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クモハ751形(751) モハ781形(781) クハ1751形(1751) 2009(平成21)年1月、廃車になる601系2次車の代わりに、西武鉄道新101系を譲り受け751系751F(751+781+1751)として竣功した。この形式も851系同様にクモハとモハは別番号となり、全車末位が「1」となっている。 西武鉄道時代、1979(昭和54)年5月に283F(283+284)、同年12月に235F(1235+235+236+1236)としてともに東急車輌製造で製作された。235Fは1989(平成元)年3月に秩父鉄道への乗入れ改造が行われている。2008(平成20)年7月に両編成とも廃車となった。 3輌固定編成で501系から受け継がれている湘南タイプ非貫通高運転台、両開き3扉車。前面窓回りを黒塗装としているので、北勢線270系と似たイメージとなった。前照灯間隔が801・851系より広くなっている。前面のオレンジ色塗分けは801・851系に同じ。妻面貫通路は狭幅で、モハ・クハの富田方のみに片開き扉が付き、連結面には三岐鉄道初の転落防止幌を設置している。西武鉄道新101系は2連と4連のため、武蔵丘車両検修場で編成組み替えを行って283+236+1236の3連となった。残った284+235+1235の3連は、伊豆箱根鉄道へ譲渡され1300系2201Fとして活躍している。また、同じく廃車となった237F(1237+237+238+1238)のうちの238+1238を部品取得用に譲り受け、2008(平成20)年10月に5輌編成で回送された。 入線に際して、保々車両区でATS機器・ワンマン設備が取り付けられ、クハ1751のみ運転席うしろの座席を撤去し車いすスペースが設けられた。行先表示器は三岐鉄道初の発光ダイオード式が採用された。台車は全車空気バネで、851系と同様の電動車がFS372、クハがFS072。全車に集中型冷房装置CU72C(42000kcal/h)とラインデリアを搭載で、三岐鉄道三岐線の冷房化率が100%となった。 一方、751系と一緒に回送された西武鉄道238+1238は、1979(昭和54)年12月に237F(1237+237+238+1238)として東急車輛製造で製作されたもので、同年7月に製造の291F(291+292)と編成組み替えを行って292+237+1237の3連化されて伊豆箱根鉄道1300系2202Fとして譲渡され、残った3輌のうちの2輌(291は近江鉄道へ部品取得用譲渡)で、客扉が101系105Fに転用された。保々車両区や富田駅・伊勢治田駅構内で留置されていたが、モハ238は2013(平成25)年3月に解体され、クハ1238は事故廃車となった851系クハ1851の代車クハ1881形1881へ改造された。 |
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2013.11.1 更新 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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