2001年〜産卵

’01年の産卵状況

　千鳥浜王喜海岸にやってくるつがい数の調査は、1993年から行っています。（下の表中の満潮時刻および潮位は、宇部港のものです。）
　’01年は６月中は天候が悪く１度も調査できず。あまり潮位が高くない７月上旬の大潮ですが、前回にはほとんどきていないと思えるので、いくらかは姿を見せるだろうと期待していました。４日にこの年初めてのつがいを確認できました。５日の夜、６日は雨や風でとても産卵には無理でした。10日夜(満潮は00：14)は、最も多くやってきました。
　　’01年の産卵は７月末の潮で終わったようです。８月５日の１つがいは、１度産卵泡をあげただけでいなくなりました。産卵はしていません。
　産卵のピークは’00年同様７月上旬の潮であったようです。 　

　’01年の合計は、延べ49つがいです。’00年は46つがいなので、ほとんど変化なしということになります。なんとか1993年の約1／3を維持しているわけで、いい方に向かっているとはいえない状況です。

これは産卵泡です。つがいが砂を掘る時に、砂の間に含まれている空気が独特の泡となって出てきます。