大阪 ことば悦覧 ことば紀行 2008年5月12〜18日   home 

 井戸健治さんことば悦覧 2008年 5月13日午後 高津 ビルの5階井戸さんの事務所にて   
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  その04 音源の2 15分18秒〜30分 34秒 

佐藤:話に沿った的確な写真を貼り付けたけど 写真とれなんだよね ビデオで撮るといいかもしれないけど ビデオ買う金がないからさ〜 データ量大きいじゃないですか 1時間半で40GBとかなっちゃうので どこに保存するんだ そんなデカイデーターを 
井戸:ああああ 
佐藤:大きな ハードデスク買う金もないし 音だけだと かなり小さいから 小さなHD買って PC壊れても対応は出来る 文字起こしは可能なので 音だけにしている 喋っていると さっき何は話していたか思い出せないけど 文字に直すと往き来出来る 見通せる  喋っている音につきあうのはその時間つきあわなければイケナイけど 文字だと 飛ばし読みができるので 同じ時間あるいは 倍掛けて朗読するって行為も出来る 文字データが残っていれば 使い方は多様な方法があるので 文字起こし1時間1日 掛かってもいいじゃないかと  僕が理想としているのは 井戸さんが死んだときに 一人芝居で 井戸さんを演じる 役者が台本として使える 一人芝居が出来る程度の記録にはしたいんですけど  でもなかなかそもまで情報を付加することができない  ト書きが少なすぎる そこは省いている


井戸:佐藤さんは今建築の仕事が入ったら 
佐藤:もちろんやりますよ 幸いな事に仕事がないので
井戸:それは判らないじゃないですか 急に はいる場合もあるし 
佐藤:入ったらやりますね 歩いているいので 出会った人と共同で設計しようと コラボですね これからはたぶん 他者と自分の考え方を漢字が出来るような塩梅で合成したりして 共同で仕事はしたいですね 

井戸:意味があればやると
佐藤:なくてもやる
井戸はははは 
佐藤:一人でやるような行為デもないので 
井戸:それは最近そう思ったんですか

佐藤:10年ぐらいやってないので 最近そうですね その仕事と合う人と共同で仕事は進めればいい あとは仕事が発生した場所に住み込んで そこで共同で仕事をする 住み込めば 毎日他の人のインタビューが出来る 
井戸:昔は建築を作るちゅうので やってはる

佐藤:逆インタビューに成ってきましたね
井戸:それを不思議に思っていたんです ずーっと 
佐藤:昔 なに〜
井戸:昔は 今まみたいに インタビュー が半分以上占める って言うよりも 
佐藤:10年ぐらい仕事してないですね
井戸:でしょう 
佐藤:8年ぐらいかな 

井戸:一千万円の家 からですか 
佐藤:その後1軒作ったんだけど 写真撮らしてもらえなくって コミュニュケーションうまく行かなかったので そのまま放置して時間が過ぎてしまった 

井戸:一千万家の話を大島さんにいろいろ聞いて 
佐藤:大島さんは春に出来たら夏に4人で来た 
井戸:なにか桃送ってきたとか 言ってはって 「うまいや〜」とか言ってはって
佐藤:大島さんと緋田だんと幸家さんと新和さんでやって来た

井戸:僕が行き始める前の 集まりやった人達や 
佐藤:それ以前から建築あそびはやっていたんだけど その時は WEBもPCも使って無かったので 記録を取ってない 
井戸:建築あそび ってのは人呼んで 

佐藤:自分の家をパブリックな場にしつつ 交流する 講演してもらっったり 大島さんも名古屋のコンペの説明とかしているの そのあたりは音声データを取ってないの 写真が少しあるぐらいです 
井戸:ああ〜 
佐藤:建築あそびは長いことやっているですよ 記録しても 印刷して本にする銭がなかったので 出来ないと思い込んでたので 音取りっしてないんだね ボンヤリとした記憶だけが残っている もったいないね 

井戸:道家さんとかミヤジマさんは
佐藤:道家さんとはもっと昔から1996年頃 ミヤジマさんは99年あたりに 2度ほど来ましたね  変わっているので 真似してないので 面白がったんでしょうね 「けったいなやっちゃー」てなもんでね 

井戸:なんとなく判ります 
佐藤:似てるとか言われるけど 外道ですからね やりたい方法でやってたので 建築の歴史とも関わっていないしね 外人の名前言われて比較されても「そうなんか〜」と言うことで

大島さんは渡辺豊和さんの会合に遊びに来てたので 新田さんを介して 紹介された  交流が始まったのかな 1993〜2だと思うだけど 15年位前 だと思います交流開始は 大島さんとは長い付き合いになりました  オヤジで 何故かわらなないけど付き合いが長くなったね 

井戸:その頃は建築メーインと言うか 
佐藤:ああそうだよ おれ建築の仕事が途切れるとは思って無かった  
井戸:どっちが先なんですか インタビューやりたと思ったのが先なのか 

佐藤:インタビューやりたいとは思ってないの 最初は建築は交流の場つくりだから 建築あそびはやっていた 32才ぐらいから 建築を使っての交流場 作りはしたのね 道路の上で自己表現させていたので その記録は作った  道路と建築の違いを体験して 理解したので 建築型権力内での活動はラクチンだから 現実にも壁があるからね 道路だと壁がないので 危険を伴うけど 建築内の行為は楽なんですね  境界が既に内包されているので自由でも行動的でも能動的でもなんでもないんだけど それらは理解していたので 

自分の家を プライベートな場をパブリツクにする 活動する 設計したプラーベートな建築をパブリツクに1日に代えて使う と言う行為を意識してやっていた  意識しないとパブリックという概念が理解出来ない 日本語に訳した言葉を生 み出すためには 自分で活動して 新たな言葉を生み出さなければならないですよ パブリックって言わないで建築あそびと言う言葉にして 個人の住宅 使ったしりて  WEBで募った みんなで使ってみる 個人の境界を意図的に溶かして 路上状態化すると それが建築あそびの 目的です 

それをやっていたんだけど 関係が煮詰まる傾向があるので 多様な領域を横断して生きている人が居ないので、少ないのでそうなる  煮詰まるのはよくないと 交通しないと

井戸:その時に自分が動こうと 
佐藤:ああそうそう 家庭の事情と 文字起こしでバイト代が入ったとかお金の事情とかで 今回は動けた  自分が動きだして 外へ出て インタビューする方が 建築あそびの活動より 圧倒的で楽なです それで始めたですけどね 話を聴かせてくれルンのは判っているので  より危険な状況を作るには
井戸:危険なですか

佐藤:路上状態を求めてたけど それは難しすぎるので 道路に出て 通行人に「あなた建築に興味ありあますか〜」と聞いても 答えないでしょうから 興味も無いでしょうし 効率わるそうなので 独立系建築家と自己表現をしたいとか そう言う意志をもっている 30才前後の PCを使って自己表現もしてる 50代の人はあまりやってないので 独立するのも無理でしょうから    大学生の時からPC使ってきた人は日常でも活動が出来ているハズだと やるかやらないかだけなので 

会ったこと無い人 近代の教育を受けながらもポスト近代の社会に放り出され行動してる人と 言うのが30才前後だろう 言うのが俺の感です 

井戸:ポスト近代の行動ですか 僕に一番ないところですね 
佐藤:それは話しててわかるけど HPで情報発信してるし そうでもないんだが無自覚かもしれない 先ほど来 説明をしてもらった 表現者達は近代の成熟した時期の人々だから 影響を受けて 近代の大きな物語の中での キチンとした話 物語 会話なんだよね それを少しズラしたいので無名性を持ちだして 大きな物語になり得ないと 無名なだから大きな父には成らない 小さな物語が羅列されていくだけだ それが俺の目的です 全体を統合する物語が生まれない選択ですかね 

やたらめったら 無名の人に当たるというのが俺おこなってる行動図です


 30分 34秒  次のページへ