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「2010年の総括 その2」

 叩きつける大雨、これに対処すること、これが今年から来年へ向けての課題である。簡単に考えて、不耕起栽培は有効だと思える。草が生えて、根が張っているならば、土を掴んでいてくれるし、土は最低数カ月耕されていないから柔くない。その証拠に、叩きつける大雨が降っても、ひと月以上作物が植わっている畝は、大した被害はない。

 耕したばかりの土は、軟弱な土が寄せ集まっているにすぎない。苗を植えて二週間程度では、耕したばかりの畝と大差はない。そんな時に叩きつける大雨が降ったならば、土も流されるし、肥料分も流出する一方だ。数か月作物が植わっていた畝を耕さないで、また苗を植えて行く方法が不耕起栽培である。それを続ければ、永年に渡って耕さない状態となる。代表的な例は、山林の樹木である。下草を刈り取ったり、間伐を行ったとしても、土自体は耕されることはない。だからこそ、大雨にも強い山林が形成されるのだ。

 それを畑に応用した方法が、不耕起栽培と呼ばれるものである。草を刈り取り、草と野菜を共生させる方法もある。21年前、僕が帰農した当時も、この方法を理想としていた。熟畑となった場所で、不耕起でトマトを栽培すると、連作でもトマトは平気だった。しかし、今の叩きつける大雨では、露地のトマトは難しい。普通の雨でもトマトは割れやすくなってしまう。地を這うクッキングトマトのようなものならば、まだましかもしれない。まともにやるならば、ハウスや雨除けが必要だし、あるいは雨の少ない地域では可能だろう。

 野菜を買ってくれる方々にとっては、大雨がどのように野菜栽培に影響するかは関係ないかもしれない。しかし、野菜を栽培する側にとっては、この天候ほど悩ませるものはないのだ。もっと楽観的に、当たり前にお天気まかせの日々を送った過去がどれほど貴重であったか、今こそ感じる。もともとが楽観的な性質なので、悲観的にはなっていないけれど、これだけお天気のことばかり気にしていると、前向きさ加減が緩やかになってしまっていると自覚する。

 さて、人間世界に目を向けると、四女が小学校に入学した今年は、今までよりもさらに子供に費やす時間が長くなった。恭さんは、中学生の長女の部活の吹奏楽部の会計の係を受けたばかりである。僕の自治会の仕事は、あと三カ月余りである。こうした仕事以外の仕事も、意外に時間を費やす。四歳の五番目の長男は、まだまだ目いっぱい手がかかる。

 六〇歳までのあと10年、子供のことも正念場だが今後の天候はこれからの10年でだいたい推し測ることができるだろう。さらに天候は悪化するのか、一つのサイクルとして持ち直すのか?地球のくしゃみ、であってほしい温暖化などの現象は、地球の病気へと発展するのであろうか?そうなってしまえば、地球のがん細胞は人間であることは明白だ。北朝鮮半島の情勢も、自滅への道を回避できない事態も考えうる。国内でも、毎日のように気の滅入るニュースが発信されてくる。自滅への道は、楽天をもって見守ることはできない。楽天性は、行動自体が楽天的でないと意味がないのだ。叩きつける大雨に屈しない行動を、具体として示していかないと後がないと感じている。されど、楽天性は地道なものでもある。

2010年12月23日 寺田潤史


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10 葉ねぎ わかさま黒 ユリ科 2010年1月14日播種 2010年9月20日から収穫
11 サニーレタス 晩抽レッドファイヤー キク科 2010年9月20日播種 2010年11月15日から収穫
12 フリルレタス ダンシング キク科 2010年9月20日播種 2010年11月15日から収穫
13 さつまいも 安納芋 ヒルガオ科 2010年4月1日播種 2010年10月15日から収穫
14 さつまいも 鳴門金時 ヒルガオ科 2010年4月1日播種 2010年10月15日から収穫
15 里芋 土垂 サトイモ科 2010年5月10日播種 2010年10月1日から収穫
16 極少 じゃがいも メークイン ナス科 2010年2月25日播種 2010年6月14日から収穫
17 春菊 さとゆたか キク科 2010年9月20日播種 2010年11月15日から収穫