中津川で行われている恥さらしな出来事について

What a shame !

 2006年6月18日、根尾川のイワナです。きれいな魚。頭がちょっとヘンに見えますが、ホレこの通り、ネットが少しかぶっているからです。チャイニーズ308にフレンチ308のスプールが付いていますが、ルアーの位置を捕捉するにはイエロー系ラインでないと無理なので、ベストの中に入っていたスプールを付けました。つくづく40年間互換性を確保するなんて、偉大です。300シリーズといえば、TackleTour.comのインタビューによると、今年ピュア・フィッシングはミッチェル300を「リ・イントロデュース」するそうです。でもよく読むと「アップデートされた300」だとか。(当然ながら)カーディナル3SDみたいなものになるんでしょう。でも、300はともかく308は、「アップデート」なんかしなくても80年代以降に行われた改悪(*)を正せばそれで十分なんですけどね・・・。 (2006/6/23)

* 異常な後ろ巻き、ベールスプリングの巻き数減による耐久性低下、ふところにラインの掛かるベールアーム、スプールの軸方向ガタを増すスライダーリテーナーのコストダウン、有効歯幅0.9mmのフェースギア・・・書いとるうちに腹立ってきたわ。責任者出て来い!(もういないよ・・・)

 このどこが300やねん! 責任者出て来い!(2006/7/7)

 ホレこの通り、顔もきれい。イワナは「減水すると水のあるところまで陸地を歩く」という伝説(?)があるくらいで、ネットの中でもくねくね動き回り、なかなか写真を撮らせてくれないのですね。体高のあるヤマメ・アマゴのようにぺたんと寝てくれませんし。

 しかも「陸地を歩く」という伝説の割に、空気にさらすと弱るのが早いときてる。写真が100%でないのは、それだけ魚を弱らせずに川に返したということで・・・。

 2006年6月11日、坂内川のアマゴです。前回の表紙のイワナを釣り、「レガシー復活記念、よしよし」とリリース後、次のキャストでまた釣れました。ホントめでたしめでたし。最近の好調(私にしては)は、レガシーの神通力のほかに、スミスのヘブン様5gのお力によるところ大です。渓流で安定して引くには、この肉厚はいいです。これならミノーにも負けないのでは?というくらい最近信頼しています。5月16日のサツキマスもこれで釣ってます。それなのに、やいつボイ!・・・じゃなかった、やいスミスさん!(ここで思わずさん付けするところが僕って小心者) なんでこの優秀なスプーンがカタログ落ちなのじゃ!(肉厚すぎてプレス屋さんが嫌がるのかな) (2006/6/18)

 そういう名古屋近辺の人しかわからんことを書くんじゃない・・・。

 そうそう、フェンウィック・レガシーは、後に商標の関係(だったと思う)で日本では「ランカーギア」という名前で売られたロッドです。品番のLGを合わせたのですね。こちらの名前のほうが、売られた時期が長いぶん知ってる人も多いかな。

 ついでにいうと、ランカーギアはハードロイガイド、後のランカーギアX(LGX)はSiCガイドでした。

 2006年6月11日、坂内川のイワナです。前回の表紙で「遺影」などと書いていたフェンウィック・レガシーですが、あっさり復活しました。双六川に消えたGPST-8に替え、GLST-7Fを付けましたが、まったく問題なし。独特のびよよーんという味は薄れたものの、客観的に見れば適度にしゃきっとしてかえって使いやすくなりました。トップと第1ガイドとの距離は短くなっているわけですが、持っていたGLST-7Fがコンパクトな糸縛りタイプだったので、見た目の違和感もほとんどありません。そしてまたこうして魚を連れてきてくれました。うれしいねえ。 (2006/6/12)

 ロッドを折る折らないの話といえば、以前常見忠氏が「ロッドに関してはひとつ自慢したいことがある。それは今まで1本もロッドを折ったことがないことだ」と書いておられました。こういう釣り人はカッコいいですね。

 ・・・と、復活を喜んだのですが、残念ながら完璧ではありませんでした。上の印象は遠投の必要のない川で軽めのルアーを投げたときのものでした。大場所で重めのルアーを投げてみたら、ティップとバットの反発スピードが合わないらしく、キャストのタイミングを取りにくいのに気がつきました。やっぱりロッドの調子は微妙です。仮にトップガイドをPST-8 にしたとしてもブランク自体が短くなっているわけですから、どこまで感じが戻るかは疑問。残念。どこかにLG65SL-2かLGX66SL-2J売れ残ってないかな…。(2006/6/25)

 2006年6月5日、高原川のニジマスです。この写真、つきまくっていたレガシーLG65SL-2の「遺影」になってしまいました。このあと入った双六川で根掛かりを外そうとあおったティップが岩にコツン。トップガイドがポロ。最近の人がよくやるグーンとラインを張ってパッと放すやつです。やらなきゃよかった。このほかにもルアー回収のためにティップをブッシュや水中に突っ込んだりけっこう荒っぽいことをする人がいますが、ほどほどにしたほうがいいですぞ。しょせん消耗品のルアーのために、大事に使えば一生使えるロッドをダメにするなんて、ホント、悲しいです。 (2006/6/8)

 折れたのがトップガイドの付け根だったので、一応ガイドを付けて修理するけど、調子は変わっちゃうんだろうなあ・・・。

 たしかに先は岩に当ててしまったのですが、妙にもろかったような気がします。ガイドをSiCに替えたときライターであぶった穂先先端部がもろくなっていたのか・・・。

 2001年に行った北海道の猿払川です(猿骨川のほうだったかな?)。最近遠くに行ってないなあ。違う川の話で恐縮ですが、ちょっと前の朝日新聞に、まっすぐにしちゃった釧路川を自然再生法に基づいて昔のように蛇行させる工事が始まると書いてありました。いいじゃないのと思って読んでいたら、自然保護団体が「公共事業のカンバンの付け替え」だと反対しているとか。わからんなあ。もし自然再生法で長良川河口堰の撤去工事が始まるなら、わたしゃあもろ手を挙げて賛成しますがねえ。 (2006/6/2)

 いろいろ言い分考え方もあるんだろうけど、しょせん地方なんて公共事業がなきゃやっていけないのですよ。北海道・沖縄じゃなく岐阜のちょっとした山里に行ったって「なにで食ってくんだ?」って思うもん。でも、いままでの公共事業は中身が悪すぎたのです。それがちょっとでも「改心」するんなら、素直に歓迎すりゃあいいじゃないかと思いますが・・・。

 2006年5月16日、揖斐川のサツキマスです。最近ちょっとラッキーロッドのフェンウィック・レガシーLG65SL-2に組み合わせているのはミッチェル・アボセットC1000。6.5フィートの竿なら普通は2000か2500でしょうし、そのほうが飛距離や巻上げ速度に余裕があるでしょう。でも、このくらいのリールで釣るのもその能力をフルに使い切る感じでいいものです。フランス車が小さなエンジンをいっぱいに回して走るようなもの・・・ちょっと違うか。 (2006/5/23)

 小さいリールのメリットその2。こうして撮影したとき、魚が大きく見えます・・・。


 2006年5月15日、根尾川のアマゴです。今年の成魚放流魚がアユを食って成長したもののようで、おなかぷっくり。庄川の放流ヤマメと違って半野生化しているため瀬でスプーンをひったくりました。やっぱりこういう魚に川を泳いでいてほしいものです。庄川で会ったエサ釣り師によると放流魚はヤマメよりアマゴが強いとか。だから根尾川ではこういう魚が釣れるのかもしれません。でも、庄川の「渓流釣り師」にはでっかい海釣り用のクーラー持参で川に下りてくる人がいます。しかも「入漁料はらってるんだから20匹や30匹くらいじゃやってられない」とのたまいます。まずこういう人たちに意識改革してもらわないと、どんな魚を放流したってあかんわね。 (2006/5/17)

 「ヤマメよりアマゴが強い」というのはおそらく放流に使われている養殖魚の集団の性質であって、普遍的に当てはまることではないと思います。


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