いろんな事情
<病気事情>
ミルのカルテ6: そして再発 穏やかな道程(再発後〜2ヶ月)
ミルが病気になってわかるけど、病気になる前からわかっていたけど、
ホントに今まで健康で丈夫に育ってくれて、私を困らせるコトってホントになかったなぁ・・と思う(^^)
これまで沢山のしあわせをくれたけれど、今また、もっとしあわせを味わっている。
困るといえば困るコトあるし、心配も不安も日々溢れているけど、命を看取るってこういう道なのかなぁ・・・
もっともっとずっと介護をしていたい。そう思わせるとっても可愛い愛おしい命がここにある。
だから、最期の宇宙までは、ずっとミルのために・・・・・・・・・
与えてくれたモノには応えきれないけれど、それでもずっとミルのために日々勉強!
少しでもミルが穏やかでいるために・・・・・・受けるしあわせに恩返し少しずつ・・・・・・・・・・・・・・・・
出てくれるとうれしい♪〜ウンチの時間
便秘も下痢も苦しいね。普通に出てくれると嬉しい。
下痢はミルの体力も心配になるし体中が汚れたりするけれど、強制給仕とか水分補給とか手だてが思い浮かぶ。
便秘は・・・
ナンでもなければ毛球症か?鬱帯か?と思うところだけれど、再発部位が腹部なだけに、もしも消化器系に噛んでいたら・・・とか不吉なことも思うので・・・・
マッサージも探りながら静かにゆっくり行う。つまっているだけならいいけれど、道が閉ざされていたらかえって苦しいだろう・・
あまり気持ちいい画像でもないので、気分を害する方がいたらスミマセン。
でも、異常な時しか異常を知る手はないので、こんなんがありますと言う情報として。。。
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↑上の画像は以前腹痛を起こしたときに出した粘液便。軟便ではなくてカエルの卵のように便に粘液が絡まって出てきた。
←今回の便秘はその粘液の水分すら吸収されたのか、非常に粘調度が強く容易に切れないほどに絡みついていて、自力で排泄できない状態だった。 |
さすがに24時間一個も出なかったときは、もう相当な状態だとおもった。
食べなきゃ出ないと言う法則から、押し出し方式と言う手もあるけど、もしもイレウス(腸閉塞)でも起こしていたら・・・・
病院へ相談の電話をする。
やはり強制給仕をしてみたらと言われる。もしも、消化器官に閉塞が起きていたら?と相談してみるが・・・・
でも転移の先は解らない・・解らないねと獣医と話す。でもきっと大丈夫だよと、根拠もなく言う。生きててよかったと。。
手元にある整腸剤を投与してみる。とにかく希望を見つめて時間の許す限りはミルの全身マッサージをする。
特に、頑張っている上半身をマッサージしてあげると、ホントに気持ちよさそう(^^)
そして、お腹を念入りに、やさしくマッサージし続ける。出るか?どうか・・・・・
3日ぶりに出た便は、紐のように粘調度の高い粘液に絡まって出てきた。びっくり!!だけど出た!!!
一瞬「虫」か?と思うほど、しろ〜い(画像は変色後)粘液がひも状に糞よりも沢山糞に絡まって出てきたから、魚ギョッとした(^^;;;
その後もしばらく苦しんで、何度か粘液と一緒に排泄された。その後粘液の混じらない軟便が出るのに一日位かかった。
勉強になるなぁ。。。
これだけ出なければ、もうダメだろうとさすがにショボくれたけど、この粘液が出きってからの状態はすこぶる順調なんですけど・・・
アレ?(笑)
ミルが穏やかになるだろうと思うことは、諦めずに続けていく。ずーーーっと付きっきりでマッサージして良かった(^^)
つまらないとうれしい♪〜おしっこの時間
前回、圧迫排尿のやり方を記録しました。さて、そのご・・・
排尿介助を始めてヒト月経ちました。早いなぁ〜〜〜そして、今もできることが嬉しい。
排尿日記も続いてる。三日坊主の私がだよ(笑)
まず一日の回数について。
ヒト月経つと、2時間毎やっている方の理想も、1〜3回/dayでいいと言ってくれた医学的な必須も理解できてきました。
膀胱容量を超えると、当然ながら尿漏れし、身体を濡らしてしまうと言うことが起こるので、その前に搾ってあげたいですよね。
けれども、膀胱筋は伸びるので、次第に膀胱容量も増えていきます。
また、搾らなければ出なかったミルですが、徐々に麻痺が進行しているのでしょう。
抱き上げるだけで出るようになりました。それがたとえ10gでも。そして、尿漏れ(失禁)は一切なくなりました。
ミルの下半身は、ぺったり床にくっついている状態なので、トイレ姿勢?くらい上体を起こすだけで、オシッコが出てきます。
そのあと圧迫して、残尿がないようにします。
一日に数回、出来るときにやれば大丈夫というありがたいことが理解できてきます。。。。
一日に頻繁に行うことが出来れば、膀胱筋もそれほど伸びず正常に近い状態を維持できるのでしょう。
実際圧迫して尿が出るのなら、頻回に出してあげたくなる気持ちも分かります。
また、食事(水分)摂取によってもちろん尿量がかわるので、時間があいても少ない時もあれば、短時間でもたっぷりの時もあります。
私も、一日ミルの側にいられるときは、食事状況を見ながら3時間毎くらいで様子を見たりします。
圧迫しなくても出るようになってからは、1時間後でも抱き上げるとちょろっと出ます。
まだ尿漏れがあった頃は、頻回にチェックできる時間は野菜(水分)重視で与え、時間があいてしまうような時はペレット&牧草で。
と、意識して水分調整を・・・したい・・するぞ・・・と思ったけど・・・・(^^;;;;
病気が病気なだけに、食欲ストップの日が多々あり・・・ 食べたいときに食べたいモノを食べて頂くしかありません(;^^A
そのための尿汚染は、頑張って綺麗にするぞと俄然ファイトが湧きます(笑)
ただ、ミルはこの排尿作業が大っキライ!!!一目散に逃げます。
そんなうさぎの心境を理解して、飼い主にもうさぎにも負担が少ないように計画すれば良いことだと思います。
何時間毎という概念にとらわれないで欲しいという結論だな〜〜
いろんなケースがあるでしょうから(麻痺状態・生活状況・個体の性格・エトセトラ)慌てないで焦らないで自分スタイルを探していきましょう。
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ミルのオシッコは乳白色。カルシウムが溶け込んでいますが、異常ではありません。
水分量が多いときは、透明な尿排泄もあります。
それを一日、沈殿させてみました。
混濁が強いときは、排尿させるとき抵抗があり痛そうです・・
透明部分は、時間経過と共に褐色化していますが、実際はもっとキレイです。 |
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再攪拌すると、カルシウムは容易に熔け出しますが、底に落ちている砂状のモノは全く動きません。これが石の基と思われます。シュウ酸と結合しているんですね。
オシッコをしたときも、この砂状のモノはすぐ沈殿します。 |
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一日で、ペットリ粘土のようにくっついて泥状です。意外と石は簡単に作られてしまうのかも?????(^^;;
けれど、最近結石を抱えるうさぎが減ってきたそうです。それは、改良されたフードに由来されているとも言われています。ありがたいですね(^^)
食生活だけは、言い訳無用飼い主の責任100%! 頑張りましょう!
参考所 |
食べてくれるとうれしい♪〜給食の時間
病気なんだから、突然食べなくなったって不思議はない。
でも〜〜 さっきまで食べていたのに・・・ なぜ?といつも思う(笑)
食欲ストップと下痢。食欲ゼロと便秘。まぁ、どちらかがセットになってるけど・・・・・・(^^;;
ペレット&牧草で生きてきたミルちん。いままでママは楽勝でした。
でも、病気後早々にペレットを食べなくなり、早々に牧草を食べなくなり・・・・
そしてビワの葉も全滅の食欲ナシ!にはまいったね(^^;;; 唯一目先を変えられる野菜攻防戦でミルと我慢対決です!
食事無視に対して試した野菜をカルシウム含有量(/100g)が低い順に並べてみました(野菜の便利帳/高橋書店より)・・・が・・・
個人的にはあまり気にしていません(^^;;;(↑上で何か書いてなかったか???おいっ)
ただ、確実に日々混濁尿の状態を見るので、実態を知っておく必要はあるかなと思い、仕方なく勉強しました。遅い!(;^^A
トマト
Ca 7mg |
コリアンダー(パクチー)
Ca 16mg |
ニンジン
Ca 28mg |
せり
Ca 34mg |
ブロッコリー
Ca 38mg |
セロリ
Ca 39mg |
キャベツ
Ca 43mg |
あしたば
Ca 65mg |
春菊
Ca 120mg |
ルッコラ(ロケット)
Ca 170mg |
大葉
Ca 230mg |
バジル
Ca 240mg |
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なぜ私があまり気にしないかというと・・・
要は、ナンでもバランスと適量・・と言うことで、大抵の説明が付いてしまうのでは・・
と勝手なことを言って片づけてしまうただの面倒くさがりやにすぎません(汗)真面目な人には参考にならなくてスミマセン。
けれど、こういう比較モノは、どれも同量100gの成分であって一回量の成分比較ではないんですよね。ビタミンでもナンでもそうですけど。たとえば・・
表だけ見れば、大葉はすごくカルシウムが多いように思いますが、大葉100gって言ったらいったい何枚??そう思えば、一枚くらい微々たるモンです(^^;;
そんな感じに、一回量を想像してみると、また見方が変わってくると思います。
似たような葉モノは比較がしやすいので、バジルをあげるんなら、あしたばの方がいいかなって感じでおべんきょしました(^^)
普段、もちろんニンジン大好きなミルですが、コリアンダー・あしたば・セロリは最後の砦って感じです(笑)そしてセリも隠し球かな?
大葉は食べなかったけれど、それ以外は食欲不振時の選択肢です。
カルシウムを気にしつつも、野菜の良いところは充分な水分が取れると言うことですね。→参考所1 参考所2
野菜を推奨する気持ちもとってもよくわかります(^^;;
あ、それから、カルシウムを便中から排泄するためにはシュウ酸が必要です。
大抵の食物には含まれていますが、そう言う意味で少量ならほうれん草も与えて良いと言う意見もあるようです。
ナンでも“絶対”と言うことは、なかなかあり得ませんね・・・
それからそれから、検索していくと、かなり情報に差があることも解ります。
同じ様な情報は同じ様なところをリンクしていますし・・・
だから、旬のモノをバランス良く適量!!ってことでまとめ!
さらにさらに、生のビワの葉や葉の裏の毛は絶対食べさせないでとありましたが(^^;;→参考所3
参考書はあくまで参考。実体験と経験はナニにも代え難い財産ですね。個性を把握してそれぞれ生かしていきましょう。
野菜を食べてくれれば、それはそれで嬉しいのですが、なんたって野菜は美味しいので、ペレットや牧草を食べなくなるのが心配です。
まぁ、ペレットと野菜はどちらを主体にするかと言うことですが、牧草は食べて欲しい・・・
ま、それもこれも・・・
なんたって、病気のミルちんなので(笑)とにかく食べてくれればナンでもいーよ(^^;;;
歯が伸びたり尿結石が出来るほどもう長生きできないだろうし・・・・って、獣医からも言われてるし(^^;;;
こういうコトって難しいね・・・・ ナンでもいいと思うけど、生きているウチに石が出来たら痛いじゃないかっ・・・・・(^^;
ナンでも食べるのなら選別を・・食べないのなら食べるモノを・・全くダメならバランスを考えた強制給仕を・・・
強制給仕は一回だけしましたが、一日量を食べさせようと思うと、無茶大変(^^;;;;; 良かった、回復してくれて(;^^A
たのしいうれしい♪〜放課後の時間
三日三晩の便秘と食欲ゼロの状態は、イヤでも覚悟の時でした。
気持ちは穏やかにミルのぬくもりを感じていましたが、心のままに涙も流しました。が・・・・
うーーーーーーん・・・ うさぎってホント解らない(^^;;; 便秘解消後はなぜか無茶元気♪
信じられないことに、ペレットを食べる!(手術後ペレットは殆ど食べてくれなかった・・・)
しかも、朝晩待つ勢い!そして牧草を食べる。さすがのAPD(アメリカンペットダイナー)!!毎日完食!!!
こんなミル、手術後見たことないぞっ!!ミラクルと言う言葉を越えている!!
予行演習をさせてもらったのかな????ふーーーーむ・・・・
とにかく、もうすぐ満開という桜を待つことは出来ない・・やっぱり無理だ・・イヤだ・・約束したのに・・・
と、センチメンタルな私の横で、バリバリ健康的な音を出してるミル。そして、キラキラ輝く瞳健在!その命の力にまた涙する。。。。
そっか、余裕で間に合うか(^^)じゃ、お花見しなくっちゃね(^^)
ママはミルのためにジャンプした。何度も何度もジャンプした!
よそ様の桜じゃ泥棒になっちゃう。職場の桜なら、死んだボスも許してくれる。ところが低い枝がないっ!!!
こう見えても、中学の頃はバレー部だったんだっ!(いったいいつの時代の話を・・(^^;;;)
おかしい、このくらい届くはずっ!(・・てか、むりでしょ・・)
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ミルただいまっ!桜の枝を持って花びらひとつ散らないように・・ ミルっ!一緒にお花見だよ!綺麗だね! |
かわいそう・・・
それは、ミルの背負った経過を思いやっての言葉ではなく、今課せられた人為的重圧を非難した言葉だった。
生きててどうするの?かわいそうに・・安楽死を推奨するよ・・・
気持ちも解るし、私もかなり昔から安楽死ではないけれど、癌患者末期における尊厳死推奨派である(もちろん多々法的条件基)
これまでも、もしも自分だったら・・
と何度も思い疑似体験を繰り返してきた。
自分のことは意外とどうでもいいと思うモノである。
死んだ後のコトなんてなおさらそうかも知れない。
これが大切な人となれば、がらりと変わる。
なにもしなくていい。。いてくれるだけでいい。。。。
でも、本人は死にたいのかもね(^^;;
少なくとも・・・
私がしあわせと言うことは、ミルには生きている意味がある!
生きている意味があるならば、不幸ではないんじゃないかな・・・・
苦しみに侵されていなければ
お目眼がキラキラしているウチは
生きていてもいいんじゃないかな・・・
確かに、冷静に気持ちは理解できるけれども、
実際そう言われたことはかなりきつかった。
それは紛れもなく人が、私が、作り上げてきた状況だからだ・・・・・・・・・・・・・・・・
今年はあの強風狂い吹き荒ぶ中、桜は耐えた。耐えたアトの桜は美しかった。
ミルを連れて病院へ行った。元気でなければもう連れて来れない。生存報告。。。。
元気だし、綺麗だねと言ってもらった。美味しい薬を出してもらった。
ミルは悲惨だと思いますか?可愛そう???
そうは思わないと言ってくれただけで診療価値があったかも知れない。
生きていることを喜んでくれる人が、今はうれしい・・・・・・
今年のこの桜のように、荒波に揉まれ試練をくぐり抜けたミルは今、最高に咲き誇っている。
どうして食べるんだろうね・・と獣医と首を傾げた(笑) とても癌に冒されているとは思えない。下半身完全麻痺によって吹っ切れたのかもねと、あまり医者らしくない言葉がすんなり入り込む。
桜はこの数日で力一杯咲き誇り、そしてはらはらはらはらこれまた美しい散り際を見せてくれるだろう。
ミルも桜のようにいつかはらはらと散り逝くまでは、生を惜しみなく咲き誇って満開に暮らして欲しい。その散り際をしっかり受け止めて一緒に初の宇宙を受け入れるから・・・・・・
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桜見た!キレイだったよ(^^)
お外の空気も美味しかった♪ |
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行き着いた穏やかな生活が、これまでの道程を讃えてくれている。
ミルから沢山のことを学んでいる。
闘病は、人畜問わず「命」というモノの力強さを弱さを苦しさを逞しさを
そして不思議な力を見せてくれる。
ミルの命をけして無駄にしないよ
もっともっと不思議を見せて
奇跡を見せて・・・
うさぎの宇宙を見せて・・・・・・・・
←新たなる試練 ←人知届かぬところ ←楽しい二人三脚
これまでの長い長い長い間ミルを応援して下さってありがとうございました。
この先はミルとラン子の生き方を理解して下さる方のみ歓迎します。
じゃないと、読んでも苦しいだけですよ、きっと・・・・
しあわせの合併症→
Introduction
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