2009年8月2〜9日 ことば悦覧in京都 記録集 home 魚谷繁礼 門藤芳樹 山本麻子 岩崎泰 柳沢究 森田一弥 浅見俊幸 満田衛資 川勝真一 岡田栄造 榊原充大 山崎泰寛 牧野研造 俺クチャー 観客感想 番外編 名古屋 小林聖明 東京 太田浩史 松島潤平 太田浩史さんと ワイワイ 編 8月08日 pm6時〜 晴れ その 01 02 03 04 05 06 07 2003年の記録 その06 2003年建築あそび の記録もみてください 太田浩史さんの建築を体験し佐藤が作ったアニメション 作曲my次男 pm8時頃の 池袋駅西口広場にて 佐藤太田は だべっている 太田:白井さんはサラリーマンをやっていて、日常に飽きてオーストラリアを一周しようと思ったらしいんですよ。それで脱サラして1年4ヶ月掛けて、オーストラリアを回ったんですって、で本にもして。 それは彼がまだ20幾つの時。彼の人生では重要な事だったらしい。達成感もあっただろうし。面白かったんだろうと思うんです。それで成し遂げて 日本に帰って来て、その後 働いていたのかどうか知らないけれども。その事が凄く大きい経験になって。もう一度やりたいと。で、1年4ヶ月掛けてオーストラリアを一周するわけですけど。次に佐藤さんだったら 次に何をしようと思います 佐藤:一周は以前に しおわっちゃってるんだよね 太田:し終わっちゃた 佐藤:分からないですね オーストラリアに行った事もないし 太田:そうするとね。何か僕が思うには 次は南米を一周してやろうとか。アジアからヨーロッパまで自転車で行ってやろうとか思いそうなんだけど。彼はそう思わなかった。今度はもうちょっとゆっくり 佐藤:ははははは 太田:(ゆっくり)オーストラリアを観てみようと思ったらしい。それで、もうちょっとゆっくり見て回る つまり色んなものを見過ごしたらしいと彼は思った。それでもうちょっとゆっくり見るんだったら、どうすれば。つまり彼の感性が 変わったんじゃないかな。色んなものを見落としてしまったと。急いでしまった。それで昔の、オーストラリアに最初に行った探検隊っていうのがあって。昔の探検隊はもっとつぶさに丹念に観ている。その何とか探検隊っていうのを調べ始めて。そうすると何とか探検隊っていうのが駱駝(ラクダ)でね、 佐藤:回って行ったと 太田:そう。オーストラリアを探検した。彼はその話が気に入って 佐藤:あああ 太田:昔の つぶさにオーストラリア大陸を見た人っていうのは、最初じゃないけど。時間掛けてオーストラリアを巡っている。これだ!と思ったらしくって。今度はもっとゆっくりオーストラリアを 佐藤:ふふふふ 太田:回って行こうと、思ったらしくって。それでやっぱり駱駝がないとだめだと思ったらしい。 佐藤:馬じゃだめなのね 太田:馬じゃだめだ。自転車は不純、だめなわけ。だからもっと遡ろうとして。それでオーストラリアを駱駝で どう回ればいいかって考えて。それでね 駱駝で縦断できる何か方法をっていうのを調べ当てたらしい。それをやるには、やっぱり駱駝を飼うところから始める。駱駝を飼って餌のやりかたとか。手なずけ方とかを勉強するために駱駝の農園に行って住み込んで働いて 佐藤:駱駝の農園なんてのが在るんだ?!どこにあるの そんな農園は 太田:駱駝はね、増えちゃったらしい。だから野生。つまり持ち込んだ駱駝が野生化して、野犬みたいに増えちゃって。それを駱駝一生懸命食べたらしい 佐藤:うははははは 太田:オーストラリア人が。駱駝余っていて。 佐藤:焼き鳥じゃなくって 太田:焼駱駝。 佐藤:喰っているの!? 太田:それを巧く使ってツーリズムしようという、ツーリスト感もあったり。競馬じゃなくってね、競駱 駝だったりするんですね、駱駝レースってのが 佐藤:スターウォーズの絵みたいだね 太田:そうそうそう。それでね、駱駝の農園に行って 何かオーストラリア駱駝ソサイティーではちょっと有名な所に行ったらしくって。で駱駝を育てる術を身につけて縦断するのかな。駱駝で縦断しつつその途中の町で駱駝レースに勝ったりして賞金もらったりして 佐藤:ははははは 太田:そういう人間が居たり。面白いんですよ彼は。僕はいいんじゃないかな〜と。でね、それで日本に帰って来て、自分の人生は駱駝なんだと。駱駝を広めたいという使命感に燃えて。日本に戻って来て。それで大阪で駱駝使いとして独立ホームページを作ってやっているんだけど。それは仕事には なかなか成らず。たまに商店街のイベントか何かに 佐藤:駱駝連れてこいって 貸し駱駝して、 太田:貸し駱駝して。1日35万円でやっているとは言え なかなか簡単じゃないわけ。それで、だけど僕は彼が居ることを知っていたんで。白井さんがやってくれんだったら、そのしまなみに駱駝を通す事が可能だと思って。それで一次は通った、彼に会って。彼は凄くやりたいって。 佐藤:うふふふふ 太田:まず、駱駝を色んな処へ連れて行くんだけど。駱駝を柵から出したことがないんですって。駱駝も柵から出たことがほとんどないんですって 佐藤:ふふふふふへへへへ 太田:だから駱駝がね〜公道を歩けるなんていうのは、駱駝が興奮しちゃって眠れなくなるぐらい興奮するんじゃないかと。 佐藤:興奮した駱駝ってどうなるんだろうね? 太田:そうそうそう。だから少し訓練をしながら。それはとってもやりたいと。それで出来れば日本で・・・・駱駝レースとかもやりながら。尾道、今治とか歩けるといい。動物園に呼びかけると面白いと思ってくれるんじゃないかと。彼は言っていたんですよ。 佐藤:貸し駱駝ね 全国でね 太田:駱駝の飼育員が 駱駝を歩かせようと。 佐藤:日本には何頭ぐらいいるんだろうね。 太田:それがよく分からない。僕らが調べた処では愛媛県に一瘤駱駝 3頭。愛媛県に3頭 いるの はおおきくって。今治は愛媛県なんで。4頭は計算出来る 佐藤:自分が持っている1頭は、檻から出たことないけど 太田:出たことない駱駝をね。出張動物園っていうサービスもやっているわけだから。駱駝をちゃっと歩かせてあげるっていう、あれも。僕は頑張れば出来るんじゃないかと。で、白井さんがやってくれるってまあやりたいって言ってくれたから。僕は割と出来ると思って。駱駝を(島波)しまなみの橋、 橋を渡らせる。話すとね面白いですってね、いろんな心配事もあるんですけど。 まず駱駝が高所恐怖症じゃないかって 佐藤:あはははははは 太田:吊り橋って高い処に在るから。そしたらね、駱駝は恐がりだと。水溜まりも渡れないほど恐がりだって。知らない環境。 佐藤:それじゃ 海の上は大変だな、駱駝が動かなくなっちゃうね 太田:そう。で駱駝の列、駱駝の隊列を、駱駝も色んな性格があるから割と恐いもの知らずの冒険的な駱駝に先頭切ってもらい 佐藤:太田さんのような駱駝で 太田:僕、わりとなんか 一番最後 そういうので、挟めば、割と流されて動く。それはね、どの駱駝を 一番最初にもってくるかによるらしい。それは1年掛けて訓練する。まず駱駝の並び方。それからね重要なのはね、駱駝の糞。乾いているらしい。 佐藤;乾いているとは 太田:つまり、ニューヨークなんかに行くと馬が、警官かなにかが馬に乗ってたりするんだけど。もの凄い糞がね 佐藤:ふふふふふ べたべた 太田:だーって 佐藤:下痢状態で 太田:下痢状態 基本的に。それの掃除が大変なわけですよ。それで おなじ事が駱駝に。駱駝がね、その公道を歩いて行って掃除するが 大変なんじゃないかと聞いたら。そしたら「駱駝の糞は乾いている」 佐藤:ふふふふ、水分 大切に吸い込んで べた糞には ならないんだ 太田:そうなの、やつぱ砂漠の動物だから、基本的に乾燥しちゃた状態にして、水分はね 佐藤:水分一滴も外に出してる ばあいじゃないと 太田:そう。 佐藤:ウンコで水分垂れ流しちゃタマラン 生命の危機だと 太田:そう、ころっとした 佐藤:ははははは 太田:手で つまめるほど、乾いている 佐藤:うはははは、面白いね。 太田:非常にクリーンなわけですよ。 佐藤:この公園の食べこぼしなんか よりは掃除し易いわけだ。ビールとジュースとか 一杯こぼしあるけど。乾いている状態でコロンと 太田:それは結構重要な事で、糞が乾いてるっていうので、これはいけるんじゃないかと。 佐藤:公道 べたべたべただと 太田:べたべただ と大変ですよ。 ドンドン駱駝が歩くのに一人ボランティアが残って一生懸命水を どっかから引っ張って来て、掃除しなければならない 佐藤:消防車連れ歩かないといけない 太田:側溝に流すっったって側溝詰まるかもしれない じゃないですか。だから下手すると、清掃車が後ろを付いてあるかなければいけない と思っていたんだけど。つまめる 程乾いているっていうから 佐藤:ははははは 太田:それはよかったな〜 と思って。白井さんと一緒に出来たら 凄いたのしいな〜と思ってね。キャラバンを 是非ともやりたいんですよ。 佐藤:今はコンペが終わって、最終10作品の残っているでしょう。 太田:残って8月31日に・・がある 佐藤:もうじゃあ、そろそろじゃないですか。 太田:そう、もうその準備は始めているところですけど。 佐藤:たのしそう〜だな〜。 太田:いや〜 だけどね、 佐藤:それ1位になったら又また忙しいですね、駱駝の勉強しなければいけないね。 太田:ぼくね自分の人生にピクニックが関係してくるってのは思っても居ませんでしたよ。 佐藤:うはははは。 太田:ぼくは建築を集中してやるつもり、建築家になろと思って原研に行ったんだし。建築家になろうと思って助手になったわけで。 佐藤:ははははは。 太田:原先生もお前建築家になるんだな〜と色々教えてくれたはずなのんだけど。その僕を ピクニックなんかやったりするわけでしょう。その時点で道を踏み外したかなと思っている。本当はそう思ってないんだけど。周りからみたらあいつは何をやっているんだ?ってことになる。ピクニックって一体なんなんだ?って思うよ。今度は駱駝だ!! 佐藤:駱駝のウンコの話したらもう あちらの世界だね 太田:駱駝の糞の話 ね 佐藤:建築と関係ないじゃないかと 太田:ますます話が。別にね〜本当に自分が やんなくちゃいけないかって、よくわかんないですよ。他の人がやってくれればいい気もするんだけど。まあ思いついちゃったし。今治に恩義があるから。なんか今治に対して何か「やれって言われるんだったら、やるけど」でも自分でも「確かに面白いんじゃない」かたいう、思うけど。自分が人生において駱駝と接点があるんなんて?!佐藤さんだって思わないでしょう? 佐藤:思わないね 太田:来年の今 もしも駱駝の世話してたら、何か 佐藤:世話しているかもしらないね、やることないなら佐藤さん駱駝の世話係りにと駆り出され。ちょっと今治に来てくださいと。ついでに今治の建築系の人々にインタビューしてる。丹下健三が生まれた今治市内にはどういう建築家が 太田:居るかとかね 佐藤:棲息しているでしょうか? 太田:そうそう。 佐藤:丹下さんをどう 思っているかとかね。 太田:そうそうそう。 佐藤:色々インタビューしてね、記録する 太田:だからね。まあ何が起きるか分かりませんよ 佐藤:結局は建物でも都市でも、道でも、何かが偶然出会って、それプラス祝祭性っていうか、演劇性とうか、そういうものが保証されるから魅力を感じて人は楽しく。もちろん危ないこともね、沢山ある。 未経験だから法律もないし。何もないけども、人間だからそこまでやらないだろうと思い色々始めるっていうのは。 建築を振り出しに戻すじゃないけど、建築が出来上がってくる状況の始まりを観る。 建築は広場であるとか 建築は路上であるとかね言いながらね。 そういう処 権利を主張す場(ピクニック・ライト)まで 一回たち戻ったらって 色々 感じでいいと思うな 太田:そうそう。東大の本にも書いたけど。結局 都市にしても、それは都市じゃない農村部にしても。そうなんだけど。人生だとか、まず一番大事なんじゃないですか。で人生をどう 都市を利用して生きるかっていうことがあって建築だとか食べ物だとか、映画だとか文学があるわけですよね (音3の13:48) その07へ |