建築あそびin竹屋 2008年2月10日 home 

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    LRAJ ライブ・ランウド・アバウト・ジャーナル って何?03 
新聞的擬態か 

松島
;コラム同士、当たり前ですけどね

佐藤:あたりまえじゃん。隣で殺人事件の記事あって隣で無縁のコラムの記事がある。新聞は普通そう
松島:インターネットは繋がっています
藤井:そこもコラムをお願いする時に、誰にお願いするか
佐藤:「不特定数とコミュニケーションしたい」と言う大前提は、最初に語られていないので。「これは建築家と議論したい為の媒体である」と言う何処も宣言してない。というか、していても判りにくいじゃん。新聞的擬態なので。新聞に似せたようなカタチで発行しているから誤解を生んじゃうよね。新聞側から眺めると悪い冗談に見える。
松島:う〜ん、新聞であろうとは決して思っていません

佐藤:
さいしょ、新聞!って見ちゃうね、最初、手にした時点では。
伊庭野:新聞の紙質であって
佐藤:モット小さく1/4に切って本にした方が、新聞のイメージから離れるよね

伊庭野
:新聞のイメージから離そうとはしていないよね

松島:それはね極力避けようと思っていましたけどね
佐藤:どっちだ これ、「新聞じゃないの?」と言う疑問は提示されていないの
伊庭野:「新聞」と言うことは何が悪いの
佐藤:新聞に見えいることが何が悪いじゃなくって、新聞に見せかけて、新聞の機能性を無にしてる。

伊庭野:ちゃんとした本を制作して発表するよりも、もうちょとラフな感じで発表したいと思った時に
佐藤:それは発行する側の勝手な話であって、一般社会ではそう思って(受け取らない)。建築の話しだけ載っているのが、新聞って思って無いの。新聞と言うと。
藤村:僕らが「建築の人に向かって話す」と言うのは、また生意気だと言われるかもしれないけど(わらい)
佐藤:生意気では無くって、当然話が出てこなきゃ
伊庭野:佐藤さんのうちらに対するに質問は、建築家しか射程にしてないのか、一般社会を射程にしてるのか
佐藤:その辺の所が曖昧だから。新聞形式で誤解されるよ。自分達が「他者とコミュニケーションしたい」と言うのは建築家であった。建築と都市を考えている人と議論したいんであって。他のちょっと興味有る人は参加するかも判らないけども。その辺歩いている人、新聞の様ににラーメン食いながら新聞、開いている人に「情報提供をしよう」と言う意志は無いって言う事さ

 世の中を変えたい? 

藤村:まず最初に我々がやりたい事を先に言うと「世の中の事を変えるため」に、まず建築家とコミュニケート
佐藤:「世の中」と言うのは建築界?
藤村:違います「一般社会の事を議論するために建築界に議論を起こす」と
松島:vol 3はちょっとそこから拡張したと思うんですけどね
藤村:それがまずやりたい事で「そのために何が出来るか」と言う事

佐藤:おれが面倒臭いことを言い始めたのは、「コラム」と言う事に対して否定的な態度が出て来ているから。それは新聞じゃないじゃん。「他者とコミュニケーションする」って言う態度に対して誤解・偏向と言うか。当然、2チャンネルが駄目な物でね、僕たちが整理したメディアが良いモノだ〜みたいな。そういう「思い上がったみたいな、(意識)ないですか?」と言う議論

松島:
いいものだと信じないと

佐藤:それは良いんだけど、メディア教育を受けてないのに、紙媒体って、こんなもの〜だ!って言う事で、作り始める危険!。そこに在ると思うよね。
伊庭野:危険ですかね
佐藤:危険だと思う。すぐ終わってしまうなら構わんが。発想は良いけどジャーナリズムってのは、持続しないとジャーナリズムじゃねーからさ
伊庭野:その危険性は僕らはね

佐藤:感じてないの?
伊庭野:実際6まで出ている
佐藤:vol6 ぐらい出た。新聞、毎日出てるんだぜ (わいわいがやがや)出すって決めて、出すんだよ


 定まらぬ方法論 

松島:vol3号で、みんな「これで終わりだ」と思っていた
佐藤:それは身内の評価 それは
藤村:vol 1,2で判った事は「他者を巻き込む」と言う事においてはコラムはちょっと弱いと
佐藤:自分達の考えている他者を巻き込めなかったと
藤村:そうです、そうです
佐藤:それだったら判りました。
藤井:vol 3でもコラム的なものが出ている
松島:コラム集に挑戦するのは当然ありだと思っているから
藤井:ただ「コラムの繋ぎ方」って言うか「コラムの捉え方」と言うのが、1,2、3でドンドン違って来る
松島:やっぱり方法論が間違っていたんですよね
藤村:だから今回は少しインタビューを基本に、全面的に推し進めて、他者を巻き込むようなカタチで

佐藤:これはvol3号は1月26日に置いてあった物だね
藤村:もっと「色んな人を巻き込むだけの議論をしよう」と言うコンセプトを少し
佐藤:なるほど、全部横組みだけにして。建築的な感じが無くなって新聞のように、漫画みたいなイラストみたいなの入って。これが表紙、まとまった絵になって、1,2からジャンプした時の大きな点はインタビューがメインに成った

 形式から中身へ 

松島
:形式の重要性が薄れた

佐藤:段組は最初の頁から最後まで同じ段組になって「混乱させる」と言うかね、混乱させる面白さは捨ててね
藤井:内容に特化しようと(わいわいがやぎゃや)
松島:掲げたテーマが、ちゃんと読み飛ばして、投げかけたいと言う
佐藤:やっと判って来たんだな「伝わらない」と言う事が(藤井はははあとわらい)
伊庭野:学習したんですよ僕ら

藤村:僕らは伝わらなかったから、伝えたい事が判って来たから
佐藤:でも伝わっているんだよこれ(会場どっちんなの〜がやがや)伝わっているんだ(会場わいわい)
藤井:対象が狭いって言う事
佐藤:伝わっているんだけど「リアクッションはされ無い」って言う事
松島:なるほどね、了解

佐藤:
自分達がやっている事を、社会が反応するなんて無いじゃん。勝手な事言って書いてるんだら。ハッキリ言うとね。訴えられないだけまし
藤村:そうですね

 投光器の性能上がる

佐藤:
それに対して
藤井:「リアクション起こして欲しい」と言うか「リアクションの反応の変え方」って言うのは1,2,3,4、5、6って号を重ねる事によって
佐藤:だれも反応しないよそんなの(会場わらい)「もっと反応ほしい」って言うさ温室育ちのね。軟弱さは一寸良くないな〜と思ったりするけど(会場笑い)議題提示でよいのよ。れで変えてみたと
藤村:そうです

佐藤
:そしたらいきなり議論巻き起こった?
藤村:こんどは、やりたい事ハッキリしているんですよ、立場が違う人を並べて、同じ議論をドンドン吹っ掛ける
佐藤:なるほどね、自分達の目的が明解に成って来て、光の当てるポイントが、隠れた問題に対する投光のしかた「投光器の性能が上がった」と言う話だな。判った。
松島:5,6でさらに
佐藤:(1,2) これは大風呂敷で。光っていたんだけど何処も明るく無かった、問題が見えないと
藤村:そうそう、そうだと思う
佐藤:そういう話だな分かり易く言えば


 「建築雑誌」に侵入

藤井:しかも5,6の間に4と言うのが

佐藤:それどこにあるの?
藤井:建築雑誌の中に
佐藤:潜入占拠をしたわけね
松島:ジャック
藤井:これで「NO1から見直す」って言うのがあったんですよ
佐藤;これ判らないのでコピーちょうだい
藤村:これ建築学会の機関誌なんですよ
佐藤:これ何時出たの
藤村:今年の1月で
佐藤:あらら!みんな近いね〜
松島:3,4、5いきなりなんですよ

佐藤:速度が上がったのは何で?
藤村:フラストレーションで(かいじょうわらい)
佐藤:1、2、3やっぱりこれは意味があるんだよ〜(会場わらい)伝わっていたら、やる気なくなっちゃう(会場わいわいがやがや)
藤村:やっっぱりね「伝わらない」と言うのは大事なんですよ
佐藤:そんな苛立っちゃだめなんだよ、伝わらない事は普通なんだから、淡々とやり続けないと(かいじょうわらう)

 錯綜する欲望 

伊庭野:苛立ってもいなかった
佐藤:苛立って居たじゃない、伝わらない!って(かいじょうわわいわいがやがや)
松島:それは快感なんですよ「方法論を変えながら、問う」と言うのが我々の内で凄く面白いスポーツに成っているんですよね。
佐藤:問うんじゃなくって自分たちが感じて欲しいようにリアクションして欲しかったって言うさ、そこは判るんだよ。あんたの勝っ手ね。
松島:勿論、違う反応も有って、それを楽しむって
佐藤:じゃーなんで苛立つだよ〜(かいじょうわらい)言っていることが判らん

松島:
リアクションそのものが少なかったですね

佐藤:少ない事に苛立ったの
松島:それはそうですよ
佐藤:ところで何部?出したの(会場5000部 わいわいがやがや)それでリアクションゼロ、それ普通ですよ
松島:そんなことはないですよ
佐藤:一人あったら良いじゃない。1/5000で

伊庭野:こっち(建築雑誌)の方が格段に「読んだよ」と言う話が多かったです
佐藤:中身ちゃんと批評したのか〜読んだよ、じゃなくって、読んでどう思ったか
伊庭野:その人達がですか
佐藤:そのとき突っ込めないでしょ
松島:突っ込んで来ますよ

どんな議論をしたんだ

佐藤
:どういう風に読んだか聞いた
松島:僕は会社の人としましたね
佐藤:それなら良かったけど
藤村:例えばどう言う議論をしたんですか
佐藤:今日は良い会だな〜会場笑い
松島:以外と批判的工学主義の説明を求めてられるんですよね。それで「しかじかカクカク」話した上で、その上で彼らは咀嚼して、トタンに理解度も上がるんですよね、だから「批判的工学主義」と言う。説明してから咀嚼度が上がるのは拙いのか

佐藤:そうだよそんなの当たり前やん

松島:あとそれに対して「全員がその主義ではないよ」と当然判る、
藤井:賛成派も反対派も居る
松島:凄い大事な事で凄いアンチ、資本主義みたいな人も書いている訳ですよね、「それぞれのスタンスを楽しんで欲しいと」言うことを
佐藤:ちょっと余裕が出てきたサービス精神が出て来たな(会場わらいわいわい)なるほど

藤村:
これは35000部出ている大きなメディアだから。この中に「自分たちがやっている事を、問う」と言うか


     
(左絵 松島さんより)
佐藤
:これ五十嵐って書いてあるけどインタビューされたのね
藤村:五十嵐太郎さん編集長さんなので。五十嵐太郎さんにインタビューして五十嵐太郎さんが作って来たフリーペーパーとか

佐藤:2頁で終わり、寂しいな。この絵誰に書いたのデジカメ撮ろう、
松島:あとでコピーする
藤村;こういう事して

 他者の媒体に載り 

佐藤
:これでフラストレーションは溜まらなかったのこれで、軽くこなしたって感じかな
藤村:「自分たちのメディアを作る」と言う事はどうだろうと一回ここで議論したんです
佐藤:他人が作ったメディアに乗っ掛かるって自分たちのメディアの良いところと悪いところを比べる
伊庭野:それもあるし今回フリーペーパー出して、このままの形式を引き摺るんでは無くって、「こういう処に出す」と言う事も「うちらの発表の形式の一つであるんだよ」と言う考えもあった
藤村:そうですね

松島:
ジャックする時に我々は「どういう内容でどう言う形式で出すのか」と言う

伊庭野:形式に拘るんだったら
佐藤:「焦点が絞れるように成って来たから他人も乗っ取れるようになった」と言う話んなだな
松島:成熟した
佐藤:それで乗っ取って、自分たちが照射されたのが今回のイベントだったわけでしょうか

松島:そうですね
伊庭野:こっちの反応の方が圧倒的に在った
佐藤:部数が多いしね
伊庭野:会社からあった
藤村:そうなんだ
伊庭野:タケナカの人から伊庭野さん何か建築雑誌に
佐藤:伊庭野って書いてある、あぁこんなにちっちゃくても。お、伊庭野さん出てた。

伊庭野:会談やっているみたいな
佐藤:「伊庭野さんは日建設計」って知っていると言うことだな
藤村:有名人疑惑
佐藤:疑惑?かいじょうわらい

 同時進行 

伊庭野:問題児としては、かも
藤井:ここに三文字で伊庭野って出ればね
佐藤:中身については読んでいる時間がないので飛ばすとして。ジャックしてやっぱり「速報性」と言うのは「いけるぜ〜」みたいなのを確信しちゃったわけね
伊庭野:こっから発生したって言うわけでもないです。
藤井:これ自体
藤村:同時進行ですものね
佐藤:1,2号から1年離れた。あとは固まりでやってしまう
伊庭野:12月頃だそうと言う事に成っていた時に、同時にこっちも回り込んで来て、同時に進めようと
佐藤:1,2号の見開きで現され。未消化の部分が、それぞれの処で「分解してやってみよう」と言う話に成って。「ようしゃ、佐藤ともしゃべろう」見たいになったと言うことだね

会場そういう事です

 癒着関係から広報紙へ 

佐藤:分かり易く解説すると。なるほど。それで経過は理解できましたけど。じゃ〜その成果物だよね。成果物と「速報性」と言うのをやってみて、「速報性に特化しちゃおう」みたいな「イマイチ判らなかったな」って言うのがあるので、繰り返しに成ると思うけど

松島:それは我々も今整理しているところです(佐藤おおきくわらう)
藤井:「速報性」と言う意味では「ライブを聴いている」と言うのは、一番リアルタイムの情報じゃないですか
藤村:ライブを聴いて居るのがじゃなくって、あの空間全部がライブだから、レクチャーはレクチャーでね、編集は編集でそれが「全部同時にやる」と言うのが

佐藤:これが癒着関係だと思うんだけど、普通新聞は「伝えたい」と言う人は主催者じゃないハズなんだよな
藤村:「癒着」と言うのは何と何
佐藤:ようするに「イベントの主催者とメディアを発行する人が一緒」って言う処に将来また問題が発生しるんじゃないか?と

藤村:どういうことですか
佐藤:普通媒体というのはさ〜
藤井:メィデアが取り上げて
佐藤:だから「広告」とか「広報」に落ちて込んで行く可能性がある

松島:そこは最初に批判がありましたよ
佐藤:自分たちのやりたいことが整理され、速報性が命だ、面白い
藤村:やりたいことは自分たちは整理した、そしたら今度はもっと一杯人を取り込んで、それで「もう一回我々議論したいことだ」って言うことを整理しようと言う事

 速報性の意義 

佐藤;速報性はあまり関係ないのね。「即日印刷」すると言うのが出て来ちゃった」やっちゃったわけだから、関係無い訳でもないじゃないの?
藤村:その事の意味はなんだろう
松島:リアクションのスピードの多さですよね
佐藤:たんなる驚かせようと
松島:インパクト有りますよね
佐藤;「話題性を提供しよう」みたいな
藤村:まあそうですね
佐藤:話題性が提供されちゃって俺が反応しちゃたわけだな「第一号者」(会場おおわらい)
松島:一人取り込んだ!わけです(会場大笑いガハハガハハハ)

 スピードに乗って 

伊庭野:「議論を引き起こしたい」と言う意味で
松島:と言う意図の、一番目に見えるカタチというのが「我々がスピードに応える」って言う「スピードがあるだろう」と言う事が
佐藤:おれが、スピード良く、次の日電話したんだな
松島:本当ですよ「アンテナ張っている」と言うことですよ
佐藤:直感的に「何やって居るのか判ったんだ」
松島:それは本当にそうだと思います
村:もの凄く嬉しかったですよ

佐藤:で議論をしよう「これは何なんだ?」ってね「お前達は何だ?(会場笑い)そう思うのは普通だと思うだけど。
松島:ところが
佐藤:普通じゃないらしいな〜意外に。「それは何でだ?」って言う話に
松島:「俺たちは何なんだ?」と言う問い。内容に対する問い、それと「批判的工学主義に対する問い?」と言うのよく聞くんだけど

 何これ?って

佐藤:
マニアックな話だったら一杯あると思うそれは、中身について色々喋りたいけど。今日は中身よりまず出されたメディア成果品について、だぜ。ここは
松島:メディアに対しての
佐藤:建築家に成りかけている人達が「これをやろう!」と言うのを、もっと明らかにして、問題を共有して。

そういう事をやらなければ行けない。もしかすると既存媒体の編集者が批判もどき、意味じくもミクシーに逃げ込んで、悪口を叩くって言うのがさ〜

松島:批評だったらさ
佐藤:批評だったら「面と向かって議論しましょう」と言えばいいじゃん。何とか雑誌と言う人が来て、それについてみんなで議論しましょうと。それを載せればいい。載せた、とたんに紙媒体の不要論に成っちゃった時に、初めて既存媒体が持っていたイカサマ性と言う、構造が明らかに成っちゃう可能性が在るって言うこと。オオバーに言えばね。多分直感的に判っているんだ

松島:
危機感はあるんでしょうね

佐藤:それを「判っていて、発信側はやっているのかな〜」と言う事
松島:「判っている」と言うか「即日発行する」と言う事「誠実な伝え方」と言うのが僕らの意識では在ったのですよ。だって我々がこう情報操作する閑が全くないですからね

  これはいいね〜 感染させよう

佐藤:
そういう危機を孕んで、相手がそういう処に逃げ込んだりね、鋭い機械、道具なんだなこれ(LRAJ)相当危険な道具なんだよ(藤井わらい)それは近代的な視線から見ると危ないんだけどさ、ポストモダンなトシチャンから見ると「これいいね〜」(手拍子を打つ)って事に(会場大わらいわいわいがやがや)なっちゃう「これいいね」って言うのと「これ危険」と言う両方に別れる。

ここの処をちゃんと確認して。それで「これいいんだよ」みたいに、人を増やして感染させて行けかねればいけない(わいわいがやがや)感染させるためにはここで、もう一寸整理してさ
藤村:確かに

佐藤:
こういう「凄い道具なんだ」と言う。「なにか(建築家や社会に)良い道具なんだ」ということを言わないと、圧倒的に権力を持っている紙媒体、パワー溢れているから。そうじゃないこっち(建築雑誌)の方が権威も銭も反応多いんだもの
松島:それはそうなんですよね
佐藤:だからここの処で、多分つまらないんだろうと、あなた達がやっている事はと。議論して、ネット乗せ 分かり易く議題を設定して、それを読んだ人が感染して「俺もやってみよう」とする。感染拡大を想う

  言葉と文字 まだ未整理  

伊庭野:
例えば「今回の仕組み」と言うのは、他のレクチャーにも適用出来ると思うですよ。今回の方法を例えば

佐藤:ユーチューブで流せば済む話じゃない
伊庭野:だからそれをでっかい東京ドームとかで講演したものを「東京ドーム」って言うのは言い過ぎだけど、もうちょっと大きなホールで講演したものを帰りがけに、それを全部紙面でもらうと言う

佐藤:紙面見るの面倒臭いから、「家帰って(ユーチューブ)ビデオで見るわ」って話になり。ライブのDVDとか売れるわけでしょう
伊庭野:例えば「パワーポンとをそのままもらえる」と言うのがあるじゃないですか、そうしゃなくって、「話し言葉をもう一回反芻出来る」って言う
佐藤:そこの処がちゃんと整理されて居ないな
藤井:「生の会話でもらうリアクション」と言うのと、一回文字起こして、その一寸した「タイムラグ」って言うので、「もう一回読み直す」って言うので起こる、質が変化する、全然違うと思うんですよね

藤村:内容の話だよね。さっき言った事のように、「メディアが変わる事のショックだ」と思うんだけどな、それは観客を動物扱いしてるかもしれない(会場ふーん)でも実際なって言うんだろう。身体性に訴えかけるやり方だと思う。

佐藤:
「身体性」と言ったけど耳で聞いた事が活字になって、耳と目が連動され、再駆動、連動し。5感みんな連動したいわけよ。でも出来ないんだよそれは。今ここで喋っているやつを文字で見てね 感情を駆動し。
松島:今おれ見たいですもの(会場わらい)
佐藤:聞いた、やつを見聞出来ちゃうじゃん

 シナリオや記者原稿があるから出来る

伊庭野:テレビでも文字情報あるしゃないですか
佐藤:あんのさ、ライブじゃねーじゃない。あんなの原稿ある。最初から有ってビデオ収録して後で流す
伊庭野:それを実空間でやられると、やられているのがこれだと思うんですけど

佐藤:だから俺はそこを言いたい。ポストモダンの編集の醍醐味。そこの処をも一寸判ると、既存媒体が持っているイメージから外れて。離陸して新しいイメージをここで提示して、みんなに判り易くし伝えないと。増えて行かない

伊庭野:今までメディア上で「仮想空間で起きていた事が実空間で起こる」と言う
佐藤:今言っていた話とそれは違うな
伊庭野:え

佐藤:今言った話はライブで聞いた話をそのまま文字で見るって話だ
藤井:伊庭野が言おうとしたのはどういう事
伊庭野:テレビとかでだれか喋った人が
佐藤:テレビは原稿出来上がった後、作る。最初から編集されているんだよ
伊庭野:ですけどそれをテロップで流す、視覚的にも耳にも入っているじゃないですか。実空間で生で聞く時は耳で入って来るけどその 後文字情報で入る

佐藤:実空間とテレビの同視は混乱するだけ。 それじゃ感染拡大しないね。その発想は逆。テレビをなぞるは既存権力からの見方、逆だと思う俺は。自分の発した言葉が文字に成って来て、それをまた自分の目で言葉として回収出来て、叉文字に加える言葉として投機する、それをやっていて自分の考え方を整理して行きたいと言う欲求だと思うよ

伊庭野:そのレクチャー者本人と言うことですか
松島:僕らが文字起こし、してないと言うことですよね
藤村:だから今の話はレクチャラーが一人でも成立する話にやっぱりなるのかな〜と「10人居て12頁の媒体にある」と言う結構 量が持っている、なんて言うんだろう、その場に居た人を素早くグルーピングする方法みたいな
島:リード文の問題だ
佐藤:これを見た時 みんな仰天してミクシーで話書いてしまうという。その力をみんな判ってないと思う。今の話聞いていると

 こいつの新しさは何だ 

藤村:なんだろう何がこれの新しさなのだろう
佐藤:自分たちで判って無い
松島:いや難しいですよ〜(わらい)
藤村:何かやっているような気がするんだけど、佐藤さんはどういうふうに
佐藤:これは建築あそびの文字起こししている自分でやっているから良く判るそれは
伊庭野:それを言語化その瞬間にもらえたと言う事ですかやっぱり、建築あそびはやっぱり
藤村:タイムラグ
伊庭野:一晩

佐藤:もっと1月から1週間ぐらい開くんだけど
松島:これなかった人に対する情報提供という意識の方が強いのではないですか、そうでもないですか
佐藤:それはねその話すると長くなるんでしない。ただ「情報を共有しよう」と言う事だけだから。それは紙媒体でもネット媒体で俺はもどっちでも良いから。ここで起きたこういう話し合いを提示。

建築って常識だと思うんだけど建築一人で作れるわけないじゃん
伊庭野:はいはい

佐藤:それは後の話に繋がるって行くんだけど、建築家佐藤敏宏とか言っているけ、俺一人が作っている訳でもないし、凄く判りやすく建築家一人作ったよ〜みたいな話は。古くさい。あんまり意味が無いんだだけども、なんでか知らないけど建築家が全部まとめて、凄いことやりましたみたいな。どこもまとめてねーんだ俺。

出来て無いもん。ハッキリ言って。建築家の方は「コントロールしてんだ」と言うだろうけど、実はしてない。してると思っている処だけしているだけであって、社会的な事態としては、ほとんどしてないと思うんだよね。そういう事態をみんなで共有して、その事態の全体をね豊にするためには、自分で捕った情報を、建築圏そこに投げ入れる。共有資源にする。誰かがそれを見て他の処に、俺が考えて居なかった事態を作ってくれるじゃない。おれはそこを尋ねて。こういう事態はいいな〜と言うことで、他人の脳味噌とか体験を利用して連続させる・・技術は知の連動と交通
 資源は廻り無に帰さない 

伊庭野:その時の議論に参加出来なかった人も巻き込みたいと言う意識
佐藤:それは無い無い。
松島:そうなんですか
佐藤:そんな欲望は全然無い。最初から無いは俺は
藤井:インターネット使う意味は
佐藤:そいつを出して置くと、誰かが見て

藤村:佐藤さんにフードバックすると言いことですか
佐藤:そうそう。しているし、やがてそうなる
伊庭野:自分のためだと
佐藤:自分のやった事自分で説明して、ムカツイテいたのに〜。ネットやったトタン、ストレス全然無いしさ。貴方達が俺の事知っていると言うのは想像してなかった。これは自分の為だけやっていただけで

伊庭野:僕らは多分レクチャーを聞いた人が、を。今回発行することで。今回これに来ていた人の為なんだよね、「参加して居た人の議論をもっと誘発させたい」と言うか、逃がしたくないと言うか

佐藤:ただしい それも
松島:これなかった人の為の話では無いんですよね。読んでもらっても良いんだけど
伊庭野:来れなかった人、読んでもほとんど判らない
藤村:あぁそうだよね

佐藤:俺もそう思ったから言っているじゃない。そこの処「来ている人に対してそれは何故有効か」って言うことがまだ整理されていない

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