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「オクラの収穫」

 今年は体調がいい。疲れはたまるが、からだはよく動いている。数年前、足にむくみができたり、調子悪い年が何年も続いたりしていたが、そんなことは嘘のようだ。働きすぎれば、無理が効かなくなるのだが、それはもういたし方がないだろう。体の調子がいいので、オクラの収穫にも身が入る。真夏のオクラの収穫はもうウンザリ、そんな年もあったくらいだから、この前向きさは、体調の良いことの証でもある。

 オクラの収穫は、オクラの樹を見ながら決めていく。そのオクラの樹が、どういう生育をしているかによって、収穫のタイミングを変えていくのである。オクラは、密植栽培である。株間、五pから十p程度の二条植えがよくある作型だ。しかし、発芽がうまくいかなかったりすると、疎植の場所も当然出てくる。あるいは、堆肥などの具合で、畝の中にばらつきが出ることもある。そういうときには、やはりオクラの樹を見なければいけない。

 オクラの樹の勢いが弱い時には、できるだけ下葉を欠かないほうが良い。光合成を目一杯させてあげる気持ちである。そして、実はあまり大きくしない。反対に、オクラの樹の勢いが強い時には、下葉を早目に欠いて勢いを止めるとよい。そして、実はよりいっそう早めに収穫する。あっという間に実が大きくなって、実が硬くならないうちに収穫するのである。その具合を見ながら、葉を欠いたり、収穫の早い遅いを見極めていかなければいけないのである。

 さらに、無農薬であるから、虫がつきやすい。そこもよくみていかなければいけない。茎の中に入る虫、葉に丸まって巣食う虫。実を食害する虫。ここで重要なのは、虫の種類を特定することではない。虫の性質をその目に焼き付けることだ。特に、葉を丸めて巣食う虫を見つけたら、その部分だけ葉をちぎってその場に落とす。葉を一枚丸ごと落とすのは、収穫の終わった実の下の葉だけである。それとて、樹の勢いを見て決める。

 実は、柔らかいほうが良い。が、実を小さいままに収穫すれば、出荷量に応えられなくなる。ある程度の大きさは必要だが、硬くならない程度が良い。学名は知らないが、オクラの実のガクのような部分を、収穫のつど取り除きながら収穫することも良い。ついでに、実の表面の小さな虫や卵をぬぐうこともできる。かなり小さい虫が、収穫した実についていることもある。常温に置いておくと、収穫したあとに、さらに食害される場合もある。できるならば、一度予冷すると良い。虫の動きを止めることが出来るし、呼吸熱や乾燥の問題もクリアできるからだ。あまり低温すぎるのもよくないが、そこは冷蔵庫の事情にもよるだろう。このように、オクラの収穫は、ただ毎日すればよいというものではない。よく観察し、何よりもオクラの樹に教えてもらうことが重要なのは、オクラに限ったことではないだろう。

2007年7月26日 寺田潤史


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今週の野菜
(すべて農薬、化学肥料を使用していません)
1 ピーマン京みどりナス科2007年1月25日播種2007年6月29日から収穫
2 シシトウつばきグリーンナス科2007年1月25日播種2007年6月29日から収穫
3 じゃがいも男爵ナス科2007年2月16日播種2007年5月4日から収穫
4 じゃがいもきたあかりナス科2007年2月16日播種2007年5月4日から収穫
5 じゃがいもメークインナス科2007年2月16日播種2007年5月31日から収穫
6 玉葱もみじ3号ユリ2006年9月28日播種2007年5月31日から収穫
7 玉葱七宝早生7号ユリ2006年9月23日播種2007年3月31日から収穫
8 葉ねぎわかさまパワーユリ科2007年3月20日播種2007年4月30日から収穫
9Newインゲン黒種衣笠マメ科2007年5月1日播種2007年7月14日から収穫
10Newにらサンダーグリーンベルトユリ科2007年2月14日播種2007年7月30日から収穫
11 胡瓜ときわ地這ウリ科2007年3月25日播種2007年7月2日から収穫
12 キャベツおきなアブラナ2007年5月17日播種2007年7月10日から収穫
13 青しそ自家製シソ科こぼれ種2007年5月21日から収穫
14 オクラスターライトアオイ科2007年4月26日播種2007年6月28日から収穫
15 サラダごぼう渡辺早生 キク科2007年2月8日播種2007年5月11日から収穫
16 なす千両2号ナス科2007年1月25日播種2007年6月19日から収穫
17Newモロヘイヤモロヘイヤシナノキ科2007年5月21日播種2007年7月20日から収穫

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