めのう二刀流・無痛台湾法

特発性拡張型心筋症


 一般に心筋症は心臓の筋肉の病気の総称です。肥大型と拡張型が

 大半です。心室の壁の厚さが異状に増すタイプが肥大型で、拡張型は心室全体が風船のように拡張したタイ プです。まるで伸びきってしまって弾力性のなくなったゴムのような状態に、心筋がなっている状態です。

 「特発性」とは原因がいまだ不明の症状に付けられるものです。一部は遺伝子やウイルス感染、免疫反応、 が原因と考えられています。

 原因不明で、まだ患者の数も多くないことから、治験例も少なく治療法が確立されていないので難病指定の 「特定疾患」にされています。

 【症 状】

  だるさ、息切れ、動悸、むくみ、息苦しい(横になって)、動悸(運動時)、咳・痰がふえる。まとめて心不全症   状と呼ばれます。

  症状が進むと、黄疸、尿の量が減る、脳梗塞、がおこる。

   現在では心臓移植が有効であるとされていて、心臓移植を待つひとの8割は特発性拡張型心筋症の患者  です。最後の切り札が心臓移植でありますが、すべての人が心臓移植で完治するわけではありません。

【日常の注意】

  • 心臓に負担のかかるような作業や運動は避ける。
  • 疲れに気づいたら十分に休む。
  • 風邪を引かないように気をつける。
  • 体重を増やさない。
  • タバコやアルコールは禁止。
     塩分の取りすぎに注意し、常にむくみをチェックする。
  【足もみ】
  このような新しい病名の症状には足もみはお勧めします。特にむくみが特徴ですので、血液、リンパ、体液の   流れを良くすることは効果的です。1日1回だけでなく、2回も3回も時間を置いて揉むことです。1回の時間は   10分くらいで(両足で)、自分で揉むことです。揉む姿勢が苦しければ、2・3分でも構いません。33心臓と、24  腎臓を中心とした排泄器官の反射区を揉みましょう。