目の網膜の黄斑部が変性してしまう病気を総称して黄斑症と言いますが、加齢と関係が深いものが 加齢黄斑変性症と呼ばれています。2007年頃から日本でも増え始め、失明原因のトップ3になるほど 増えています。アメリカでは失明原因の第一位となっていましたが、政府上げての対策が功を奏して 改善されています。 日本でもiPS細胞移植の研究・臨床が来年から始まることが厚生労働省で決まりました。 50歳をすぎたころから見られ、60〜70歳代が最も多く、男性の発症率は女性の2倍あるといわれて います。 【症状と原因】 見ようとするものが歪んだり、中心部がぼやけてしまったり、視野が狭くなったりします。 目の網膜は光として入ってきた信号を脳に届けてる役割りをします。その網膜にある毛細血管が目詰 まりすると、血液が流れにくくなるため、網膜の細胞は酸素と栄養が不足し生体反応が起こり、新しく 血管を作り出します。これが新生血管と呼ばれるものですが、血管の壁が非常に薄くてすぐに破れ出 血します。その出血した血液は網膜の中に漏れ、浮腫を網膜に作り視力は低下します。 黄斑部はまた紫外線をまともに受ける部位で、盛んに活性酸素が発生し視神経の脂肪やたんぱく質 を酸化させます。この時、抗酸化酵素や酸化物を吸収し分解する酵素が十分にあれば問題ありません。 往々にして老化やストレスなどによりこれらの酵素が不足していると、黄斑部は活性酸素によりダメージ を受けて、黄斑変性症を発症します。 【予 防】 過度のスポーツを避ける、タバコやアルコールの飲みすぎをさける、ストレスをため過ぎない、ようにし ましょう。また、体内や目の酸化現象を防ぐために、抗酸化物質を多く含んだ食事を心がけることは有 効。 |
【足もみ】 目の反射区は第2趾と第3趾ですが、網膜に対応するのは付け根の部位です。 また、目の神経は半交差していますので、どちらかの目の問題であっても両方の反射区を揉まないといけません。 |