「週刊てーて」ひらく農園から、語りと映像 語りと映像。視覚障害のある方でも畑の状況を聞くことができます。また、畑の様子をビデオで見ることもできます。

「週刊てーて」ひらく農園から、バックナンバー 週刊てーてのバックナンバーと、サイト内検索が行えます。

草子の演奏は草子ドットネットへお入りください。草子ドットネット。mp3やビデオで、無料の音楽を配信しているグループ「草子」のサイトです。

雑事とレシピと掲示板「いどばたけ」 いどばたけ

ヒメパセリさんの詩集 ヒメパセリさんの詩集

サイトスさんの野菜を使った「レシピ集」サイトスさんの野菜を使った「レシピ集」です。野菜中心のメニューを、簡単な方法で料理できるやり方を提案します。

オンラインショップオンラインショップ。無農薬野菜の産地直送です。玉葱をはじめとして、旬の野菜や自然卵などをセットにしてお届けしています。

このサイトについてひらく農園の紹介です。

リンク集リンク集です。

最新版の「週刊てーて」はこちらからどうぞ。

「ニュー」画像 「エナジーは逃げない」画像 全国の主婦の皆様、とりわけ農家の主婦の皆様に捧げるRosemary&Timesのte-teが唄う「エナジーは逃げない」mF247にてネットリリース!

「ニュー」画像 「地と空」画像 Rosemary&Timesが本格始動!2/7、「地と空」mF247にてネットリリース!

「ニュー」画像  ヒメパセリさんの詩「空気となる」が、浜松市の市民文芸賞に選ばれました!3月下旬刊行予定。

草子「水たまり」画像 草子の「水たまり」、mF247にてネットリリース!

Rosemary&Times「水たまり」画像 te-teの弾き語り!「水たまり」をRosemary&Timesの第一弾としてmF247にてネットリリース!


週刊てーて ひらく農園から

「肥料を土の中に入れないこと その三」

 畑に立って、視線を野菜と草と土のある地表付近に落とす時、森の中をイメージしながら土の中の状態を夢想して、そのイメージを畑として具現化することにエネルギーが満ちてくる。それは、一体どのようなことであるか。森の中のイメージしたところで、木々が鬱蒼と茂っている薄暗い状況を畑で再現しようなどとは思っていない。薄暗い畑では、光合成、つまり太陽の光をふんだんに葉から取り込む状態とは程遠いから、いわゆる一般的な野菜、たとえば大根や小松菜、玉葱などの野菜は育たない。森の中というものの地表面をイメージするのである。

 木は育ち、葉をつけ、太陽の光や雨を受けてさらに葉を伸ばし、古い葉は役割を終えて落葉する。落葉した葉がたくさんあると、地表面は葉っぱで覆われることになる。地表面が葉に覆われると、雨が降っても土に直接雨滴が当たらなくなる。そうして山の土は、流出を少しだけ免れる。翌年、葉はさらにたくさん落葉し、年とともに落葉は増していく。新しい木の芽も増えて育ち、木々の種類も多種多様になる。落葉して地表面を覆った葉の上に、どんどんと新しく落ちた葉が積もっていく。最初に落ちた葉は、少しずつ腐っていき、年とともに土と見分けがつかなくなるほどになり、腐葉土となる。山の土はもう流されずに、土と腐葉土の間を、微生物は往来する。

 雨が降ると、最初に雨滴を受けるのが、木の葉である。木の葉を伝って、落葉した葉の上に雨が落ち、雨がたくさん落ちて、腐葉土を通り、木の根のある地下へさらに伝わる。腐葉土と土の間を往来した微生物は、さらに木の根とともに伸張し、働きが盛んになる。雨水はそこをゆっくり通って、地下水へと流れる。これは、濁流とは正反対のゆっくりとした水の流れである。ゆっくりとした流れであるから、適度な水分を保ち、微生物はさらに増殖し、大量の死骸も出し、小動物の体の中にも入っていく。これが、天然の理である。こういう状態を夢想するのだ。

 畑では、耕したり耕さなかったりと、人の労働は同じことを繰り返さない。畑を耕せば、当然何らかの肥料分が土の中に入ることになる。それが青い草であったり、野菜の残渣であったりもするが、ただ単に耕しただけでは、そこに存在したものだけが土の中に入ることになる。今までそこに存在していたものであるから、土にとってはそれほどに違和感のあるものではない、と勝手な想像もできる。さらに、畑では、森の腐葉土の代わりに鶏の腐葉土とも言うべき堆肥を使う。今までそこに育ったものが落ちて腐って堆積したものが本当の腐葉土だが、そこになかったものを他所で腐らせて畑に入れるという、人間の知恵というべきか、勝手な都合というべきか。

 鶏糞というものは、例えば僕がいただいている鶏糞は、平飼いの鶏舎に一年十ヵ月ほどであろうか、鶏が出した排泄物が蓄積したものだ。もともと籾殻が敷いてあるから、籾殻に水分を吸収させながら堆積したもので、一年十ヵ月前のものから最新のものまでが混ざって堆積しているのである。それを、畑の一角へ持ち込んで、さらに熟成させたものが、畑へと運び込まれるのである。熟成させることで、畑への違和感を少なくしているわけだが、さらに違和感を失くすためには、畝の上に腐葉土を載せるイメージで、土の上に堆肥を載せるのである。。こうして、夢想の具現化が遂行されていくのだが、果たして‥‥。

2006年2月2日 寺田潤史



今週の野菜
(すべて無農薬無化学肥料栽培です)
新着野菜品種名種播き日収穫開始日
1 フリルレタスグリーンウェーブキク科2005年9月7日播種2005年11月18日から収穫
2 サニーレタスレッドファイヤーキク科2005年9月7日播種2005年11月20日から収穫
3Newなのはなレタサイアブラナ科2006年9月22日播種2006年1月27日から収穫
4 玉葱ターザンユリ科2004年9月25日播種2005年5月25日から収穫
5 大根耐病総太りアブラナ科2005年9月20日播種2005年11月14日から収穫
6 こかぶしろかもめアブラナ科2005年10月1日播種2005年11月10日から収穫
7Newしろな京の四季しろなアブラナ科2005年10月24日播種2005年11月14日から収穫
8 葉ねぎわかさまパワーユリ科2005年8月29日播種2005年11月25日から収穫
9Newチンゲンサイ青帝アブラナ科2005年10月24日播種2006年1月13日から収穫
10 春菊さとゆたかキク科2005年8月28日播種2005年10月12日から収穫
11 さつまいも寿ヒルガオ科2005年6月13日定植2005年11月17日から収穫
12 さつまいも紅小町ヒルガオ科2005年6月13日定植2005年11月17日から収穫
13 さつまいも鳴門金時ヒルガオ科2005年6月13日定植2005年11月17日から収穫
14 さつまいもにんじん芋(干芋用)ヒルガオ科2005年6月13日定植2005年11月17日から収穫
15 水菜早生水菜アブラナ科2005年10月24日播種2005年12月28日から収穫
16 壬生菜早生壬生菜アブラナ科2005年10月24日播種2005年12月22日から収穫
17 ロケットオデッセイアブラナ科2005年9月7日播種2005年11月11日から収穫
18 法蓮草ブレードアカザ科2005年10月1日播種2005年11月14日から収穫
19New小松菜新黒葉小松菜アブラナ科2005年10月24日播種2005年1月13日から収穫
20葉大根耐病総太りアブラナ科2005年10月25日播種2005年12月19日から収穫
21          
22 赤鶏平飼自然卵


ご意見ご感想は、下記よりどうぞお寄せください。

お名前
メール
ご意見ご感想

このページの最初に戻る