この起立性調節障害は小学生や中学生に多く発症し、「子供の怠け病」と誤解されます。30%の子供が不登校に なっていますが、親や回りの人々の理解が大切です。 似た症状に脳脊髄液減少症という症状があります。 【原 因】 座っていたり、寝ていた状態から立つと、本来は足の血管が収縮するので足の血液量が減り、その分頭や心臓な どへの血液量が増えます。 しかし、この症状では立った時に、足の血管が収縮せず、血液はそのまま足に留まるため、頭や心臓の血液量が 減り、様々な症状を起こします。 原因として、子供から大人になる思春期の急激な体の発達のための自律神経とホルモンのバランスの不安定性 があると考えられています。 【症 状】 立ちくらみ、めまいを起こしやすい。 朝なかなか起きられない。午前中調子が悪い。 立っていると地持ちが悪くなる。失神をする。 倦怠感、疲れやすい。 食欲不振。 他人に気遣いをしてストレスを溜めやすい。 【対 策】 体を動かす。散歩する。 立ち上がるときには30秒くらい掛けてゆっくりと立つ。 立っているときには足踏みや足をクロスして立つ。 親は仮病として見ないで病気として理解してあげる。 改善がみえない場合は医師と相談して薬物療法を行う。 |