な裏付けみたいなものは余りないようにおもうんですけれども、…」(検事の発言10/27)


 検察官は、ロケット弾の飛距離計算をしたとするメモ類の筆者が、筆跡鑑定によって福嶋さんだとわかったと主張して裁判をはじめました。
 つまり、福嶋さんを犯人としてデッチあげるための最大かつ唯一の柱に筆跡鑑定を置き、12年もの未決勾留を強いて裁判を強行してきたのです。事実、筆跡鑑定の中身は裁判における最大の争点となり、じつに3年以上の時間をかけて争われました。
 前回10月27日の公判で、弁護側証人の石川九楊さんが、書家の第一人者としての長年に渡る筆跡鑑定の経験と知識に踏まえ、筆跡は福嶋さんのものではないとする異筆鑑定書を提出し、説得力あふれる証言で法廷を圧倒しました。
 これに追いつめられた検察官は、石川証人に対する反対尋問の場で、上記の言葉を言ったのです。
 
 検察官が、石川さんの証言を傷つけようとして発言したことは明白です。しかし問題は、福嶋さんを犯人にデッチあげ12年もの未決勾留という拷問を強制してきた検察官が、自らの主張の根幹にあるはずの筆跡鑑定自体の科学性を否定したことです。
 「科学的な裏付けがあまりない」鑑定で人生を12年も獄に奪われた福嶋さんの身になって考えてみるべきです。
 検事の発言は、福嶋さんを獄に入れるためにデッチあげを行った、と法廷で明言したのに等しいのです。
 こんなことは絶対に許せない。
 検察官は、公訴をただちに取り下げるべきです。権力犯罪に手を染めた検察官が法廷に立つ資格はありません。裁判所は福嶋さんを今すぐ釈放すべきです。

無罪判決をかちとりました!

04年3月25日判決公判


 みなさん!朗報を伝えます。
 3月25日、東京地方裁判所(刑事11部・木口信之裁判長)で迎賓館・横田爆取裁判の判決公判が行われ、須賀武敏さん、十亀弘史さん、板垣宏さんが無罪判決をかちとりました。
 午後1時15分、「被告人らは、いずれも無罪」。主文が読み上げられると地裁426号法廷の内外を埋め尽くす100名の大歓声が裁判所に響き渡りました。
 木口裁判長は判決で「ロケット弾の製造にかかわった証拠がなく、実行犯との共謀の証明もない」、つまり「犯罪の証明」がないと述べざるをえませんでした。当然とは言え、「テロ根絶」を叫んで、自衛隊をイラクに派兵した小泉政権のもとでの無罪判決は画期的な判決であり、ひとえに3人と弁護団の無実・無罪獲得にかけた執念のたたかいが引き寄せた勝利でした。
 起訴以降16年間もかけて行われた前代未聞の長期裁判を、3人は終始無実・無罪を訴え、検察立証のデッチあげを暴露、弾劾し続け、不屈にたたかいぬいてきました。また、弁護団も3人を支え、ともにたたかいぬいてきました。そして家族をはじめ、多くの支援者の皆さんの長い間のご支援によって、ついに完全無罪というすばらしい勝利をもぎり取ることができたということです。さらに、いまだ獄にある福嶋さんとともにたたかいぬき勝利します。ともにたたかいましょう。

02年12月26日、ついに3人の保釈決定!
署名の力が裁判所を動かした

 

 みなさん、ついに須賀さん、十亀さん、板垣さんの未決勾留が終わる瞬間がやってきました。02年の12月26日の夕方に東京高裁は、19日の地裁の保釈許可決定に対する検察の抗告を棄却しました。これで、3人の保釈は完全に決定しました。これを受け27日に東京拘置所から3人が出所しました。獄中の全身全霊をかけた裁判闘争と、獄外の運動と怒りが裁判所を揺り動かし、厚い獄壁を打ち破ったのです。
 十万人保釈署名運動に協力してくださったみなさん。獄中の仲間を我がことのように心配し、心を寄せ続けてくださったすべての方に、心よりお礼を申し上げます。

 

十万人保釈署名運動ニュースをごらんください

保釈カンパをお寄せください

 

 保釈された3人へ、東京地裁が提示した保釈金はあわせて1200万円です。その額は、16年も人生を獄に奪われてきた3人とそれを必死で支え続けてきた家族にとっては、あまりに不当な大金です。さらに福嶋さんの保釈を実現するために、再び高額の保釈金を用意しなければなりません。出獄し一審無罪判決をかちとった今こそ、あらためて無罪確定と福嶋さんを取り戻すための全力のたたかいが求められていると考えます。3人の今後の生活と裁判闘争のことや、4人の破壊された健康状態のことを考えると、まだまだたくさんのお金が必要です。
   全国のみなさんに、4人を支え家族をまもるための、カンパへの暖かい協力をお願いいたします。

   【振替】 00130−8−555164 十万人保釈署名運動

 

<公判日>

3月22(木)
13:15〜
福嶋昌男さん

4月26日(火)
10:15〜
論告求刑
福嶋昌男さん

傍聴券は15分前に地裁玄関左脇で配布されます。お早めにお集まり下さい    

 


判決なしに10年以上にわたって、人の人生を獄に奪う長期の未決勾留を断じて許せません。無実の政治犯を半永久的に獄に閉じ込め権力への屈服を迫る。この司法の現実をみなさんはご存じですか。

 一審判決も出ないまま16年も未決で勾留されてきた人がいます。一貫して無実を主張し、異常な長期裁判をたたかっている被告に対し、東京地裁が有罪判決も下せぬまま16年も東京拘置所の独房に閉じこめ続けることは、信じがたい人権侵害です。
 戦前・戦後を通してこのような例は一度もありませんでしたし、世界を見まわしても前代未聞です。
 被告とその家族の人生がこんなかたちで踏みにじられてしまうなら、保釈制度ばかりか裁判制度自体が、東京地裁によって存在意義を停止させられてしまうといって過言ではありません。

 しかし東京地裁は、これを「不当に長期ではない」と居直り、3人の被告を16年間も未決のまま勾留し、一人の被告を現在なお12年に渡って勾留し続けています。これは、小泉政権がすすめている有事立法・改憲の動きと重なり合い、それを先どりするものです。日本の参戦と一体となって、政治犯に対する予防拘禁を復活させるものです。木口裁判長や服部裁判長はその憎むべき手先となり、未決勾留制度を思想弾圧・政治弾圧の武器に転化しようとしてきているのです。
 「人権が奪われるとき、戦争が始まる」を合言葉に、十万人保釈署名運動は、かつての戦争中のように国家が絶大な権力をもち、労働者市民の権利が踏みつぶされる社会に突き進むことに反対します。

 保釈を実現無実の4人救うためにあなたの一筆と協力が必要です。全国のみなさん、十万人保釈署名運動にご協力下さい。

署名用紙が必要な方はここをクリックしてください

署名用紙は、PDF 版の A4です。B4に拡大コピーしてお使い下さい。

PDF を表示・印刷するには Adobe Acrobat Reader が必要です。AcrobatReader をお持ちでない方は、次のアイコンをクリックして Adobe のサイトからダウンロードできます。

 

リンクします

空耳に妻の声あり春の獄
葉より葉へまた次の葉へ春の雨
「君が代」の暗さを容れず卒業す

            十亀弘史獄中句集「スパナ」より(在庫あります)

十万人保釈署名運動呼びかけ人

阿藤 周平(元八海事件被告)
青木 秀樹(弁護士)
青木 雄二(漫画家)
足立 昌勝(関東学院大学教授)
荒木 昭彦(弁護士)
有賀 信勇(弁護士)
石埼 学 (亜細亜大学助教授)
石松 竹雄(元裁判官・弁護士)
一瀬敬一郎(弁護士)
岩井 健作(日本基督教団牧師)
内田 剛弘(弁護士)
内田 雅敏(弁護士)
内山 成樹(弁護士)
宇山 進(日本基督教団牧師)
遠藤 憲一(弁護士)
大石 一二(弁護士)
大島 孝一
大野 康平(弁護士)
大野 町子(弁護士)
太田 隆徳(弁護士)
大貫 淑子(元国立市議)
小田原紀雄(日本基督教団牧師)
甲斐道太郎(大阪市立大学名誉教授)
海渡 雄一(弁護士)
加瀬都貴子(神戸市民救援会議代表)
川端 諭(日本基督教団牧師)
北川 鑑一(弁護士)
北野 弘久(日本大学教授)
北本 修二(弁護士)
吉川 経夫(法政大学名誉教授)
木下 信男(明治大学名誉教授、横浜事件を考える会代表)
木村 武志(日本基督教団牧師)
金京冨(弁護士)
桑原 重夫(日本基督教団牧師)
小泉征一郎(弁護士)
坂井  眞(弁護士)
桜井 善作(月刊小新聞『野火』発行人)
佐竹 俊之(弁護士)

幣原  廣(弁護士)
下村 忠利(弁護士)
壽岳 章子(元京都府立大教授)
新谷のり子(歌手)
鈴木 達夫(弁護士)
田鎖麻衣子(弁護士)
武田 信裕(弁護士)
土屋 公献(弁護士・元日弁連会長)
徳永 五郎(日本基督教団牧師)
富崎 正人(弁護士)
中小路 大(弁護士)
永井 満(岩屋教会牧師)
中道 武美(弁護士)
西浦 克明(弁護士)
西村 綾子(相模原市議)
西村 正治(弁護士)
萩原 重夫(人権法研究者)
長谷川英憲(元東京都議)
葉山 岳夫(弁護士)
府上 征三(日本基督教団牧師)
藤沢 抱一(弁護士)
藤田  祐(元日本基督教団牧師)
藤田 正人(弁護士)
M.Fox(兵庫大学助教授)
松岡 延子(元大阪大学教員)
松本 健男(弁護士)
御崎 勝江(逮捕例状問題を考える会)
水上 信也(健診介護要求者組合代表)
宮城 泰年(本山修験宗宗総務長)
村井 敏邦(龍谷大学教授)
森  恒夫(明治大学教授)
森川 金寿(弁護士)
森川 文人(弁護士)
森田 恒一(日本基督教団牧師)
森山 サ(日本基督教団牧師)
安田 好弘(弁護士)
山本 善偉(新空港反対東灘区住民の会代表)
弓削  達(東京大学・フェリス女学院大学名誉教授)

 

福嶋さんをとりもどそう!賛同人になってください

署名運動へのご協力に感謝します

賛同 353 署名 48319 (04年11月13日現在)

連絡先: 〒105-0004 東京都港区新橋2-8-16石田ビル4F
電話・FAX: 03-3591-8224
振り込み先: 00130−8−555164 十万人保釈署名運動
MAIL:hosyaku@mte.biglobe.ne.jp