日本人の30%以上の人に症状がでているほどに多くなっていますが、 もともとは肉類を中心とする食生活の欧米人に多かった症状です。 食後の胸やけや酸っぱいものがこみ上げる、げっぷが出やすい、などの症状は以前は「逆流性食道炎」とよばれていました。 胃は強い酸性の胃液で食べ物を消化していますが、胃壁は胃粘膜が分泌する粘液(ムチンなど)で守られています。 しかし、食道の粘膜には粘液がないので、胃から胃液が逆流した場合、食道の粘膜にびらんや潰瘍ができてしまいます。これを「「逆流性食道炎」と言っていました。しかし内視鏡で検査しても食道の粘膜に異常は見つからない場合が多くなりました。このため、食道の粘膜に異常があってもなくても、「胃食道逆流症」といわれるようになったのです。 |
【原因】 食道と胃の境目(噴門部)には下部食道括約筋があり、健康な人は食事をしていない時はギュッと締まって胃に入ったものの逆流を防いでいます。食べ物をもどす時とげっぷをする時にだけ緩みます。 この下部食道括約筋の緩みが「胃食道逆流症」の原因です。以下はその主な原因です。
6.欧米食の普及・・高脂肪の食べ物は消化に時間がかかり、胃酸の分泌 も長時間になります。 【予防・治療】 日常生活の次のようなことを注意して改善すると緩和されることが大いに あります お腹を圧迫しない・・前かがみの姿勢、ベルトや帯での締めつけ、重い物を持つことを避ける。(腹圧が上がり 逆流しやすい) 食事・・脂肪の多い食物、チョコレートなどの甘いもの、かんきつ類、コーヒー・紅茶、香辛料、アルコール・ タバコ、などの過食を避ける。 |
【足もみ】 左足のH胃(左足は胃の上半分に対応する)と50のど・気管・食道を中心に揉みます。 |