めのう二刀流・無痛台湾法

異常感覚性大腿神経痛



   大腿の外側にかなり広い範囲で起こる痺れ症状のことです。

   しかし、筋肉の麻痺は一切伴わず、脚は自由に動かせて不自由はないのが特徴です。

   骨盤のちょっと下あたりを叩いてみて、シビレているような、電気が走るような場所があればこの病気です。

 【原 因】

  きつめのガードルやベルトやジーンズを穿いたり、生地の硬いズボンでしゃがんで庭仕事などをする、妊娠している、  急に体重が増えた、など骨盤や大腿を圧迫することが原因になります。また、まれに、骨盤内の悪性腫瘍でこの神経  が圧迫されて起こることもありますので注意が必要です。

  大腿外側皮神経は腰椎の第2、第3番目から出る腰神経で、大腿の外側の皮膚の感覚を伝える神経の障害です。こ  の神経は、骨盤から出るところで折れ曲がり、大腿の表面沿って走って行きます。骨盤で曲がるところで、鼠蹊部の   靭帯で圧迫されたり、外から圧迫されたりし易いのです。この神経には、筋肉へ行く枝はありませんので運動麻痺は  起こりません。

 【治 療】

  痛みの原因が神経圧迫の場合は、急に太ったのであれば体重を減らすことです。骨盤が歪んでいたら骨盤の矯正   が効果を発揮します。きつい服の着用は避け、ズボンのポッケトに物をたくさん入れないようにすることも大切です。





 【足もみ】
               
  症状のある側の足の、55腰椎−特に第2、第3腰椎に対応する反射区および49鼠蹊部のしこりを探して注意して揉   む。同じく症状側の38股関節や65骨盤内臓器を中心に踵全体を揉みます。
  足首を廻すことも忘れないでください。