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作:UEHA(no.3)
(第17回)
☆☆☆☆☆☆☆
「馬謖、どうした。馬謖よ! 馬謖 」
諸葛亮は、泣いて馬謖を切ったのだった。その儚さに心打たれた諸葛亮はタマネギとまな板を切るのをやめ、墓前にひれ伏し、世界征服を心に誓うのだった。
「馬謖よ、天国で見守っていろ。この諸葛亮は、世界を我がものにしてみせるぞ。この馬謖を、罪のない馬謖を失わせるようなこの世界を我がものにして、悲しみの根源と戦ってみせようぞ。 そうしたら、このトリカブト入りの朱毒酒で、私もお前のところにいくからな」
諸葛亮はガラス瓶に入った真っ赤な酒を墓の前で天に掲げた。
そして、諸葛亮は中国で軍を起こした、諸葛亮の軍は少数ながらも、その天才の頭脳からくり出されるさまざまな奇計によって領土を増し、その軍の数も増えていった。
やがてそれは、中華人民政府を脅かすものになった。
「どうするあるか」
と、中華人民政府の書記長。
「うーん。困ったな。あるな」
と、中華人民政府の事務次官。
「そうだ、日本やアメリカに頼んでみてはどうだろうか」
と、日本の中国大使館館長。
「そうだ、そうだ」
「そうだ。そうだ。そうしよう」
「では、そのように連絡してくれ」
「あい、分かり申した」
日本の中国大使館館長は電話のダイヤルを急いでまわした。
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