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ナス。

「夏の豊作、ナスの豊作」


 春先の低温で、恩恵を得た野菜の一つに、枝豆がある。春先が低温であると、虫の出始めが遅くなる。有機仲間は、あまり枝豆を作付ない。虫が多いからだ。うちは毎年作付ける。早い作型であれば、虫の出る前に収穫できるからだ。それでも、一瞬で虫が多くなって収穫終了することが多い。ところが今年は、虫が少なかった。ネットをかけたということもあるが、後半はネットも役に立たない。ここへきて虫が多くなってきたが、この時期にまだ収穫できていることが信じられないことなのである。

 枝豆は、ビールとともに、と思っている輩は多い。だから当然、7月や8月のものだという感覚である。ところが、それは、農薬をつかってのことだし、もっと言えば山間地のことである。平地で、農薬も使わないで枝豆を収穫することは難しいのである。それを僕たちは、6月収穫というスタイルで、毎年枝豆を収穫してきた。虫の少ないものを選んで摘み取り、虫の入ったものは自家用に回すのだ。その選別に時間がかかるので、単価は安くならない。その選別をする有機仲間もいない。仲間たちは、晩大豆(おくだいず)の種をまいて、10月ごろに枝豆として収穫するスタイルを選んでいる。

 今年は、6月7日から枝豆を収穫しはじめ、まだ収穫している。もう1か月を超えた。嬉しい豊作だが、この頃では販売するものよりも自家用のほうが多い。だから、子供たちは、信じられないほどの量の枝豆を食べている。特に、三女などは大の枝豆好きで、子供の頃に僕の友達の家の宴会で枝豆を食べすぎて吐いた、という経験があるくせに、今でも兄弟を差し置いてダントツに枝豆を口に入れているのである。今朝などは、小学校の社会科見学の弁当に枝豆を入れてほしくて、朝五時起きで自分で枝豆を収穫してきたくらいだ。ワールドカップサッカーの準決勝を見るために起きた僕は、朝から三女の枝豆への執念にあきれてしまった。

 枝豆も豊作だが、ナスも豊作である。なんだか知らないが、突然収穫が多くなった。これはどこの農家も同じだろう、と思う。いつも小ぶりで収穫することの多いうちの野菜だが、収穫が追いつかなくて、あっという間に立派なナスになる。温度と湿度が十分で、しかも樹の勢いも一番強い時期だからだろう。すぐ横にある、ピーマンやシシトウも豊作となってきた。うちの畑の中でも、排水のよい場所に灌水設備を整えて作付けたから、例年よりも豊作なのかもしれない。天候のせいかもしれない。そういうときには、虫が多くなることも覚悟しなければいけない。現に、ナスの大敵、ニジュウヤホシテントウが早くもやってきて、交尾しているものもある。これからは、しばらくナスの収穫が長くなりそうである。ナスの樹の葉っぱの表裏を注視して、虫を退治しながらの収穫になるからだ。

 ナスなどの長期収穫する野菜は、豊作の時にはとくに注意が必要だ。あまり実がなりすぎて、樹が疲れてしまうことがあるからだ。だから、もう、ナスの収穫ごとに剪定をする。ナスの産地などでは、普通に行われている作業で、ナス一つ収穫すると枝を切り戻して葉を落としていくのである。豊作は、それだけ時間もたっぷり使うことになるのだ。

2010年7月8日 寺田潤史


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11 玉葱 七宝早生7号 ユリ科 2009年9月23日播種 2010年4月26日から収穫
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