めのう二刀流・無痛台湾法

巧緻運動障害



巧緻運動障害

  箸をうまく使えず摘んだものを下に落としやすくなったり、財布から小銭を摘んで出しづらくなった     り、ボタンをはめにくくなったり、思わず物に手が当たって落として壊したり、等々の症状のことを、手指  の巧緻運動障害と呼びます。

  年齢とともに症状は進行する傾向にありますが、首こり・肩こり、 手の強張り、背中や腰が大きく曲がっ  たっり、している高齢者によく 現れます。背筋がシャンとしていると症状は少ない傾向にあります。

  もし、手摺を掴んだつもりが、握りが浅かったりして転倒などした場合には頭を打ったり、首の骨を損傷し  たりして危険です。

  それ以上に、その後遺症で寝たきりになってしまうケースもよく聴く話しです。症状の軽いうちに少しでも  改善しましょう。

【症状の判定法】

     グーパー運動・・両手を開けたり閉じたり、10秒間に何回できるかを数えます。

         10秒間に20〜30回・・問題ない

     〃  20回以下・・軽度ではあるが自覚症状あり

     〃  10回以下・・非常に不自由で問題あり                             

【原因部位と症状】

      脳から脊柱伝いに走っている神経(中枢神経)が働いて手指が動くわけですが、その伝達システムに     異状があることが原因です。

                        脊髄での障害・・両側性に発症する。

           頚髄レベルでの障害・・手指の動きのぎこちなさ。ボタンの掛け外しが苦手、字が書き                      づらい、箸がうまく使えない、小銭がつかめない、紐がうまく                      結べない、など。

           脊髄レベルでの障害・・つまずきやすい、早や歩きが出来ない、階段の上り下りが不自                   由、尿がでにくい、尿がでにくい、残尿管、頻尿、尿漏れ、など。

            ※腰椎レベルの原因では症状は起こりません。



【予 防】

     老化と同時進行的な面がありますので、日ごろから手指や腕・肩・首をよく動かしまし
     ょう。ただし職業的な過度な使い過ぎは症状を促進します。

【足もみ】

    脳、頚椎、仙骨、坐骨、など背柱関係の反射区。I肩関節・手関節を良く揉む。また、反
    射区全体を刺激して全身の血行を保ち、特に手足を冷やさないこと。