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「オクラ三昧、胡瓜三昧」

 八月後半から九月初旬といえば、野菜の樹が疲れを見せはじめて、収穫するものが減る、というのがいつもの年のことである。それが今年は違う。ニラでもピーマンでもオクラでも胡瓜でも、モロヘイヤでさえも順調なのである。初夏の低温が大いに夏野菜を翻弄してくれたのであるが、そのことで、遅く夏野菜の種を播きなおしたことが、このことにつながっている。ダメでもなんでも種を播くんだ!という執念が実った形だろうか?それにしても、この時期に胡瓜が毎日たくさん収穫できることは初めてのことであろう。

 この夏の最大の収穫は、子供たちがオクラやモロヘイヤをたくさん食べるようになったことだ。胡瓜はもともと好きだから、たくさん食べるのは不思議ではない。オクラやモロヘイヤは、毎年少しは食べても、そんなに好物という感じではなかった。それが今年は良く食べる。先日、日曜日の昼食のそばのおかずのオクラを、切る前ゆでる前の総量を量った。三三〇gであった。夫婦二人と九十歳を越える祖母、小学四年、二年、年長児、二歳児で一度に食べるオクラの量である。一食でそれだけだから、週に三sほどのオクラを僕たちは食べていることになるであろうか?これは、なかなかにすごい量である。これが農家の醍醐味と言っていいのかもしれない。

 昔は、オクラを細かく刻んで食べていた。この頃は、家族が増えてそんな面倒なことが出来ないで、長女や次女に、ゆでたオクラを三等分くらいに切ってもらって、削った鰹節をかけて食べている。子供たちは皆良く食べる。特に長女は、さらに盛れば盛っただけ食べてしまう。食べ盛りに差し掛かったせいもあるが、嫌いなものは少しだけしか食べない。モロヘイヤも同じような料理方法で、あきもせずに子供たちは奪い合う。急に食べるようになった理由を突き止めようとする気もないが、たとえ特定の種類の野菜であれ、奪い合って食べることになったことは嬉しい。

 胡瓜は、七月中旬に種を播いた。毎年、この時期の作型はそこそこは収穫できるものだが、今年のように収穫が多いことはない。井戸水を定期的にかん水したのがよかった。あれをやらなければ、枯れていただろう。自家製の鶏糞の堆肥を追肥したのも効いた。生分解マルチフィルムの上に、どかどかと堆肥を置いていった。マルチが直射日光で熱くなりすぎるのを、堆肥で陰を作って防ぐ、という意味もあった。マルチに穴を開けていって、そこへ井戸水をかん水することで、その穴から堆肥から溶けた成分が井戸水とともに地中に入っていくという具合だ。自家製の鶏糞堆肥というものは、どうも虫を呼び込む度合いが少ないようだ。ウリバエもいることはいるのだが、食害が少ない。これは、新たな発見であった。

 自家製の堆肥といっても、別の場所に堆肥を移動して熟成させているわけではない。鶏舎に積もったものの一部である。上は真新しい鶏の糞であり、下は一年以上経過しているものだ。それをそのまま持ってきたものであるから、土に埋め込むことは避けなければならない。だから、マルチの上に、そのまま載せているのだ。鶏に何を食べさせているか、こちらが一番良く知っているのだから、精神衛生上もこのうえなく安らかな堆肥だ。その胡瓜を食している。もうすぐ、僕たちの体は、透き通ってしまうかもしれない。

2006年9月7日 寺田潤史


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今週の野菜
(すべて無農薬無化学肥料栽培です)
収穫
新着野菜品種名種播き日収穫開始日
1 ピーマン京みどりナス科2006年1月16日播種2006年6月30日から収穫
2 ししとうつばきグリーンナス科2006年1月16日播種2006年7月6日から収穫
3 じゃがいもメークインナス科2006年3月1日播種2006年5月28日から収穫
4 ニンニク遠州早生ユリ科2005年10月28日播種2006年5月11日から収穫
5New玉葱ターザンユリ2005年9月25日播種2006年5月31日から収穫
6 にらスーパーグリーンベルトユリ2004年2月2日播種2006年5月8日から収穫
7New胡瓜ときわ地這ウリ科2006年7月10日播種2006年8月17日から収穫
8 葉ねぎわかさまパワーユリ科2005年11月24日播種2006年4月2日から収穫
9 なす千両2号ナス科2006年1月16日播種2006年6月30日から収穫
10Newズッキーニダイナーウリ科2006年7月10日播種2006年8月18日から収穫
11 青しそ自家採種シソ科自然発芽2006年6月2日から収穫
12 インゲン黒種衣笠マメ科2006年3月7日播種2006年6月10日から収穫
13 オクラスターライトアオイ科2006年5月7日播種2006年7月31日から収穫
14 モロヘイヤ(自)モロヘイヤシナノキ科2006年6月30日播種2006年7月31日から収穫
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